状況:Windows 10バックアップできない
日頃から、オペレーティングシステム(OS)とか、よく使うソフトやファイルとか、重要なデータをバックアップしておくことは良い習慣だと思います。
Windows 10では、バックアップを作成するために、システムイメージの作成でPCを丸ごとバックアップする「バックアップと復元(Windows7)」オプションと、パソコンの個人フォルダや個人データをバックアップする「ファイル履歴」オプションを提供します。とても便利です。
⚠しかし、Windows 10でバックアップファイルを作成する時、エラーメッセージやエラーコードが表示され、システムイメージの作成に失敗したり、ファイルをバックアップできないことがあります。
バックアップ失敗の原因は様々です。解決方法は原因により異なります。後でゆっくりひとつずつ説明しましょう~(●'◡'●)
Windows 10バックアップエラーの一般的な対処法
普通、Windows 10バックアップが失敗した後、まずはローカルディスクか外付けHDDかに関わらず、バックアップファイルを保存するドライブはNTFSでフォーマットされたかを確認する必要があります。
そして、バックアップファイルを格納するドライブに十分な空き領域があるかを確認する必要があります。この2つのことを確認した後、Windows 10バックアップエラーがまだ発生するなら、以下のソリューションを試してみることができます。
●解決方法 1
バックアップには大きな容量を使用するので、不要になった古いバックアップを削除できます。システムイメージを作成すると、バックアップを保存したドライブの直下に「WindowsImageBackup」というフォルダが作成されます。また、CドライブのSystem Volume Information(隠しフォルダ)にもWindowsImageBackupが作成される可能性があります。
もしWindows 10のバックアップを行う際に「バックアップセットのいずれかのボリュームのバックアップイメージを準備しているときにエラーが発生しました。(0x807800C5)」というエラーメッセージが出るなら、Shift + Deleteキーで「WindowsImageBackup」フォルダを完全に削除するか、或いはこのイメージバックアップ(必要である場合)を他の安全な場所に移動する方法は役立つかもしれません。
「WindowsImageBackup」フォルダを削除するには管理者権限が必要です。削除後、すべてのシステムイメージ(バックアップ)を削除します。
●解決方法 2
ドライブの容量を占めているので、不必要なEFIシステムパーティションと回復パーティションを削除する方法もWindows 10のシステムイメージの作成失敗に適用可能です。
手順:Diskpartで「list disk」→「select disk n」→「list partition」→「select partition m」→「delete partition override」→「exit」を順に実行します。※n/mを対象ディスク/パーティションの番号に置き換えます。
不要になった回復パーティションが複数存在する場合、それらを一括削除することができます。
Windows 10/8/7で回復パーティションを安全に削除する方法
●解決方法 3
以前の復元ポイントを削除して、すべてのドライブの「システムの保護」を無効にするのはもう一つの有効な方法です。
手順 1. indowsロゴキー + Sキーを押して、検索ボックスに「System」と入力して、検索結果から「システム」をクリックします。
手順 2. ポップアップウィンドウの左側にある「システムの保護」をクリックします。
手順 3. システムのプロパティ画面で対象ドライブを選択して「構成」をクリックします。
手順 4. あとは「システムの保護を無効にする」にチェックを入れて、底部の「削除」ボタンをクリックします。
●解決方法 4
Windows 10バックアップを行う時に「指定されたファイルが見つかりません。(0x80070002)」というメッセージが出る場合、ディスクエラーと不良セクタをチェックする方法は役に立つかもしれません。
手順:管理者権限のあるコマンドプロンプトでchkdsk [ドライブ文字]: /f(例えば、chkdsk C: /f)を入力してEnterキーを押します。※すべてのドライブをチェックすることがオススメです。
●解決方法 5
Windows 10でシステムイメージ保存用のパーティションを新たに作成します。Windows 10の「ディスクの管理」でこれを実現できます。
Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』
●解決方法 6
「Windows10更新アシスタント」または「ファイル履歴」を最新の情報に更新します。Windows 10のファイル履歴がバックアップできない場合は、この方法をお試しください。
●解決方法 7
MBRディスクの場合には、その上の「システムで予約済み」のパーティションにドライブ文字を割り当て、そしてそれをアクティブとして設定します。
✍関連記事ドライブ文字(ドライブレター)の変更・割り当て方法「パーティションをアクティブとしてマーク」に関すること
もっと具体的なWindows 10バックアップエラー
次は、もっと複雑かつ具体的なエラーをご紹介します。もし、以下のようなWindows 10バックアップエラーに遭遇するなら、一般的な対処法を試せず、以下の方法を直接使用してください。
