Windows AIK/ADKとは?

マイクロソフトによりますと:

●Windows AIK(自動インストールキット)はWindowsオペレーティングシステムの構成と展開に役立つツールとドキュメントをまとめたものです。Windows AIKを使用することで、Windowsの自動インストール、DISMを使用したイメージの構成と変更、Windows PEイメージの作成などを実行できます。

●Windows ADK(アセスメント&デプロイメントキット)には、Windowsオペレーティングシステムのカスタマイズ、評価、新しいコンピューターへの展開に使うことができるツールが用意されています。Windows ADKではWindows PE(Windowsプレインストール環境)、VAMT(ボリューム ライセンス認証管理ツール)などのような機能を使用できます。

実は、現在のWindows AIK/ADKに含まれている主力ツール中でも、Windows PEは恐らく最も重要なツールだと思います。

Win PEを作るには、Windows AIK/ADKがインストールされている必要があります。昔のWindows(例えば、Windows 7/XP)にはWindows AIKをインストールしますが、Windows 8以降のOS(例えば、Windows10)にWindows ADKをインストールする必要があります。

※補足:「Windows PE」とは、コンピューターでWindowsのインストールと操作を行えるように準備するための最小限のオペレーティング システムです。緊急時に用いるWindows環境として重宝します。たとえば、ハードディスクからWindowsが起動しなくても、CDからWindows PEを起動して復旧を試みることができます。

Windows AIKのダウンロードとインストール方法は?

上述のように、起動環境およびPreBoot環境を作成するために、システムと同じバージョンをベースにしたWindows AIKまたはWindows ADKをダウンロード、インストールしてください。ここでは、Windows AIKを例として、Windows ADK、Windows AIKのダウンロード、インストール方法をご紹介します。

Windows AIKのダウンロード

ご使用のOSが、Windows 7/Vista/XP、Windows Server 2003の場合は、次からWindows AIKをダウンロードしてください。

Windows自動インストールキット(Windows AIK)
ファイル名 プラットホーム サイズ リンク
KB3AIK_JA.iso Windows Server 2000、2003、2008(R2)、Windows Home Server 2011、Windows Small Business Server 2003、2008、2011、それにWindows 7、Vista、XP、2000(32ビット&64ビット) 1.6GB
1.2GB
Microsoftからダウンロード:
Windows 7用のAIK
Windows Vista SP1およびWindows Server 2008用のAIK

手順 1. ご使用のWebブラウザーからWindows AIKのダウンロードページ(マイクロソフト社)にアクセスします。

手順 2. 「ダウンロード」ボタンをクリックします。画面下に表示される通知バーの「保存」プルダウンリストから「名前を付けて保存」をクリックし、Windows AIKを任意の場所に保存します。

※注:「保存」をクリックした場合は、C:\Users\(ユーザ名)\Downloadsにダウンロードしたファイルが保存されます。

Windows AIKのインストール

Windows AIKを無事にダウンロードできたら、サードパーティ製ツールを利用してISOファイルをDVDに書き込み、DVDからWindows AIKをインストールする必要があります。以下の手順に従ってWindows AIKのインストールを実施してください。

手順 1. ダウンロードしたファイルをDVDに書き込むために、ISOイメージの書き込みに対応したライティングソフト「Magic ISO Maker(MagicISO)」を使用してください。

※補足:MagicISOはCD/DVDのイメージファイル編集ツールであり、ISOファイルの作成/編集/抽出ができます。すべてのWindowsオペレーティングシステムに適用されます。MagicISOをこちら(リンク1またはリンク2)からダウンロード、インストールできます。

手順 2. 次の画像に示すように、Windows AIK ISOを右クリック→MagicISOを選択→Mount KB3AIK_JA.iso→ISOファイルが保存されるパスをクリックします。

手順 3. その後、ポップアップウィンドウで「StartCD.exeの実行」を選択します。それから、セットアップウィザードの指示に従ってWindows AIKのインストールを完成させます。

※ヒント:Windows ADKをダウンロード、インストールする方法はほぼ同じです。ご使用のOSが、Winodws 10/8.1/8、Windows Server 2016/2012(R2)/2008(R2)の場合は、Windows PEブータブルディスクを作成するためにこちらからWindows ADKをダウンロードしてください。Windows ADKダウンロードの概要については、この記事を参照してください。

あとがき

ご存知のように、Windows PEはMicrosoftから一般に配布されているものではないので、Windows PE起動ディスクが欲しい場合には、ユーザー側で作成する必要があります。そのためのツールは、Windows AIK/ADKとしてMicrosoftより配布されています。そのダウンロード&インストール方法は上ですでに述べました。

でも、Windows ADK、Windows AIKからWindows PEのブータブルディスク(CD/DVD、USBメモリなど)を作成する手順は、ややこしくて面倒なんです。そこで、これらの操作を全自動で行ってくれる「AOMEI Backupper」というソフトがあります。詳細については「Windows PE&Linuxのブータブルディスクの作成方法」ページを参照してください。

AOMEI BackupperはWindows PEブータブルディスクを自動で作成します。必要となるWindows AIK/ADKでさえ、自動でダウンロードしてしまいます。ごく簡単な操作で、Windows PE起動ディスクが作れるようになっています。

※注意点:Windows 10バージョン1809以降、Windows PEはADKとは別にリリースされます。Windows PEをWindows ADKのインストールに追加するには、Windows PEアドオンをダウンロードして、含まれているインストーラーをADKのインストール後に実行します。ということで、Windows 10 1809以降は「Windows ADK」と「Windows ADK用のWindows PEアドオン」の両方をインストールする必要があります。