AOMEI Backupperでパーティションクローンを作成する方法
AOMEI Backupperは、ディスク全体ではなく単一のパーティションをクローンする機能を提供します。たとえば、同じドライブ上の(C:)パーティションを(D:)にクローンしたり、(E:)パーティションを別のディスクにクローンしたりすることができます。
この機能は、ディスク全体ではなく特定のパーティションだけを別の場所にクローンしたい場合に便利です。
Windows 10でパーティションクローンを作成する方法
パーティションクローンの前提条件
1. まず、クローン先となるドライブ(HDDまたはSSD)を現在使用しているWindows 10パソコンに接続します。選択したドライブがシステムパーティションを格納できる十分な容量を持っていることを確認してください。ノートパソコンの場合は、外付けディスクケースまたはUSB-SATAケーブルを使用する必要があります。
2. 次に、このソフトウェアをダウンロードしてパソコンにインストールします。Windows 11/10/8.1/8/7に対応しています。Windows Serverで使用する場合は、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。
パーティションをクローンする手順の詳細
ステップ 1. 左側の「クローン」タブを選択し、「パーティションクローン」をクリックします。
ステップ 2. クローンしたいソースパーティションまたはボリュームを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 目的のディスク上の未割り当て領域、または既存のパーティションをターゲットパーティションとして選択し、「次へ」をクリックします。
ヒント:ターゲットパーティションまたはボリュームはフォーマットされ、既存のデータはすべて上書きされます。重要なファイルは事前にバックアップしてください。
ステップ 4. ソースパーティションとターゲットパーティションを確認します。また、詳細設定を行うこともできます。
①.パーティションを編集:ドライブ文字を割り当て、パーティションタイプをプライマリまたは論理に設定できます。グラフィカルなパーティションバーをドラッグして、パーティションのサイズや位置を変更することも可能です。この機能はPro版で利用できます。
②.セクター単位のクローン:使用中かどうかにかかわらず、ソースパーティション上のすべてのセクターをターゲットパーティションにコピーします。ターゲットドライブまたはパーティションのサイズは、ソースパーティションと同じかそれ以上である必要があります。「パーテイションを編集」と同時に使えません。
③.SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDの場合、このオプションを選択することをおすすめします。SSDの性能を最適化できます。
ステップ 5. 最後に問題なければ「開始」をクリックします。処理が完了するまで待ち、「はい」をクリックします。クローンの処理時間は、ソースパーティションのサイズによって数時間かかる場合があります。
詳細については、「パーティション/ボリュームをクローンする方法」をご参照ください。
注意:
1. ソースパーティションをターゲットパーティションとして選択することはできません。
2. ターゲットパーティションに重要なデータが含まれている場合は、クローンを実行する前に必ずバックアップを取ってください。バックアップを取らない場合、そのデータは失われます。
3. ターゲットパーティションが他のプログラムやアプリケーションによってロックされている場合、AOMEI Backupperはコンピュータの再起動を要求し、再起動モードでパーティションクローンを実行します。
4. 暗号化されたパーティションやNTFS/FAT32以外のパーティションについては、デフォルトで「セクター単位のクローン」を使用します。
5. パーティションクローンでは、ダイナミックディスク上のダイナミックボリュームをベーシックディスクにのみクローンできます。
結論
パーティションクローンは、データ管理、システム保守、緊急時の復旧において非常に重要な役割を果たします。データバックアップ、システム移行、テスト環境の構築などを、便利で迅速かつ信頼性の高い方法で実現できるため、データ保護やシステム管理の効率を大幅に向上させます。