ユーザー事例
どうやって「Inaccessible Boot Device」エラーを修復しますか?
Windows 10といくつかのプログラムが入っている120GBのSSDを、新しい1TBのNVMe M.2 SSDにアップグレードしようとしています。元のドライブを新しいドライブにクローンしました。クローン作成後、古いドライブを新しいドライブに交換しました。しかし、BIOSのブートメニューで新しいドライブを選択して起動しようとすると、Inaccessible Boot Deviceというブルースクリーンエラーが発生しました。何度か起動すると自動修復モードになりましたが、また解決しません。この問題をデバッグ・修復する方法はありますか?手伝ってほしい、お願いします!
--ユーザーからの質問
Inaccessible Boot Deviceは、コード0x0000007bの典型的なBSOD(Blue Screen of Death)エラーの1つです。簡単に言うと、このメッセージの意味は、ブートデバイスにアクセスできないです。クローンした後に、このエラーが発生すると、クローンしたディスクからWindows 10を正常に起動できず、パソコンのデータにアクセスできなくなります。しかし、クローン作成後に「Inaccessible Boot Device」エラーが発生する原因は何でしょうか?どのように修復すればよいのでしょうか?詳しくはこちらをご覧ください。
Windows 10で「Inaccessible Boot Device」エラーが発生する原因と対処法
このBSODエラーの原因を5つに分けてご説明します。その後は解決策をご紹介します。
1. 起動ドライブの設定が間違っている
間違ったブートデバイスが原因で、「inaccessible boot device」エラーが発生することがあります。コンピュータに複数のハードドライブを搭載している場合は、BIOSにアクセスして、クローンしたハードドライブから起動するように起動順序を変更することをお勧めします。
手順 1. コンピュータを再起動します。起動画面が表示されたら、特定のキー(通常はF2/F8/F12/Del)を押し続け、BIOSセットアップに入ります。
手順 2. 「Boot」を選択し、最初のブートオプションとしてクローンしたハードドライブを選択します。
手順 3. F10を押して保存し、BIOSを終了します。その後、PCを再起動し、正常に起動できるかどうかを確認します。
2. GPT/MBRが競合する
MBRとGPTは2つの異なるパーティションスタイルです。それらのブートモードが異なります。MBRはLegacyブートモードで動作し、GPTはUEFIブートモードで動作します。パーティションスタイルがブートモードに対応していない場合、クローンしたドライブがWindows 10で正常に起動できないという問題も発生します。
ブートモードを変更するには、以下の手順に従ってください:
手順 1. コンピュータを再起動します。起動画面が表示されたら、特定のキー(通常はF2/F8/F12/Del)を押し続け、BIOSセットアップに入ります。
手順 2. 「Boot」タブで「UEFI/BIOS Boot Mode」を選択します。その後、パーティションスタイルに応じて「Legacy」または「UEFI」を選択します。
手順 3. 「F10」を押して、BIOSを保存して終了します。その後、PCを再起動し、正常に起動できるかどうかを確認します。
3. 誤ったディスクをクローンした
間違ったディスク(OSではなくデータディスク)をクローンした場合も、「Inaccessible Boot Device」エラーが発生します。クローンしたディスクにOSが含まれているかどうかを確認してください。OSが含まれていない場合は、OSが含まれているディスクをハードドライブに再度クローンします。
確認方法は次の通りです:
手順 1. クローンしたハードディスクをコンピュータに取り付けます。
手順 2. 元のディスクからコンピュータを再起動します。
手順 3. Windowsのエクスプローラを開き、クローンしたドライブを開きます。
手順 4. そのドライブで「Windows」フォルダを探します。
- これが見つかれば、そのドライブにオペレーティングシステムがインストールされています。「Inaccessible Boot Device」エラーは別の理由で発生するかもしれません。
- もし見つからなければ、おそらく間違ったディスクをクローンしたのでしょう。そして、そのハードドライブに再クローンしなければなりません。
4. ソースディスクに不良セクタがある
ソースディスクに不良セクタがあったり、ウイルスに感染していたりすると、クローンした後に「Inaccessible Boot Device」エラーが起こりやすいです。このBSODエラーを修正するには、CHKDSKユーティリティを実行してみてください。
Windows 10で CHKDSK ユーティリティを実行するには、以下の手順に従ってください:
手順 1. 元のディスクからコンピュータを起動します。
手順 2. 検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
手順 3. そして、「chkdsk c: /f /r」と入力し、「Enter」キーを押します。
手順 4. 次回、システムを再起動した時に、CHKDSKユーティリティーにスキャンを実行させるかどうかを尋ねられます。「y」を入力して「Enter」キーを押します。
手順 5. コンピュータを再起動して、プロセスが完了するまでにしばらく時間がかかります。プロセスが完了したら、Windows 10をハードドライブに再クローンします。
手順 6. その後、クローンしたハードドライブからシステムを再起動します。「Inaccessible Boot Device」エラーが修正されたかどうかを確認します。
5. クローン作成中にシステムが破損した
