万が一の備え!Win 10バックアップ【5つの方法まとめ】

万が一の事態を未然に防ぐために、この記事ではWindows 10バックアップ方法を5つにまとめてご紹介します。

ゆき

By ゆき 最後の更新 2022年01月14日

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Windows 10バックアップ方法を知るべきだ!

Windows 10(ウィンドウズ10)の場合には、アップデートでファイルが消えるという不具合が発生することはよくあります。特に最新バージョンOctober 2018 Update(バージョン1809)で一部ファイルが消失したことは話題になりました。長い時間をかけて作った資料や、大事な会議で発表するプレゼン資料、これらが消えてしまうのは大きなリスクでしょう。

Windows10のアップデート(バージョン1809)後に一部ファイルが消失した!

そのほか、システムがクラッシュし、パソコンが急に動かなくなったり、壊れてしまうとパソコンに保存していたテキストや写真などのデータも無くなってしまいます。

このような思いがけない事故からデータを守るには、Windows 10バックアップを取っておくしかありません。幸いなことに、Windows 10のPC(パソコン)にあらゆる事態を想定したさまざまなバックアップ方法・機能が備わっています。

次は、万が一のときに備えて、標準機能を使ったバックアップ方法(4つ)をはじめ、サードパーティ製のバックアップソフトでのバックアップ方法を解説します。

5つのバックアップ方法&オプション

データ消失を未然に防ぐために、Windows 10でのバックアップ方法を理解しましょう~(●'◡'●)

システムの復元でWindows 10をバックアップ

★ご存知のように、「システムの復元」を行う場合には、まずバックアップを復元ポイントとして取得しておく必要があります。

つまり、復元ポイントの作成はWindows 10のバックアップを取るということです。

注意:「システムの復元」で使用する復元ポイントは、ユーザーが作成したデータではなくOSの設定ファイルなどのシステムデータです。

✍次は、Windows 10でシステムの設定を変更した場合や、それ以外にも定期的に復元ポイントを取得する方法を見てみましょう~

ステップ:「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」→「システムの復元の構成」→「構成」の順でクリックし、ポップアップのウインドウで「システムの保護を有効にする」を選択します。(詳しい情報を知りたいならこちらへ)

システムの保護を有効にする

こうすれば、復元ポイントは自動的に作成されます。

バックアップと復元(Windows7)でWindows 10をバックアップ

Windows 10に標準搭載されている「バックアップと復元(Windows7)」機能は、システムイメージを作成して、PC丸ごとバックアップすることができます。自分で作ったファイルだけでなく、OS環境も含めてWindows 10丸ごとバックアップしたい時、この方法を選択した方がいいです。

✍次は、バックアップと復元(Windows7)によりWindows 10のシステムイメージを作成する方法をチェックしましょう~

ステップ 1. 「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」をクリックします。

ステップ 2. 「バックアップと復元(Windows7)」を選択します。

ステップ 3. 「システムイメージの作成」をクリックします。

システムの保護を有効にする

ノート:システムイメージを作成するには「バックアップの設定」をクリックすることもできます。このオプションを選択する場合、システムだけでなく、ほかのバックアップしたいファイルもイメージファイルに追加できます。

ステップ 4. 「バックアップをどこに保存しますか?」と表示されるので、作成するイメージの保存先を選択し、「次へ(N)」をクリックします。

ステップ 5. バックアップ元とバックアップ先以外にもドライブがある場合、「どのドライブをバックアップに含めますか?」と表示されるので、システムイメージに含めたいドライブを選択し、「次へ(N)」をクリックします。

ステップ 6. 「バックアップの設定を確認します」 と表示されるので、保存先とバックアップに必要なディスク容量を確認してから「バックアップの開始 (S)」をクリックします。

バックアップの設定を確認

システムイメージの作成が始まります。バックアップの保存には、環境によって異なる時間がかかります。バックアップが終わるまで、他の仕事をしたりして気長に待つことができます。

もしPCに問題が起きたとしても、システムの復元でWindows 10を、作成したバックアップ時の状態に戻すことができます。システム再インストールの時間を浪費する必要はありません。

システムの復元を有効にして復元する方法

❀補足バックアップが終わると、「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されます。システム修復ディスクを作成
システムイメージだけを作成しても、PCが起動できなくなる時に復元できないので、ここで「システム修復ディスク」も一緒に作成しても良いです。

システム修復ディスクの作成についての注意点:
①CD-R、DVD-Rなどといった光学メディアが必要で、USBメモリなどには作成できません。
②パソコンを起動させること及びシステムの修復ができますが、データは持たないので、データ復元には別にシステムイメージが必要となります。

ファイル履歴でWindows 10をバックアップ

Windows 10でパソコンの個人フォルダや個人データをバックアップするには、この方法を選択した方がいいです。

ファイル履歴によるバックアップとは、あらかじめバックアップのスケジュールを設定しておき、一定の時間おきに変更のあったファイルなどをバックアップするというものです。これを使うことで、ファイルが破損や消失してしまった場合に過去のデータから回復させることが可能です。

