By ゆき / 最後の更新 2021年09月24日

NVMeとは何ですか?

SSD製品を選んだり探していたりする際に、「NVMe」という単語を見かけた経験がある方は多いはずです。SSDやフラッシュストレージなどの高速化に貢献している技術の一つに、NVMeがあります。次は、NVMeとはどのようなものかを解説します。

NVMe SSD

NVMeの概要

NVMeとは「Non-Volatile Memory Express」の略称で、SSDをはじめ、不揮発性メモリを使用したフラッシュストレージのために最適化された通信プロトコルを指します。NVMeは、従来の通信プロトコルであるAHCIと比較し、以下のような点について改良が行われています。

4KBのデータを転送する際、従来は2つ必要であったメッセージが1つだけで済む。
コマンド処理のためのキューが従来の1個から6万5536個へ大幅に増えている。

◎そのため、ディスクI/O(データの読み書き操作)を一挙に多数同時処理するようなサーバーなどに用いた場合は、大幅な処理高速化が見込める点が特徴です。サーバーなどの用途以外でも、データ処理がより高速であることが求められる人工知能(AI)や、機械学習用のストレージにおいて、NVMeが活用される機会が多くなっています。

PCIe接続でNVMeのM.2 SSDが最も高速

データ転送速度の速いSSDを使用したい場合には、PCIe(PCI Express)接続で通信プロトコルとしてNVMeを採用しているM.2 SSDを選ぶ必要があります。その最大転送速度は「理論上は4000MB/s」となっています。一方、従来のSATA接続を採用したSSDの転送速度の上限は「理論値は600MB/s」です。※高性能で高速なデータ処理が可能なNVMe SSDですが、その分だけ発熱量の大きい点がデメリットです。

まとめ

優れた処理能力を持った通信プロトコルであるNVMeは、インターフェース規格の全体的な機能を向上させるうえで大きな役割を果たしているといえます。できるだけ高性能・高機能なフラッシュストレージを選びたいという場合には、NVMeを採用したSSDを選ぶと良いでしょう。

特にHDDやSATA3接続のSSDを使用していた方なら、SSDをNVMe規格のものに替えるだけでも処理速度の高さを実感できるはずです。パソコンで大容量のデータ処理を実行する機会が多い方は、一度NVMe SSDへの換装を検討してみてはいかがでしょうか。

Windows 10/11をNVMe SSDにクローンする理由

上述のように、NVMeはフラッシュストレージでの使用を前提として作られているため、SSDに搭載することで性能を最大限に引き出すことができます。

NVMe SSDからのWindows 10/11起動が速くなるため、現在Windows 10/11の入ったHDDをNVMe SSDに交換・換装・アップグレードしようと考える人も少なくありません。しかし、使い慣れたWindows 10/11を使い続けたい場合には、OSやアプリなどを再インストールせずWindows 10/11をNVMe SSDに直接クローン・コピー(移動・移行)することができます。

関連記事:
【解説】Win 10の入ったHDDを新PCに移動する方法
Windows10 OSをM.2 SSDに移行する方法 | 再インストールせず

ヒント:NVMe SSDをデータドライブとして使う場合は接続さえできればあとはドライバをインストールすれば使用可能ですが、OSの起動ドライブとして使う場合はいくつかの制限があります。

①マザーボードが対応してないと使えません。
②Windows 7以降のOSがNVMeに対応しますが、NVMeドライバをインストールする必要があります。起動ドライブとして使う場合はWindows 8.1以降の方はインストールが楽ですが、Windows 7用のNVMeドライバのインストールがかなりめんどくさいです。ちなみに、Windows 8.1以降のOSにNVMeドライバが組み込まれるのでインストールが不要な場合もあります。

NVMe SSDから起動するための要件

NVMe SSDを起動ドライブとして設定する場合には、お使いのパソコンが以下の要件を満たすことを確認する必要があります。

新しいPCハードウェア:NVMeは古いパソコンと互換性があるかもしれませんが、高級パソコン(例えば、Skylakeを搭載したPC)を使用した方がよいでしょう。
UEFI対応ファームウェア
PCI-Express x4接続が可能なM.2スロット
UEFIブートモード:BIOSがレガシーモードなら、Windows 10/11をNVMe SSD(GPT形式)にクローンした後、UEFIブートモードに変更する必要があります。

