クローンした大容量HDD/SSDは、以前のHDD容量しか認識されない

小容量HDDから大容量HDDへクローンを作成した後、クローンしたHDDは、利用可能な容量が減りましたか?これはなぜでしょうか?この問題を修復するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、この場合の対処法をご紹介します。このエラーに悩んでいる方、ぜひご覧ください。

ゆき

By ゆき 最後の更新 2023年07月28日

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クローンしたHDDの容量が正しく認識できません

 

HDD/SSDをより大きいHDD/SSDにクローンしてから交換することで、利用可能な空き容量を増やそうとしますが、容量表示が交換前のまま変わらず、使用できる容量が増えません。

 

Windows 11/10/8/7で大容量HDDから小容量SSDへクローンする方法

クローンしたHDDは容量が減った

小容量HDDから大容量HDDへクローンしましたが、Windows7/8/10/11はクローン先HDDの全容量を認識しない原因は何ですか?なぜ、クローン元HDDの容量しか認識されませんか?

クローンしたHDDの容量を正しく表示させて全領域が利用できるように、どうすればいいでしょうか?

クローン後、HDD容量を正しく認識しない原因

上述のように、古いHDDを容量の大きいHDDまたはSSDにクローンした後、新しいHDDは元のHDDと同じ容量しか表示されないことがあるでしょう。

HDDクローンを作成する時に、データだけでなく、パーティションサイズもそのままコピーされています。クローン先のディスク容量はクローン元より大きい場合、ほとんどのディスククローンソフトはソースディスク以上のスペースを空き容量じゃなくて、未割り当て領域として新しいHDDに残します。

HDD容量を正しく認識しない

エクスプローラーで、この未割り当て領域が表示されなくて見えません。だから、一部のユーザーはクローン後にハードディスクの容量が減っていると言いました。「ディスクの管理」を開き、クローン先に未割り当て領域があるかどうかを確認できます。

HDD全容量を認識して利用する方法

「ディスクの管理」または「diskpart.exe」を使って、交換したHDD上の未割り当て領域を、隣接しているドライブ/ボリュームに追加することができます。次は「ディスクの管理」を例として、クローン後の未割り当て領域を扱う方法について手順を説明します。参考になれば幸いです。o(〃'▽'〃)o

1. 「Windows + R」キーを同時に押下→「ファイル名を指定して実行」に「diskmgmt.msc」と入力→「Enter」を押してWindows 11/10/8/7での「ディスクの管理」を開きます。

2. 「ディスクの管理」で未割り当て領域の左のパーティションを右クリック→「ボリュームの拡張」を選択します。

ボリュームの拡張

※注:もし、未割り当て領域の左側に隣接していないパーティションを右クリックするなら、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトします。

ボリュームを拡張したいが、ボリュームの拡張はグレーアウトする

3. 「ボリュームの拡張」ウィザードに従って未割り当て領域を左隣のパーティションに追加して、使用可能な空き領域に変更します。

「ボリュームの拡張」の他に、未割り当て領域を利用して1つ以上の新規パーティションを作成することもできます。

✿補足未割り当て領域を使用して、隣接しているパーティションを拡張できないし、新しいパーティションを作成できない場合には、クローン先HDDのパーティションスタイルはMBRであり、その容量は2TBを超えているかもしれません。MBRディスクなら、2TBを超える容量部分は認識されなくて、使えません。

こういう場合には、MBRディスクをGPTディスクに変換しないと、クローン後にHDDの全領域を使用できません。

>>「ディスクの管理」でディスクをMBRからGPTに変換するのはHDD上の全てのパーティションを削除する必要があるので、HDDクローン作成(HDD交換)に無駄な時間がかかります。

しかし、この対処法はちょっと面倒くさいです。最初からクローン先(HDDまたはSSD)で未割り当て領域が作成されないようにする方法はありますか?

HDD交換(クローン)後、容量増えないことの対処法

正しいクローンソフトを選択する

未割り当て領域を作成せず、小容量HDDから大容量HDDにクローンするために、まずは優れたディスクコピー・複製・クローンソフトを選ぶことが必要です。

ここではAOMEI Backupper Professionalというクローンフリーソフトを強くお勧めします。容量の大きいHDDへクローンする時に、クローン先のHDDで未割り当て領域が作成されない可能性があります。クローンしたHDDの空き容量が少なくなりません。

  • このクローンソフトを使うと、MBRディスクから2TBを超える大容量GPTディスクへクローンしても、2TBを超える容量部分を失いません。つまり、クローン先のHDDの容量は減少しません。また、クローンしたGPTディスクが起動可能であることを保証します。

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HDDコピー・クローンを作成する - ステップバイステップガイド

▼誰でも簡単に使えるAOMEI Backupperを使用して小容量HDDを大容量HDDにクローンするための簡単な手順は以下のとおりです。

1. お使いのパソコンにAOMEI Backupperをダウンロードして、インストールし起動します。

2. 「クローン」→「ディスククローン」を選択します。

ディスククローン

3. この例で小容量SSDをソースディスクとして選択して、「次へ」をクリックします。そして大容量SSDをターゲットディスクとして選択して、「次へ」をクリックします。

ソースディスク

ターゲットディスク

注意:もし、ターゲットディスクの上に重要なデータがあるなら、前もってバックアップを取っておいたほうがいいと思います。クローン後、その上の全てのデータは上書きされているためです。

4. クローン先のHDD上で未割り当て領域を作成しないように「パーティションを編集」をクリックします。

★説明:
小容量HDD(またはSSD)から大容量HDD(またはSSD)にクローンするために、AOMEI Backupperは「パーティションのサイズを変更せずコピー(これはデフォルトで選択されたオプションです。クローン元のディスクと全く同じパーティションサイズを持ちたい場合、これを使用してください。)」「各パーティションに未使用領域を追加」「パーティションのサイズを自動で変更」3つのオプションを提供しています。ニーズに応じてひとつを選択してください。ここでは未割り当てを作成せず、HDD全容量を認識するために「各パーティションに未使用領域を追加」を選択してください。

パーティションを編集

5. SSDへクローンする時に「SSD 4Kアライメント」のチェックボックスにチェックを入れて、SSDを最高の状態に保つことができます。最後は「開始」をクリックします。

開始

★ ヒント:
ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)技術のおかげて、クローン中、他のプログラムの動作に影響を与えません。
デフォルトで、クローン元のディスクに使用されているセクターのみを新しいディスクにクローンするので、大容量ディスクから小容量ディスクへクローンすることもできます。クローン元の不良セクターがスキップされ、不良セクターによるクローン失敗を避けられます。
元のディスクの1:1コピーを作成したい場合、「セクター単位のクローン」(空白セクターや不良セクターを含むすべてのセクターをクローン)にチェックを入れてください。この機能で暗号化されたディスクを解除せずに直接クローンできます。しかし、ターゲットディスクの容量がソースディスクより大きい場合、その余分な領域が未割り当て領域となります。※「パーティションを編集」と同期に使えません。

これで、クローン先ディスクは元のディスクよりもどんなに大きくても、その全領域を正しく認識して利用できます。

最後に

また、小容量HDD/SSDから大容量HDD/SSDにクローンするほかに、AOMEI Backupperは素晴らしいバックアップ&復元機能も備えています。パソコンには1つだけのmSATAスロットがある場合、AOMEI BackupperでHDD/SSDをバックアップしてから新しいHDD/SSDに復元することもできます(ブータブルメディアを作成する必要があるかもしれません)。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

 
ゆき
ゆき· 編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。