ファイルを指定した場所に自動転送/コピーする方法

この記事では、Windows 10/11で、Windows標準機能または、サードパーティー製のフリーソフトを使用して、ファイルを指定した場所に自動転送/コピーする方法を2つ紹介します。ニーズに応じていずれかの方法を選択しましょう。

Machi

By Machi 最後の更新 2022年10月13日

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前書き

単にファイルを別の場所に転送したい場合は、手動でコピペするだけでよいです。しかし、これらのファイルは頻繁に変更され、ターゲットフォルダに常に最新のコピーを維持したい場合はどうなりますか?

一般的には、コマンドラインでバッチファイルを作成し、「タスクスケジューラ」を使用して、定期的にファイルを指定した場所に転送することができます。次の記事ではそれを行う方法を説明します。

でも、この方法はあなたのニーズを満たすことができない、またはより簡単な方法を使いたい場合は、方法2の使用をご検討ください。

robocopy

ファイルを指定した場所に自動転送/コピーする方法

方法1. robocopyコマンドとタスクスケジューラを使用する

ファイルやフォルダのコピーによく使われるコマンドラインは、xcopyとrobocopyです。この2つのコマンドラインの区別についてさらに詳しく知りたいなら、こちらをご覧ください。ここでは、より強力なrobocopyを使用することにします。

ステップ 1. デスクトップ上で右クリックし、「新規作成」→「テキストドキュメント」を選択します。

テキストドキュメント

ステップ 2. テキストドキュメントを開き、コマンドを入力します。robocopyの基本的な構文は以下の通りです:

robocopy [コピー元] [コピー先]

ニーズに応じてコピー元とコピー先を記入します。例えば、デスクトップからDドライブにファイルをコピーしたい場合、コマンドは以下のようになります:

robocopy C:\Users\Delia\Desktop\copy D:\copy

もし、他のファイルを他のソースとターゲットディレクトリ間で同時に転送したい場合は、必要に応じてメモ帳に別のコマンドラインを追加するだけです。

さらに、空のディレクトリを除外してサブディレクトリをコピーする「/S」、古いファイルを除外する「/XO」、ソースフォルダからファイルを削除しながら別のフォルダに移動する「/MOV」などのスイッチを追加して、ファイル転送をカスタマイズすることができます。robocopyのオプションについてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

また、ファイル転送完了後に通知を受け取りたい場合は、echoコマンドとpauseコマンドを使用することができます:

@ECHO OFF

ECHO Copy completed!

robocopy C:\Users\Delia\Desktop\copy D:\copy /s /z

robocopy C:\Users\Delia\Desktop\copy1 D:\copy1 /s /z

PAUSE

これで、ファイルがターゲットディレクトリにコピーされた後に、「Copy completed(コピーが完了しました)」というメッセージが表示され、コマンドプロンプトは何かキーを押して続行するまで一時停止します。

ステップ 3. 「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択してファイル名を付け、拡張子を「.txt」から「.bat」に変更して保存します。

これでバッチファイルが作成され、ダブルクリックでコマンドを実行できるようになります。さらに、「タスクスケジューラ」でスケジュールタスクを作成すると、ファイルを自動的に別のフォルダにコピーしたり移動したりすることができます。

バッチファイル

また、パラメータを指定してrobocopyのスケジュールタスクを作成することもできます。例えば、「/MOT:m」と指定すると、「m」分後に変更を検出した場合、再度コピーを実行します。

ステップ 4. コントロールパネルを開き、表示方法から「大きいアイコン」または「小さいアイコン」を選択し、「管理ツール」→「タスクスケジューラ」を選択します。

「基本タスクの作成」を選択し、「基本タスクの作成ウィザード」を開きます。

基本タスクの作成

タスクの名前と説明を入力し、ニーズに応じてタスクを開始する方法を選択します。毎日ファイルを指定した場所に転送したい場合、「毎日」を選択して、次のページで特定の時間帯を設定します。

毎日

タスクの実行方法を選択します。ここでは、「プログラムの開始」を選択し、「次へ」→「参照」をクリックし、先ほど作成した.batファイルを選択します。

プログラムの開始

参照

すべての設定を確認し、「完了」をクリックすると、ファイルコピータスクがスケジュールされます。その後、「タスクスケジューラライブラリ」でこのタスクを確認できます。自由に編集/削除することができます。

タスクスケジューラライブラリ

補足:ファイルをネットワークドライブに自動転送する

「タスクスケジューラ」を使用して、マップされたネットワークドライブにファイルをコピーしたり、ネットワークドライブからファイルをコピーしたりする場合、実際に動作しないことがあります。その場合は、「タスクスケジューラライブラリ」でタスクのセキュリティオプションを確認してください。

「ユーザーがログインしているときだけ実行する」オプションが有効な場合のみ、「タスクスケジューラー」はネットワークドライブにアクセスできます。そうでない場合は、タスクを右クリックし、「プロパティ」を選択して、設定を変更してください。