優れたNVMe SSDクローンソフト

適切なドライブクローンツールを選択すると、多くの時間と労力を節約できます。ここでは、AOMEI Backupper Professionalを強く推奨します。強力なクローン機能を提供し、NVMe SSDへのクローンをスムーズに行うと同時に、NVMe SSDのパフォーマンスに影響を与えません。

VSSを使用すると、クローン作成しながら実行中のシステムやアプリケーションなどを中断せずに別の作業しても大丈夫です。
*NVMe SSDの空き容量がクローンしたいソースディスクの使用済み容量より大きい限り、大容量HDDから小容量SSDへのクローンを作成できます。OSだけをNVMe SSDにクローン・移行したい場合、有料版のシステムクローン機能を使用できます。
*ご存知のように、NVMeドライブはUEFIブートモードのみで正常に動作するため、NVMe SSDを起動ドライブとして使いたい場合にはGPTパーティションスタイルで初期化する必要があります。しかし、AOMEI Backupperを使うと、今使っている起動ドライブがMBRであっても、パーティションスタイルを変換せず起動ドライブを起動可能な状態のままSSDにクローンすることができます。
*AOMEI Backupperはバックアップと復元の機能も提供しています。今まで使ってたSSDをNVMe SSDにクローンしようとしますが、M.2スロットが1つしかない場合は、外付けHDD/NASへのバックアップを作成し、古いSSDを取り外してNVMe SSDを取り付け、AOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディアからパソコンを起動し、バックアップからデータをNVMeドライブに復元することもできます。
※ちなみに、AOMEI Backupper Standardという無料版もありますが、データドライブのクローンとMBR起動ドライブからMBRドライブへのクローンをサポートしています。起動ドライブをMBR/GPTからGPTへクローンする場合、有料版を選択してください。

Windows 10/11をNVMeドライブにクローンする方法

Windows 10/11をNVMe SSDにクローンするためにAOMEI Backupper Professionalの2つの機能を利用することができます。

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①「システムクローン」機能を利用して、Windowsの起動に関連するシステムパーティション(Windows 10/11 OSを含める)をすべてNVMe SSDにクローンすることができます。※優れたWindows10クローンソフト「AOMEI Backupper」を参照できます。

②「ディスククローン」機能を利用して、HDD全体(Windows 10/11 OSを含める)を丸ごとNVMe SSDにクローンすることができます。ここでは、ディスククローンを例として、Windows 10/11をNVMe SSDにクローンする方法・手順をご紹介します。

◎注:クローン作成中にクローン先としてのNVMe SSD上のすべてのデータは削除されるため、重要なデータがあれば事前にバックアップを作成しておいたほうがいいです。

1. NVMe SSDをM.2スロットに接続し、Windows 10/11のパソコンを起動します。

NVMe SSDをインストールする

2. NVMe SSDクローンソフト「AOMEI Backupper」をダウンロードし、インストールし、開きます。

クローンソフトAOMEI Backupper

3. 「クローン」タブで、「ディスククローン」を選択します。

HDDクローン

4. 現在の起動ドライブをソースディスク(クローン元)として選択し、NVMe SSDをターゲットディスク(クローン先)として選択します。

起動ドライブのクローン 

NVMe SSDのクローン 

5. 「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。その後、「開始」をクリックしてNVMe SSDへのクローン作成を実行します。

HDDをNVMe SSDにクローンすることを開始

また、AOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディアを利用して、Windows 10/11を起動せずNVMe SSDにクローンすることもできます。

最後

クローン作成が完了した後、お使いのパソコンを再起動し、BIOS画面に入ります。起動の優先順位を変更し、NVMe SSDから起動するように設定します。そうすると、処理速度の速いNVMe SSDを使用してパソコンを高速化することができます。

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