バックアップスキームとは?

AOMEI Backupperのバックアップスキーム(バックアップディスク領域の管理、バックアップ計画などとも呼ばれている)機能は、設定されている値に基づいて、不要になったイメージファイルを自動的に削除して、バックアップに使用するディスク領域を管理したり、節約したりします。

バックアップスキームをオンにする方法?

一般的に、AOMEI Backupperの「バックアップスキーム」機能を有効にするには:

●方法1:「バックアップ」タブをクリックしてバックアップ種類、バックアップ元、バックアップ先を選択した後に「スキーム」をクリックして有効にすることができます。

スキーム

●方法2:「ホーム」タブをクリックして作成済みのバックアップタスクを1つ選択した後に「バックアップを編集」→「スキーム」をクリックして有効にすることができます。

バックアップを編集

バックアップスキームについての詳細情報

AOMEI Backupperは、「差分バックアップスキーム」「増分バックアップスキーム」「フルバックアップスキーム」「スペース管理スキーム」「他のバックアップスキーム」5つのバックアップスキームを提供しています。

バックアップスキーム

差分バックアップスキーム

差分バックアップは、初回にフルバックアップを行い、2回目以降は基準となるフルバックアップから変更されたファイルのみをバックアップします。

1.常に保持したいバックアップ数を設定します。バックアップイメージファイルの数は、設定された値を超えると、古いバックアップイメージが自動的に削除されます。

2.差分バックアップスキームの場合、バックアップ数は設定された値を超えると、まずは差分バックアップそしてフルバックアップを削除します。

※例:保持するバックアップ数を「3」に設定

FULL(オリジナルのフルバックアップ)→FULL1→DIFF1→DIFF2→FULL2(DIFF1を削除)→DIFF3 (DIFF2を削除)→DIFF4(FULL1を削除)→FULL2(DIFF3を削除)

上記のように、「差分バックアップスキーム」で保持するバックアップ数を「3」に設定するなら、常に保持するオリジナルのフルバックアップ(FULL)が作成された後、フルバックアップ(FULL1)→差分バックアップ(DIFF1)→差分バックアップ(DIFF2)が作成されます。ここまでバックアップ数は既に「3」になっています。この3つのバックアップ(1つのフルバックアップ及び2つの差分バックアップ)は1つのバックアップグループになっています。

次は、新しいバックアップグループの作成が開始します。しかし、次のフルバックアップ(FULL2)が作成されたら「3」を超えるでしょう。最大3つのバックアップのみ保持できるため、まずはDIFF1が自動で削除されます。次の差分バックアップ(DIFF3)が作成されたら、DIFF2が自動で削除され、差分バックアップ(DIFF4)が作成されたら、FULL1が自動で削除されます。

★上記のような状況に「スキームを適用する前にフルバックアップを作成して常に保持します。」というオプションがデフォルトで選択されます。もしこのオプションを選択しないなら、プロセスはFULL1→DIFF1→DIFF2→FULL2(DIFF1を削除)→DIFF3 (DIFF2を削除)→DIFF4(FULL1を削除)→FULL2(DIFF3を削除)になります。

※注:保持できる最小のバックアップ数は2で、保持できる最大のバックアップ数は100です。

増分バックアップスキーム

増分バックアップは、初回にフルバックアップを行い、2回目はフルバックアップから変更されたファイルのみ、3回目は2回目の増分バックアップから変更されたファイルのみバックアップします。

1.常に最新のバックアップグループを保持します。グループごとに保持したい最大バックアップ数を設定します。

2.設定された値に基づいて、フルバックアップと増分バックアップが作成されます。新しいバックアップグループが作成されたら、以前のバックアップグループ全体が自動で削除されます。

※例:グループごとに保持するバックアップ数を「3」に設定

FULL(オリジナルのフルバックアップ)→FULL1→INC1→INC2→FULL2→INC3→INC4(FULL1、INC1、INC2を削除)→FULL3→INC5→INC6(FULL2、INC3、INC4を削除)

上記のように、「増分バックアップスキーム」でグループごとに保持するバックアップ数を「3」に設定するなら、常に保持するオリジナルのフルバックアップ(FULL)が作成された後、フルバックアップ(FULL1)→増分バックアップ(INC1)→増分バックアップ(INC2)が作成されます。ここまで、このバックアップグループには既に3つのバックアップ(1つのフルバックアップ及び2つの増分バックアップ)が含まれています。