Windows 10パソコンでファイル履歴を復元する方法

注意:
ファイル履歴に必要なのは、USBメモリや外付けハードディスクと、ファイル履歴の設定です。ファイル履歴のバックアップは、内蔵ドライブには取得できないので注意します。
ファイル履歴のバックアップは、Windows 10がインストールされたドライブのデータ(デスクトップ、お気に入り、アドレス帳、ビデオ、ピクチャ、ミュージック、ドキュメントなど)しか保存できません。著作権保護された音楽や映像のデータまたはテレビ録画したデータは保存できません。

✍次は、Windows 10でファイル履歴を利用して外付けHDDにパソコンのデータをバックアップする方法について説明していきましょう~

ステップ 1. スタートメニューの「歯車」アイコン(Windowsの設定です)をクリックし、「更新とセキュリティ」をクリックし、左メニューの「バックアップ」をクリックします。

ステップ 2. バックアップ設定の画面になるので、「ドライブの追加」をクリックして、バックアップ先の外付けHDDを選択します。

ステップ 3. ドライブを選択すると、「ファイルのバックアップを自動的に実行」が「オン」になります。初期設定では、1時間ごとにバックアップが実行されます。バックアップ対象のファイルは、フォルダ単位で保存されます。

ファイルのバックアップを自動的に実行

【補足】
「その他のオプション」をクリックして、バックアップ・オプションが表示されます。ここでは、バックアップの対象、サイズ、場所などの項目を確認できます。また、バックアップを実行する時間(頻度)、保管する期間、バックアップに追加したいフォルダ、バックアップから除外したいフォルダを設定できます。
バックアップについての設定が問題ないなら、「概要」欄の「今すぐバックアップ」をクリックできます。ほかのドライブにバックアップしたいなら、「ドライブの使用を停止」オプションをクリックできます。以前作成されたバックアップが削除されませんが、一度に1つのドライブにしかバックアップできません。

その他のオプション

回復ドライブの作成でWindows 10をバックアップ

「回復ドライブ」とは、システムに何らかの問題が発生して起動できなくなった場合にあらかじめ取得しておいたバックアップから正常な状態へ回復できるようにするためのものです。

「回復ドライブ」は、前に述べたシステム修復ディスクと違って、工場出荷状態に戻せるデータも含むため、パソコンがおかしくなった時に「回復ドライブ」だけでPCを起動できて、OSの復元ができます。

基本的には、USBメモリで「回復ドライブ」を作成しておけば良いです。回復ドライブの作成には、USBメモリ(32GB以上)が必要となります。

ステップ:「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」→「回復ドライブの作成」の順で開き、回復ドライブの作成を起動させます。以下の画面が出るので「次へ」をクリックし、後はUSBメモリを差し込み、指示とおり進めます。

回復ドライブ

回復ドライブの作成については、もっと詳しい情報を知りたいならこちら

バックアップフリーソフトでWindows 10をバックアップ

AOMEI Backupper Standardは強力なバックアップ&復元ソフトです。完全無料ですし、データを安全に保つために異なるバックアップオプションを提供します。顕著な特徴は次のとおりです。

無料ダウンロード Win 11/10/8.1/8/7/XP
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システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップ、4つのバックアップソリューションを提供し、Windows 10バックアップに関する全てのニーズに応えます。
バックアップスケジュールの設定をサポートします。毎日/毎週/毎月バックアップが定期的に自動実行されます。
様々な場所にバックアップを保存できます。例えば、外付けHDD、USBメモリ、共有フォルダなどです。

✍次は、AOMEI Backupper Standardを使用してWindows 10のシステムをバックアップする方法をみていきましょう~

ステップ 1. AB Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。

ステップ 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。

システムバックアップ

ステップ 3. Cドライブ以外にもWindowsのブートに必要なパーティションが自動選択されます。バックアップ先を選択するだけでいいです。

開始

ステップ 4. 「オプション」をクリックして、圧縮レベルを指定したり、コメントを追加したりすることができます。「スケジュール」をクリックして、日/週/月ごとにバックアップの作成を実行することができます。

パソコンのデータを定期的に自動バックアップする方法

ステップ 5. 最後は、「開始」をクリックします。

補足:

電子メール&SMS通知、イベントトリガーまたはUSB挿入のバックアップスケジュールを設定したい場合、大きな割引で無料版をAOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。また、AB Proでは「スキーム」も利用可能で、古いイメージを自動削除することでバックアップ保存用のディスク領域を解放することができます。

なお、企業の場合には台数無制限のPCで使用可能なAOMEI Backupper Technicianを選んでください。これを利用してクライアントに有償技術サービスを提供することもできます。

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ゆき
ゆき· 編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。