複数のパーティションを持つHDDをクローンする方法
複数のパーティションを持つHDDを別のHDDまたはSSDへクローン・コピーする方法をご紹介します。
複数のパーティションを持つHDDをクローンしたいか?
hinkPad X220 Tablet(Windows7)は、HDDディスクの中に復旧用のディスクが作れるデータが別パーティションになって入っている。また、Windows7はいわゆるC:ドライブの前にシステム領域(SYSTEM_DRV)のパーティションがあるから、データのHDD・SSDでの「丸ごと移行」は、Windows7標準の(「コントロール パネル」>「システムとセキュリティ」>「バックアップと復元」>)「システム イメージの作成」ではうまくいかない。
複数のパーティションをもつHDDのSSDへのクローン移行をするのに、何か良い方法はあるか?
今までお使いのHDD(ハードディスクドライブ)が遅い(重い)と感じますか?それを新しいHDDまたはSSDに交換してアップグレードすることで、パソコンのパフォーマンスを少しでも改善するつもりですか?
一般的に1台のHDDはパーティションで複数のドライブに分割されています。OSやアプリを含む起動ドライブ、作成したデータを格納するデータ用ドライブ、写真だけを保存するドライブなどに分けて使うことで、データを明確に整理したり、PCの快適さも大きく向上させることができます。
そのため、ほとんどの場合、ハードディスクに複数のパーティションが作成され、存在しています。ディスク全体を丸ごとHDDまたはSSDにコピーするために、その上のパーティションをすべてクローンして移行する必要があります。それは簡単そうに見えるかもしれません。
しかし、上述の事例のように「システムで予約済み」「EFIシステムパーティション」「回復パーティション」といった領域があるなら、HDD全体を別のHDDまたはSSDにクローン、移行、コピーするのは難しいです。特にWindows7/8/10/11の標準機能で正常に完了することができません。
ハードディスクを丸ごとコピーするフリーソフトは?
さて、パーティションを複数持つHDDをどのようにクローンしますか?何か柔軟な方法はありますか?
ここでは、HDDクローンの専用ソフトウェア「AOMEI Backupper Standard(無料)」をお勧めします。データディスク間でのクローンまたはMBR起動ディスクからMBRディスクへのクローンは実行可能です。
- ★AOMEI Backupper Standardの特徴やメリットは次のとおりです。
- 完全無料(個人利用に限る)で使えるソフトです。
- Windows11、10、8.1/8、7、XP、Vistaに対応します。
- 操作が簡便です。パソコン初心者にとっても使いやすいです。
- その「ディスククローン」機能はハードディスクを丸ごとコピーし、複数のパーティションをもつHDDをうまくクローンすることができます。
- また、その「パーティションクローン」機能を使用して、ディスク全体(即ち、すべてのパーティション)ではなく、指定した複数のパーティションのみをコピーすることもできます。
- OSだけを別のHDDまたはSSDに移行するために「システムクローン」機能も備えますが、Professional版またはビジネス用のWorkstation版にアップグレードする必要があります。アップグレード後に起動/システムディスクをクローンすることも可能です。また、サーバー向けのServer版や、社内の台数無制限のパソコン向けのTechnician Plus版もあります。
複数のパーティションを持つディスク全体のクローン作成
そこで今回は、AOMEI Backupper Standardの「ディスククローン」機能を使ってみて、複数のパーティションを持つハードディスクを丸ごとコピー・クローンする方法(つまり、パーティション全体をクローンする方法)をご紹介しましょう。
※ご注意:
●コピー先は上書きされるため、重要なデータがあれば、事前にバックアップを取っておいてください。
●クローン先の空き容量はクローン元の使用容量より大きい必要があります。
●クローンを速やかにかつ穏やかに実行するために、前もって「chkdsk」でファイルシステムをチェックし、エラーを修復することがおすすめです。
ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールして起動します。「クローン」タブで「ディスククローン」を選択します。
ステップ 2. 複数のパーティションを持つソースディスク(ディスク0)を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. ターゲットディスク(ディスク1)を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 次の画面で、操作概要を確認できます。※セクター単位でのディスククローンが可能です。※ターゲットディスクはSSDである場合「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。
クローン先のディスクはクローン元のHDDより大きい場合、容量を最大限に活用するには、「パーティションを編集」(Professional版で利用可能)で、「パーティションのサイズを手動で変更」または「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。
☞関連記事:HDDをクローンする時、パーティションサイズを変更する方法
ステップ 5. 最後は問題なければ「開始」をクリックし、クローン操作を実行します。
まとめ
複数のパーティションを持つHDDをクローンする方法は以上です。AOMEI Backupperを使用して、複数のパーティションを持つHDDをクローン・コピーするのは、たいへんよくできていると感じるでしょう。今すぐそれをダウンロードして試しませんか?