次は、新しいバックアップグループの作成が開始します。フルバックアップ(FULL2)→増分バックアップ(INC3)→増分バックアップ(INC4)が作成されます。このバックアップグループには3つのバックアップが作成されたら、古いバックアップグループ全体(FULL1、INC1、INC2)がすぐに自動で削除されます。

★上記のような状況に「スキームを適用する前にフルバックアップを作成して常に保持します。」というオプションがデフォルトで選択されます。もしこのオプションを選択しないなら、プロセスはFULL1→INC1→INC2→FULL2→INC3→INC4(FULL1、INC1、INC2を削除)→FULL3→INC5→INC6(FULL2、INC3、INC4を削除)になります。

注:保持できる最小のバックアップ数は2で、保持できる最大のバックアップ数は100です。

フルバックアップスキーム

フルバックアップは、選択したディスク、または選択したファイル、フォルダーをすべてバックアップします。

1.常に保持したいバックアップ数を設定します。バックアップイメージファイルの数は、設定された値を超えると、古いバックアップイメージが自動的に削除されます。

2.フルバックアップスキームの場合、作成されたフルバックアップの数は、指定された値に達すると、プログラムが自動的に古いフルバックアップのイメージファイルを削除します。

※例:保持するバックアップ数を「3」に設定

FULL(オリジナルのフルバックアップ)→FULL1→FULL2→FULL3→FULL4(FULL1を削除)→FULL5(FULL2を削除)→FULL6は(FULL3を削除)→FULL7(FULL4を削除)

上記のように、「フルバックアップスキーム」で保持するバックアップ数を「3」に設定するなら、常に保持するオリジナルのフルバックアップ(FULL)が作成された後、フルバックアップ(FULL1)→フルバックアップ(FULL2)→フルバックアップ(FULL3)が作成されます。ここまで、既に3つのフルバックアップを持っています。

次のフルバックアップ(FULL4)が作成されたら、持っているバックアップ数が「3」を超えたため、最も古いフルバックアップ(FULL1)が自動で削除されます。フルバックアップ(FULL5)が作成されたら、フルバックアップ(FULL2)が自動で削除されます。つまり、最大3つのフルバックアップだけを保持することができます。

★上記のような状況に「スキームを適用する前にフルバックアップを作成して常に保持します。」というオプションがデフォルトで選択されます。もしこのオプションを選択しないなら、プロセスはFULL1→FULL2→FULL3→FULL4(FULL1を削除)→FULL5(FULL2を削除)→FULL6は(FULL3を削除)→FULL7(FULL4を削除)になります。

注:保持できる最小のバックアップ数は1で、保持できる最大のバックアップ数は10です。

スペース管理スキーム

1.これは差分バックアップスキームに基づいたバックアップスキームです。バックアップに使用するディスク領域をうまく管理したり、節約するのに役立ちます。新しいバックアップを保存するための空き容量を確保することができます。

2.グループごとに保持したい最大バックアップ数を設定します。バックアップファイルの数は、設定された値を超えると同時にディスクの空き容量が不足している場合には、古いバックアップ(差分バックアップスキームと同様にまずは差分バックアップそしてフルバックアップ)が自動的に削除されます。

※例:グループごとに保持するバックアップ数を「3」に設定

FULL(オリジナルのフルバックアップ)→FULL1→DIFF1→DIFF2→FULL2→DIFF3→DIFF4→FULL3 (FULL3を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF1を削除)→DIFF5(DIFF5を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF2を削除)→DIFF6(DIFF6を作成するのに十分なスペースがないので、FULL1を削除)→FULL4(FULL4を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF3を削除)

上記のように、「スペース管理スキーム」でグループごとに保持するバックアップ数を「3」に設定するなら、常に保持するオリジナルのフルバックアップ(FULL)が作成された後、フルバックアップ(FULL1)→差分バックアップ(DIFF1)→差分バックアップ(DIFF2)が作成されます。この3つのバックアップ(1つのフルバックアップ及び2つの差分バックアップ)は1つのバックアップグループになっています。

