【事前変換不要】MBRからGPTディスクにクローンする方法

Windows 11/10でMBRからGPTディスクにクローンする方法をお探しですか?この記事では、最高のディスククローンソフトAOMEI Backupperを使用してMBRをGPTディスクに直接クローンする方法をご紹介します。興味のある方、ぜひご覧ください。

Machi

By Machi 最終更新日 2025年04月30日

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MBRディスクからGPTディスクにクローンする理由

近年、パソコンのストレージ容量はますます大きくなっており、それに伴ってディスクのパーティションスタイルも見直されつつあります。特に、より多くの容量や機能を活用するために、MBRからGPTへの移行を検討するユーザーが増えています。

では、なぜMBRディスクからGPTディスクにクローンする必要があるのでしょうか?

現在販売されているHDDやSSDは、2TBを超えるものが主流になっており、そのような大容量のディスクを利用するにはGPT形式であることが必要です。そのため、多くのユーザーがディスクを初期化する際に、MBRではなくGPT形式を選ぶようになっています。

さらに、GPTディスクはMBRに比べて対応できる容量が大きいだけでなく、安定性や柔軟性にも優れているため、従来のMBRディスクを大容量のGPTディスクに交換しようとする動きが広がっています。

👉 GPTとMBRの違いについて

とはいえ、システムやアプリを一から再インストールするのは手間がかかります。そうしたときに便利なのが、MBRディスクをそのままGPTディスクにクローンする方法です。環境を引き継いだまま、手軽に新しいディスクへ移行できます。

それでは次に、より簡単にMBRディスクからGPTディスクにクローンする方法をご紹介しましょう。

MBRからGPTディスクにクローン

MBRからGPTディスクにクローンするための事前確認

Windows 11/10/8/7/Vista/XPのMBRディスクをGPT SSDまたはHDDに換装する場合、PCが64ビットバージョンであり、UEFIモードをサポートしているかどうかを事前に確認する必要があります。

1. Windowsが32ビットバージョンか64ビットバージョンかを確認する

GPTディスクとUEFIブートモードが64ビット環境が必要です。したがって、ここではPCが32ビットか64ビットかを確認する方法を紹介します。

ステップ 1. 「スタート」>「設定」>「システム」>「バージョン情報」の順に選択します。

ステップ 2. 「システムの種類」で、実行中のWindowsが32ビットバージョンか64ビットバージョンかを確認できます。

システムバージョンを確認

2. ブートモードがBIOSかUEFIかを確認する

GPTディスクがUEFIシステムのみサポートしています。したがって、ここではPCがBIOSかUEFIかを確認する方法を紹介します。

ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを同時に押し、「msinfo32」と入力してから「Enter」キーを押し、「システム情報」を開きます。

ステップ 2. BIOSモードでブートモードがBIOSかUEFIかを確認できます。

セキュアブートの状態が有効

3. ソースディスクのデータを事前にバックアップする

MBRからGPTディスクへのクローンを行う前に、ソースディスク(MBR)のデータを事前にバックアップすることが重要です。これにより、クローン化のプロセス中に問題が発生しても重要なデータが失われることを防ぐことができます。外付けHDDやNASなど大容量のデータを安全に保存できるストレージデバイスにバックアップすることをお勧めします。

4. ターゲットディスクGPTの空き容量を確認する

MBRディスクからGPTディスクへのクローン化では、ターゲットのGPTディスクの空き容量を確認することが重要です。エクスプローラーまたはディスクの管理で確認して、必要な空き容量がない場合は、不要なファイルを削除したり、データを別の場所に移動したりして空き容量を確保する必要があります。また、ディスクの健康状態も確認し、ディスクエラーがあれば修正することが推奨されます。

MBRディスクからGPTディスクにクローンする方法

前述のように、GPTパーティションスタイルは、MBRに比べて多くの点で優れているため、MBRディスクの内容をGPTディスクにそのまま移行したいと考えるユーザーは少なくありません。

MBRディスクからGPTディスクへ、安全かつ高速にクローンを作成するには、高機能なHDDクローンソフト「AOMEI Backupper Professional」の使用をおすすめします。このソフトなら、ディスク形式を事前に変換する必要がなく、たった4ステップで直接クローンを作成できます。初心者でも気軽に使えます。

さらに、MBRディスクにOSが含まれている場合に、クローン後はGPTディスクからこれまで通り正常にシステムを起動できます。

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Windows Server 2012/2016/2019/2022/2025に対応したい場合、Server版を使うことができます。より多くのエディションについては、「AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較」をご参照ください。

システムディスクのクローンを実行する前に、システムは64ビット版か、パソコンはUEFIブートモードをサポートしているか確認する必要があります。次に、AOMEI Backupper Professionalを使って、MBRシステムディスクからGPTディスクにクローンする方法をご案内しましょう~

ステップ 1. このディスククローンソフトをインストールして、起動します。「クローン」タブで「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローン

ステップ 2. 次の画面でOSが入っているMBRディスク(システムディスク)をクローン元として指定して「次へ」をクリックします。

ソースディスク

ステップ 3. そして、GPTディスクをクローン先として指定して「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