ユーザーがログオンしているときのみ実行する

方法2. 【簡単】プロのデータ転送/同期フリーソフトを使用する

robocopyとタスクスケジューラの組み合わせは、多くの異なる目的を達成できますが、それはまた、PCに関する一定レベルの知識を必要とします。より簡単な方法を使いたいなら、プロのデータ転送/同期フリーソフト-AOMEI Backupper Standardをお勧めします。

このソフトはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。内蔵/外付けハードディスク、フラッシュドライブ、NAS、共有フォルダとクラウドドライブの間でファイルを転送/共有することができます。そのため、ネットワークフォルダをGoogleドライブに同期したり、あるいはコンピュータ間でデータを転送したりすることが簡単にできます。

このソフトウェアは、3つのステップでスケジュールタスクを作成し、ファイルを自動的に別のフォルダに転送することができます。詳細については、読み続けてください。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードして、インストールします~(〃` 3′〃)

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ステップ 1. AOMEI Backupper Standardを開き、「同期」→「ベーシック同期」を選択します。

ベーシック同期

★ベーシック同期は、変更されたファイルをソースディレクトリからターゲットディレクトリに同期します。もし、下の3つより高度な同期モードを利用したいなら、AOMEI Backupper Professionalなどの上位版へのアップグレードをご検討ください:
リアルタイム同期ソースディレクトリに変更が検出されると、直ぐにターゲットディレクトリに同期します。このモードでは、自動同期を設定する必要がありません。
ミラー同期ターゲットディレクトリ内のファイルをソースディレクトリ内のファイルと全く同じに保ちます。ソースディレクトリにないファイルがターゲットディレクトリに追加されると、削除されます。
双方向同期一方のディレクトリにファイルを変更すると、もう一方に同期します。

ステップ 2. 「フォルダを追加」をクリックして、転送するフォルダ/ファイルを指定します。矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、転送先を指定します。

フォルダを追加

▶ 注意:ネットワーク場所からファイルを転送するには、「Share/NAS」→「共有またはNASデバイスの追加」をクリックして、パスを指定します。ネットワーク場所にファイルを転送するには、逆三角形アイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。マップされたネットワークドライブについては、ローカルドライブと同様に直接選択すればよいです。

ステップ 3. 「自動同期」をクリックして、毎日/毎週/毎月の頻度でファイルの自動転送の実行を設定します。「開始」をクリックして、スケジュールタスクが作成されます。

自動同期

開始

イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の2つより柔軟的な自動同期モードを利用したい場合、AB Proへアップグレードしてください。
オプション削除操作の同期、ターゲットディレクトリのファイルの整合性の確認、転送完了後のメール通知などを設定できます。
補足:ファイルを1つのイメージファイルに圧縮して指定した場所にバックアップする

同期機能を使用すると、オリジナルのフォルダー構造やファイル形式を持つ、そのままのコピーを作成することができます。コピーされたファイルは直接アクセスできますが、ソースフォルダに何らかのミスを犯し、その変更がターゲットディレクトリにコピーされた場合、ファイルを以前のバージョンに復元することはできなくなります。

この場合を回避するには、AOMEI Backupperのバックアップ機能の使用をお勧めします。この機能は、ファイル/フォルダに加えて、システム/パーティション/ディスク全体を自動バックアップできます。バックアップイメージは復元せずに使用できませんが、異なるバージョンのデータを保持するので、任意の以前のバージョンに復元できます。

バックアップを作成するには、「バックアップ」タブに移動し、ニーズに応じてバックアップモードを選択して、同期タスクを作成する手順のようにバックアップタスクを設定すればよいです。非常に便利でしょう?(╹ڡ╹ )

また、AOMEI Backupperはクラウドストレージ-AOMEI Cloudを提供しています。バックアップをより便利に管理したい方には、「クラウドバックアップ」で重要なファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップするのをお勧めします。こうすれば、インタネットがあれば、どこでもそれらのバックアップを復元できます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。

https://www.ubackup.com/screenshot/jp/others2/title-pic/backup-page.png

まとめ

この記事では、ファイルを特定の場所に自動転送する方法を2つ紹介しました。xcopy/robocopyコマンドとタスクスケジューラを使用して、この目的を実現できますが、パソコンに精通していない方には、複雑で、ミスをする可能性が高いです。そのため、AOMEI Backupperのようなプロのデータ同期ソフトの使用をお勧めします。いくつかのクリックだけで、ファイルを任意の場所に転送できます。初心者でも気軽に使えます。

また、このソフトは、同期、バックアップ、復元に加えて、クローン、ディスク消去など様々な機能を備えています。データをHDDからSSDに転送する場合や、パソコンのデータを完全に消去する場合に、このソフトは役立ちます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!

Windows Serverのユーザーである場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。