指定されたバックアップディスクが見つかりません。
ディスク領域不足&不適切なファイルシステムのほか、間違えたWbadminコマンドおよび無効化したVSSサービスにより、このエラーが発生するかもしれません。
●Wbadminコマンドを使用する時にこのエラーメッセージが表示されるなら、コマンドの構文が正しいかどうかを確認してください。
>>例えば、システム状態のバックアップを開始するために、Wbadmin start systemstatebackup –backupTarget: <バックアップ先のドライブ文字> -quiet(オプション)を入力するのは正解です。
●VSSが有効になっているかを確認するために、管理者権限でコマンドプロンプトを起動する必要があります。そして「vssadmin list writers」と入力して、VSSに登録されているライターがすべて表示されるなら、問題ありません。
シャドウコピーを作成できませんでした。
もし、以上のようなエラーメッセージが表示されるなら:
手順 1. 「vssadmin list shadowstorage」コマンドの入力で現在使用しているシャドウコピーの記憶域を表示させます。
手順 2. そして「vssadmin resize shadowStorage」コマンドの入力でシャドウコピー記憶域の最大容量を増やします。
I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。
ドライブやフォルダにアクセスしようとする場合、または初期化を実行しようとする場合、「I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。」エラーが表示されることがあります。
不良セクタや不良クラスタにより、このエラーが発生するかもしれません。また、512セクタの代わりに4Kセクタサイズの大容量ドライブにバックアップを取るのはこのエラーを起こすかもしれません。
こういう場合、実行中のプログラムやソフトを中止したり、パーティションのサイズを変更したり、ディスクを工場出荷時の状態に戻したり、物理セクタサイズをチェックしたり、いろいろな方法でエラーを修正できます。
そのほかの原因:ネットワークドライブにバックアップを作成できない
ネットワークドライブにバックアップを作成できないのはバックアップ失敗の原因となると、対応方法がかなり簡単です。Windows 10をネットワークドライブ上にバックアップするために、ネットワークドライブをローカルディスクとしてマップすることができます。
もし、外付けHDDにもバックアップできないなら、このドライブが正しく接続されていないか、NTFSファイルシステムでフォーマットされていないか(前にも言った)を確認してください。
手っ取り早い解決方法:Windows 10バックアップ失敗
ここでは、誰でも簡単に使える強力なバックアップフリーソフト - AOMEI Backupper Standardをお勧めします。Windows 10でバックアップに失敗した場合、これを使用してWindows 10をバックアップするのは最も簡単な解決方法だと思います。
★★★AB Standardはディスク、パーティション、システム、ファイルのバックアップを実行できます。フル/増分のバックアップ種類を提供します。デイリー、ウィークリー、マンスリーのバックアップスケジュールが設定可能です。また、Windows 10を外付けHDD、共有フォルダまたはNASにバックアップするのも簡単に完了できます。
【補足】差分バックアップ、ユニバーサル復元、電子メール&SMS通知など、もっと高度な機能を使用したい場合、❀割引でAOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。
企業で台数無制限のPCを守りたい場合、AOMEI Backupper Technicianを選ぶことができます。そのAOMEI Image Deployツールを利用して、ネットワーク経由でサーバー上のシステムイメージを複数のクライアントに展開または復元できます。
ステップ 1. AB Standard版を無料でダウンロードし、インストールし、起動します。
(※もしWindows 10を外付けHDDにバックアップしたいなら、外部記憶装置をコンピュータに接続してください。)ステップ 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。
(※必要に応じて「ディスクバックアップ」を選択することもできます。)ステップ 3. システムパーティションがデフォルトで選択されるので、バックアップファイルを保存する場所だけを選択すればいいです。
✽その他の便利な機能✽
▶「オプション」をクリックしてバックアップイメージをパスワードで暗号化できます(有料)。「スケジュール」をクリックしてバックアップスケジュールを設定できます。
▶バックアップ先のディスク容量を節約するために、「スキーム」→「ディスクスペースの管理を有効にする」をクリックして古いバックアップを自動的に削除するように設定できます(有料)。
▶「ユーティリティ」→「ブータブルメディアの作成」オプションを選択して、Windows 10がいつでも起動できることを確保します。
結語
Windows 10バックアップエラーに関する全ての原因と対処法はここに掲載されるわけではありません。しかし、ほとんどの場合、この記事で紹介した対処法はバックアップ失敗の問題を解決できます。どんな方法を使っても、Windows 10を保護することができます。