By ゆき / 最後の更新 2020年05月06日

エラー:システムイメージの作成に失敗する

Windows 10/8/7に内蔵されているツールを使って作成したシステムイメージとは、Cドライブの状態とパソコンの起動に必要なデータをまとめたものです。お好みの時点のシステムイメージをバックアップすることで、その時点までに行ったソフトウェアのインストールや設定内容も保存されています。

パソコンがうまく動かない場合には、システムイメージを利用してWindowsやプログラムを再インストールする必要がなく、システムを完全に元の状態に戻すことができます。そのため、万が一のトラブルに備えて、パソコンの動作が正常な状態のときに、システムイメージの作成を実行しておいたほうがいいと思います。

しかし、さまざまな原因でシステムイメージの作成が失敗するかもしれません。代表的なエラーメッセージは以下の通り4つあります。

1. バックアップに失敗しました。指定したバックアップの保存場所には、別のボリュームにシャドウコピーの記憶域があります。(0x80780038)

エラー0x80780038

2. バックアップに失敗しました。ディスク領域が不足しているため、保存場所にボリュームのシャドウ コピーを作成できません。(0x80780119)

エラー0x80780119

3. バックアップに失敗しました。2088958MB(約2.09TB)を超えるボリュームは、保護できません。(0x807800B4)

エラー0x807800B4

4. バックアップに失敗しました。バックアップセットのいずれかのボリュームのバックアップイメージを準備しているときにエラーが発生しました。(0x807800C5)

エラー0x807800c5

上述のエラーメッセージとエラーコードが表示され、システムイメージが作成できない時、どうしたらいいのでしょうか?次は、システムイメージの作成が失敗する6つの解決策を提供しています。原因により、適切なソリューションを選んでください。

別のボリュームにシャドウコピーの記憶域がある

エラーメッセージが示すとおり、バックアップ先に何か問題があるので、Windowsはシステムイメージをそこにバックアップできません。次の手順を試してみて、この問題を解決しましょう。

SFC.exeを実行してシステムファイルをスキャンする

コマンドプロンプトを起動し、sfc /scannowと入力してEnterキーを押します。このコマンドはバックアップ先のディスク上の問題を解決するかもしれません。少なくとも、うまくいかなかった原因を教えてあげます。これが完了すると、エラーなしでシステムイメージをバックアップできるはずです。

システムの保護を有効にする

Windows 7/8/10でシステムイメージの作成がまた失敗する場合、システム保護を有効にしてシステムの復元ポイントを作成することができます。復元ポイントもシャドウコピーを作成して、システムやファイルにもう1つの保護層を提供することができます。

システムの復元ポイントが作成された後、システムイメージの作成を再試行することができます。

ボリュームのシャドウコピーの作成に十分な領域がない

エラーメッセージが示すとおり、バックアップしようとするソースパーティションに十分な空き領域がないため、システムイメージバックアップのエラーが発生します。この問題を解決するために、システム(C)ドライブの容量を解放するか、またはシステムパーティションを拡張することで、空き容量を増やす必要があります。

バックアップ対象のデータ容量が500MB以下である場合、空き領域が50MBになる必要があります。500MBを超えるボリュームなら、少なくとも320MBが必要です。

2088958MBを超えるボリュームは、保護できない

Windows 7で2TB以上のボリュームをバックアップしようとする時しか、このエラーが出てきません。Windows 7では、イメージファイルを保存するために仮想ディスク(VHD)を作成することができます。VHDファイルを作成する時に、容量が2040GB(つまり2TB)を超えることはダメです。

この制限なので、Windows 7は2088958MB(約2.09TB)以上のボリュームのバックアップを作成できません。この問題を解決するために、ボリュームを縮小するか、またはシステムをWindows 8やWindows 10にアップグレードすることができます。

Windows 7以降のバージョンでは、このような2 TBの壁がありません。作成したシステムイメージをVHDXという新しい形式の仮想ディスクに保存するからです。

マウントされたバックアップボリュームにアクセスできない

手動でバックアップを実行する場合には「次のドライブのシステムイメージを含める」にチェックを入れるとエラーコード0x807800C5でシステムバックアップが失敗しますが、ファイルのみをバックアップすると正常に完了します。バックアップ元のchkdskも問題ありません。バックアップ先を新規HDDに変更しても同じエラーは出てきます。どうしたらこの問題を解決できるでしょうか?