👀注意:

クローン中、ターゲットディスク上のデータは全て削除されるので、重要なファイルがあれば、事前にバックアップを取っておいたほうがいいです。

注意事項

ステップ 4. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックして、クローン操作を実行します。

開始

💡下の3つのオプションでクローンをカスタマイズできます:
  • GPTディスクはMBRディスクより大きい場合、容量を最大限に活用するには、「パーティションを編集」を使用してパーティションのサイズを自動/手動で調整できます。クローン完了後、GPTディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。

  • GPTディスクがSSDである場合、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れるのをお勧めします。これで、クローン完了後、SSDの読み書き速度と読み込み速度が一層向上させられます。

  • 「セクター単位のクローン」の機能を利用して、MBRディスクの1:1複製(空白セクターや不良セクターもクローンされる)を作成できます。ただし、GPTディスクのサイズはMBRディスクと同じまたはより大きい必要があります。*「パーティションを編集」と同時に使えません。

パーティションを編集

🍎ヒント:
  • クローンしたGPTディスクから起動できるように、MBRシステムディスクを外してGPTシステムディスクに入れ替えた後、BIOS設定をLegacyモードからUEFIに変更してください。
  • MBRディスクからGPTディスクにクローンするタスクはバックグラウンドで実行されるので、パソコンで他の仕事を行うことができます。
  • また、AOMEI Backupperはバックアップ&復元ソフトなので、MBRディスクをバックアップしてからGPTディスクに復元することもできます。
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クローンしたディスクが起動しない - 修正方法

クローンしたディスクでコンピュータを起動できないという報告が多く寄せられています。ご心配なく!下記を参照して、解決してみてください。

1. ブートモードをBIOSからUEFIに変更します。MBRシステムディスクをGPTにクローンした後、BIOSで起動し、GPTディスクから起動するためにレガシーをUEFIブートモードに変更する必要があります。これが一番簡単な修正です。

2. Windows回復環境からスタートアップを修復します。インストールディスクから起動し、「コンピュータの修復」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「自動修復」(Windows 8/8.1/10/11の場合)と進みます。Windows 7を使用している場合は、コンピュータの修復に移動し、オペレーティングシステムを選択し、スタートアップの修復をクリックします。

3. インストールディスクを使ってbootrec.exeコマンドラインを試してください。「Shift +F10」を押してコマンドラインを開き、以下のコマンドを入力して「Enter」キーを押します。

  • bootrec /fixmbr

  • bootrec /fixboot

  • bootrec /scanos

  • bootrec /rebuildbcd

GPTとMBRの違い

Windowsのパーティション方式は、MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)の2種類です。昔のOSは、MBR方式しかありませんでしたが、最近になってGPT方式が採用されるようになりました。

MBRディスクとGPTディスクは主に以下のような特徴があります:

  • GPTディスクはパーティションあたり最大256TBをサポートしますが、MBRはできません。MBRディスクはパーティションあたり最大2TBをサポートします。
  • GPTディスクはパーティションテーブルの複製および巡回冗長検査(CRC)保護により、より高い信頼性を提供します。MBRパーティションディスクとは異なり、プラットフォーム操作に不可欠なデータはパーティションに含まれており、パーティション分割されていないセクターや非表示セクターには含まれていません。
  • GPTディスクはパーティションテーブルの複製および巡回冗長検査(CRC)保護により、より高い信頼性を提供します。MBRパーティションディスクとは異なり、プラットフォーム操作に不可欠なデータはパーティションに含まれており、パーティション分割されていないセクターや非表示セクターには含まれていません。

 

MBR

GPT

最大パテーション容量

2TB

9.4ZB(1ZBは10億テラバイト)

最大パテーション数

4つのプライマリパーティション

(または3つのプライマリ+無数の論理パーティション)

128のプライマリパーティション

ファームウェアインターフェイスサポート

BIOS

UEFI

OSのサポート

Windows 7およびWindows 95/98などの古いシステム、Windows XP 32ビット、Windows 2000、Windows 2003 32ビット

Windows11、Windows 10 64ビット Windows 8/8.1 64などの最新システム

明らかに、MBRディスクと比較して、GPTには多くの利点があります。お使いのオペレーティングシステムが64ビットで、コンピューターのマザーボードがUEFIブートモードをサポートしている場合、MBRをGPTディスクにクローンすることをお勧めします。そうしないと、ディスクのクローンを作成する前に、GPT SSDをMBRに変換することもできます。

まとめ

MBRディスクをGPTディスクにクローンする方法は、GPT形式に変換してからOSをクリーンインストールする手間に比べて、はるかに簡単で効率的です。ただし、この作業を安全かつ確実に行うには、信頼性の高いディスククローンソフトが必要です。

その点でおすすめなのが「AOMEI Backupper Professional」です。このソフトを使えば、ディスク形式を事前に変換することなく、MBRディスクからGPTディスクへのクローンをスムーズに実行でき、クローン後も問題なくシステムを起動することが可能です。ぜひダウンロードして試してみてください。

AOMEI Backupper

最高のディスク移行ツール
エラーを回避しながら効率的にクローンを作成

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。