By Comnena / 最後の更新 2022年07月19日

GPTとMBRの違い

Windowsのパーティション方式は、MBR(マスターブートレコード)とGPT(GUIDパーティションテーブル)の2種類です。昔のOSは、MBR方式しかありませんでしたが、最近になってGPT方式が採用されるようになりました。

GPTとMBR

MBRは古いパーティション方式で、従来のレガシーBIOSブートモードで起動します。HDDの容量が2TBまでしか認識できないとか、パーティションを4つまで作れる制限があります。
GPTは新しいパーティション方式で、UEFIブートモードだけで起動します。上述のような制限がありません。HDDの容量が2TBを越えても認識できるし、パーティションを最大128個まで作れます。

※注意:MBRディスクは32ビット版と64ビット版、両方に対応しますが、GPTシステムディスクは64ビット版のみ対応し、32ビット版をサポートしません。Windowsの32ビット版であるなら、GPTディスクをデータディスクとしてしか使用できません。MBRディスクとGPTディスクの違いについてもっと詳しく知りたい方は、このリンクをクリックしてください〜

MBRディスクからGPTディスクにクローンする理由

2TB以上のハードディスクを扱うにはGPT方式でなければなりません。現在、購入したHDDのサイズは大きくなってきて、一般に2TBを超えます。ディスクの容量を最大限に活用するために多くの人々はディスクを初期化する時にGPT形式を選択します。

GPTディスクには多くのメリットがあるため、多くのユーザーはWindows 11/10/8/7で使用していた小容量MBRディスクを大容量GPTディスクと交換しようとします。しかし、システムとかアプリとか再インストールしたくないです。こういう時、MBRディスクからGPTディスクにクローンすればOKです。

前に言ったように、MBRとGPTは異なるパーティションスタイルなので、MBRディスクからGPTディスクに直接クローン作成できないことはほとんどです。MBRディスクをGPTディスクに変換してからGPTディスクにクローンするという対策もありますが、かなり面倒で、時間がかかります。

ディスクをMBRからGPTに変換、またはGPTからMBRに変換する方法

次は、MBRディスクからGPTディスクにクローンするより簡単な方法をご紹介しましょう。

MBRディスクからGPTディスクにクローンする方法

GPTパーティションスタイルはMBRパーティションスタイルよりも優れています。GPT形式を採用すると、プライマリパーティションの数を増やしたり、大容量ディスクの全領域を利用することができます。多くの人々はMBRディスクをGPTディスクにクローン・複製する方法を知りたいです。

MBRディスクからGPTディスクに高速かつ安全にクローンするために、AOMEI Backupper Professionalという優秀なHDDクローンソフトが必要です。これは、ディスクをMBR形式とGPT形式の間で変換せずにMBRディスクとGPTディスクの間で直接クローン作成できます。

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注意:Windows Server 2012/2016/2019/2022に対応したい場合、Server版を使うことができます。企業で台数無制限のPCを守りたい場合、Technician版を選ぶことができます。企業で台数無制限のPCとサーバーを守りたい場合、Technician Plus版を選ぶことができます。AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較

システムディスクのクローンを実行する前に、システムは64ビット版か、パソコンはUEFIブートモードをサポートしているか確認する必要があります。次は、AOMEI Backupper Professionalを使い、MBRシステムディスクからGPTディスクにクローンするやり方をご紹介しましょう~

ステップ 1. このディスククローンソフトをインストールして、起動します。

ステップ 2. 「クローン」タブで「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローン

ステップ 3. 次の画面でOSが入っているMBRディスク(システムディスク)をクローン元として指定して「次へ」をクリックします。

ソースディスク

ステップ 4. そして、GPTディスクをクローン先として指定して「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

注:クローン中、ターゲットディスク上のデータは全て削除されるので、重要なファイルがあれば、事前にバックアップを取っておいたほうがいいです。

注意事項

ステップ 5. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックして、クローン操作を実行します。

開始

★ヒント:
「パーティションを編集」を使うと、「パーティションのサイズを変更せずコピー」、「各パーティションに未使用領域を追加」(推薦)、「パーティションのサイズを手動で変更」を選択できます。最後の二つの機能を利用したい場合は、有料版にアップグレードしてください。
「セクター単位のクローン」の機能を利用して、使用されたかどうかに関係なく、ソースディスクの全てのセクターをターゲットディスクにコピーします。ターゲットディスクのサイズはソースディスクと同じ、あるいはソースディスクよりも大きい場合しかこれを選択できません。
クローンしたGPTディスクから起動できるように、MBRシステムディスクを外してGPTシステムディスクに入れ替えた後、BIOS設定をLegacyモードからUEFIに変更してください。
MBRディスクからGPTディスクにクローンするタスクはバックグラウンドで実行されるので、パソコンで他の仕事を行うことができます。
また、AOMEI Backupperはバックアップ&復元ソフトなので、MBRディスクをバックアップしてからGPTディスクに復元することもできます。

パーティションを編集

まとめ

MBRをGPTディスクにクローンすることは、GPTディスクをMBRに変換し、OSをGPTディスクにクリーンインストールするよりもはるかに簡単です。でも、信頼性が高く強力なディスククローンソフトウェアが必要です。AOMEI Backupper Professionalは、ディスクを変換せずにMBRからGPTにディスクをクローン化し、安全な起動を保証します。

この記事があなたを助けることができるならば、それは素晴らしいと思います。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは[email protected]です。

最後までありがとうございます。