次は、新しいバックアップグループの作成が開始します。フルバックアップ(FULL2)→差分バックアップ(DIFF3)→差分バックアップ(DIFF4)が作成されます。バックアップの数は「3」を超えていますが、新しいバックアップを保存するのに十分な容量があるため、3番目のバックアップグループの作成も開始します。

しかし、フルバックアップ(FULL3)が作成される時、プログラムはFULL3を作成するのに十分なスペースがないことを検出する(ここまで、バックアップ数は既に「3」に達する)ため、まずはDIFF1が自動で削除されます。そして、差分バックアップ(DIFF5)を作成するのに十分なスペースがないことが検出されるため、DIFF2が自動で削除されます。差分バックアップ(DIFF6)を作成するのに十分なスペースがないことが検出されるため、FULL1が自動で削除されます。

★上記のような状況に「スキームを適用する前にフルバックアップを作成して常に保持します。」というオプションがデフォルトで選択されます。もしこのオプションを選択しないなら、プロセスはFULL1→DIFF1→DIFF2→FULL2→DIFF3→DIFF4→FULL3 (FULL3を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF1を削除)→DIFF5(DIFF5を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF2を削除)→DIFF6(DIFF6を作成するのに十分なスペースがないので、FULL1を削除)→FULL4(FULL4を作成するのに十分なスペースがないので、DIFF3を削除)になります。

他のバックアップスキーム

前が述べたバックアップスキームのほか、ここではバックアップを自動的に削除する2つの方式を提供しています。バックアップディスク領域をうまく管理し、節約することができます。

◎増分バックアップサイクルの設定

初回にフルバックアップが作成されます。その後、常に増分バックアップが作成されます。次のサイクルで新しいフルバックアップが作成されると、全ての古いバックアップが自動で削除されます。

◎グループごとに保持するバックアップ数の設定

設定された値に基づいて、フルバックアップと増分バックアップが作成されます。次のバックアップグループのフルバックアップが作成されると、古いバックアップグループの全てのバックアップが自動で削除されます。

FULL(オリジナルのフルバックアップ)→FULL1→INC1→INC2→FULL2(FULL1、INC1及びINC2を削除)→INC3→INC4→FULL3(FULL2、INC3及びINC4を削除)

グループごとに保持するバックアップ数を「3」に設定する場合、常に保持するオリジナルのフルバックアップ(FULL)が作成された後、フルバックアップ(FULL1)→増分バックアップ(INC1)→増分バックアップ(INC2)が作成されます。ここまで、このバックアップグループには既に3つのバックアップ(1つのフルバックアップ及び2つの増分バックアップ)が含まれています。

次は、新しいバックアップグループの作成が開始します。フルバックアップ(FULL2)が作成されたら、前のバックアップグループのバックアップ(FULL1、INC1及びINC2)が全て削除されます。このバックアップグループの作成が完了した後、次のバックアップグループの作成が開始します。フルバックアップ(FULL3)が作成されたら、前のバックアップグループのバックアップ(FULL2、INC3及びINC4)が全て削除されます。

※注意事項

●「バックアップを編集」→「スキーム」を通して「バックアップスキーム」機能を有効にする前にいくつかのバックアップ(Full、INC、DIF)をすでに作成した場合、それらのバックアップファイルはスキームによって削除されません。

●「スケジュール」オプションで設定したバックアップ方法と「スキーム」オプションで選択したバックアップ方法が違っている場合、「スキーム」通りにバックアップを実行します。例えば、増分バックアップスケジュールを設定しますが、差分バックアップスキームを選択する場合、AOMEI Backupperはタスクを差分バックアップとして実行します。

●前に設定したバックアップスキームにより一部のバックアップを実行した後、バックアップスキームを変更した(例えば、増分バックアップスキームを差分バックアップスキームに変えた)場合、AOMEI Backupperは新しいスキームを使用してバックアップキューを再起動します。以前のバックアップスキームにより作成されたバックアップファイルが削除されません。

●「スペース管理スキーム」で、ディスクの空き容量が不足していますが、設定した「グループごとに保持するバックアップ数」に達していない場合、AOMEI Backupperは古いバックアップファイルを削除しません。そうすると、容量を解放できないので、1つのグループのバックアップを保存するのに十分な空き容量を確保してください。