クローン作成中にシステムが破損し、クローンした後に「Inaccessible Boot Device」エラーが発生すると思われる場合は、システムファイルチェッカーを実行してディスクをチェックし、破損したファイルを修復します。
手順 1. コンピュータが自動的に再起動するまで操作しないでください。修復しようとすると、以下の画面がポップアップします。その後、「詳細オプション」を選択してください。
手順 2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
手順 3. 「コマンド プロンプト」に「sfc /sannow」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
Windowsの最も安全な起動ディスククローン作成ソフトウェア
上記の方法をすべて試しても、Windows 10の「Inaccessible Boot Device」エラーが解決されない場合、最も安全な起動ディスクのクローンソフト—AOMEI Backupper Professionalをお勧めします。このソフトはディスククローン・システムクローン・パーティションクローンなどの機能があります。また、クローンしたディスクから安全に起動することができます。次のような利点があります:
- パーティションスタイルを変換せずに、MBRからGPTへ・MBRからMBRへ・GPTからGPTへ・GPTからMBRへのクローンができます。
- システムクローン機能により、このソフトウェアはデフォルトでシステムドライブと関連ドライブを自動的に選択します。OSを移行したい場合、間違ったディスクをクローンする心配はありません。クローンを作成した後、安全に起動することができます。また、起動時に問題が発生した場合、ブータブルメディアを作成することができます。
- インテリジェントクローン・セクター単位のクローン・バックグラウンドでのクローンの3つのクローンモードをサポートしています。デフォルトのクローンモードであるインテリジェントクローンは、ハードドライブで使用されているセクタのみをクローンし、不良セクタをスキップします。そのため、大容量HDDを小容量SSDにクローンすることもできます。
- 全種類/全メーカー製のHDD/SSDに対応しています。また、SSDはHDDよりも読み書きの速度が速いため、最も多く使用されています。HDDからOSをM.2 SSD、NVMe SSDなどに移行したいなら、このソフトを使えば一番便利です。数クリックでクローンは完了します。
- Windows 11/10/8/7/XP/Vistaに対応しています。
これからは、このソフトを使ってディスククローンを実行し、Windows 10のOSを含むディスクを複製し、クローンしたハードドライブからWindows 10を安全に起動する方法について説明します。まず、AOMEI Backupper Professionalをダウンロードしてインストールします。
- 準備事項:
- 事前にターゲットディスクをパソコンに接続するか取り付けて、検出できることを確認してください。
- ターゲットディスクのデータはすべて削除されるので、必要に応じてあらかじめファイルをバックアップしてください。
手順 1. AOMEI Backupperを起動します。表示されたウィンドウで「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。
手順 2. そして、OSが入っているディスクを選択して、「次へ」をクリックします。
手順 3. ターゲットディスクを選択し、「次へ」をクリックします。
手順 4. 設定を確認し、「開始」をクリックします。
下部の3つオプションで、クローンをカスタマイズできます:
SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDの場合、このオプションをチェックすれば、クローン完了後、SSDの読み書き速度と読み込み速度を向上させることができます。
セクター単位のクローン:使用されているかどうかにかかわらず、すべてのセクターをクローンします。ターゲットディスクの容量はソースディスクと同じまたはより大きい場合に利用可能です。
パーティションを編集:ターゲットディスクはソースディスクより大きい場合、ターゲットディスクの容量を最大限に活用するには、このオプションで、ターゲットディスクのパーティションのサイズを手動/自動で調整できます。クローン完了後、ターゲットディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。※「セクター単位のクローン」と同時に使えません。
- パーティションのサイズを変更せずコピー:クローン元/バックアップ元のパーティションをそっくりそのままターゲットディスクにコピーします。パーティションのサイズや場所を変更せず、コピー元もコピー先も全く同じです。
- 各パーティションに未使用領域を追加:ターゲットディスクの容量を十分に活用するために、ターゲットディスク全体に合わせて各パーティションのサイズを自動的に調整します。
- パーティションのサイズを手動で変更:スクロールバーをドラッグすることによって、手動でパーティションのサイズと場所を調整します。
まとめ
この記事を読んで、クローンした後にWindows 10の「Inaccessible Boot Device」エラーについて、よくお分かりになったのではないかと思います。このBSODエラーには様々な原因があり、原因に応じて解決策も異なっています。それぞれの解決策をマスターするのは、あまりにも面倒なことです。そこで、最も安全な起動ディスククローンソフトウェア—AOMEI Backupper Proを強くお勧めします。
その強力な機能により、データを簡単に保護することができます。ファイルのバックアップ、クローン、復元、同期のいずれかを実行する場合に役立ちます。このBSODエラーを解決できるだけでなく、Windows 10のスタートアップ修復が実行できない問題、OneDrive の「同期保留中」エラーなどの迅速な解決策にもなります。今すぐお試しください。