【0x807800C5のため、システムイメージの作成が失敗する事例】

※ヒント:イベントログからエラーの詳細情報を確認できます。

システムイメージのバックアップ中、バックアップ先のHDDに仮想ディスクのイメージファイルが作成されます。エラーメッセージからそのイメージファイルをマウントした際に不具合が発生すると推測されます。

そのため、バックアップ処理が作成する仮想ディスクのイメージファイルを手動でマウントしてフォーマットすることは、システムを正常にバックアップできるように戻した対処法となります。

【具体的な操作方法】 バックアップに失敗した後、管理者権限で仮想ディスクのイメージファイルの格納フォルダにアクセスします。→このイメージファイルをマウントしてみます(イメージファイルを右クリックして「マウント」を選択し、「ディスクの管理」画面で確認する)。ディスクの初期化がされていなかった場合、初期化からフォーマットまで実行します。

上の解決策で問題を解決した後にバックアップ操作を再実行してください。

上記問題ではなく、システムイメージを作成する代替案

以上の解決法をすべて試してみた後、システムイメージの作成でWindows 7/8/10を依然としてバックアップできない場合、サードパーティ製のソフトウェアAOMEI Backupper Standardを使用することができます。

この無料バックアップソフトはシステムイメージの作成にMicrosoft VSSと自らの技術両方をサポートします。どの方法でも、ボリュームのシャドウコピーといったエラーが発生しません。3つの圧縮レベルを選択できるので、空き容量不足の問題を心配する必要がありません。これはMBR形式とGPT形式のディスクに完全対応するので、 2TB以上のHDDでも、正常にバックアップすることができます。

☞次は、Windows標準のバックアップ機能でシステムイメージが作成できない時の代替案(AOMEI Backupper Standardのシステムバックアップ機能を使う方法)をご紹介しましょう~

手順 1. このバックアップ&復元フリーソフトを無料でダウンロードし、インストールし、開きます。

手順 2. 「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。

システムバックアップ

手順 3. このプログラムはシステムとかブートとかに関するすべてのパーティションを自動で選択するので、下図のようにシステムイメージの保存場所(バックアップ先)を指定するだけでOKです。※AOMEI Backupperを使用してシステムイメージを内蔵ハードディスク、外付けHDDやNASなどに保存することができます。

バックアップ先

手順 4. 「開始」をクリックします。

◎NOTE:新しく追加されたデータやファイルを守るために、スケジュールを設定して、システムイメージを定期的に自動バックアップすることができます。スケジュールされたバックアップをフル/増分/差分モードで実行することができます。※しかし、差分バックアップが有料版でのみ使用可能です。個人PC用Professional版やビジネスPC用Workstation版にアップグレードしてください。もっと詳しく »

スケジュール

あとがき

バックアップの作成が完了した後、ブータブルメディアの作成をお勧めします。システムが正常に起動しない場合でも、ブータブルメディアを利用してバックアップからデータを復元することができます。また、Pro版を使用している場合、容量不足を解消するためにスキームを設定して、古いバックアップを自動削除することもできます。

システムイメージ作成エラーを解決するのに時間を費やす代わりに、このフリーソフトを使用してシステムバックアップを直接作成したほうがいいです。AOMEI Backupperによって作成されたシステムイメージがあれば、いつでもパソコンを簡単かつ迅速に以前の状態に戻すことができます。なお、異なるハードウェアを搭載したコンピューターまでシステムイメージを復元することもできます。