HDDのクローンとバックアップ
Windows 11でHDDを丸ごとコピーしたい場合、バックアップまたはクローンを作成することができます。両者とも、あるドライブから別のドライブにデータをコピーします。
しかし、両者には違いがあります。ドライブをバックアップする場合、ほとんどのユーザーは、ドキュメント、写真、ビデオ、音楽など、必要なファイルのみをバックアップします。一方、ドライブをクローンする場合は、OS、コンピューターの設定、インストールされたアプリ、すべてのデータが含まれているすべてのものを別のディスクに丸ごとコピーします。そのため、クローンしたHDDからコンピューターを直接起動することができます。起動した後は、前のHDDと同じようにコンピュータを使用することができます。
Windows 11でHDDを丸ごとコピーする方法
今使っているHDDを別のHDDにコピーすることに悩まれますか?心配しないでください。この記事ではHDDを丸ごとコピーする2つの方法をご紹介します。1つの方法はWindowsに標準搭載されている機能を使います。もう1つの方法は無料で信頼できるサードパーティ製のクローンソフトを使います。ニーズに応じて、いずれかの方法を選択することができます。
方法 1. Windowsに標準搭載されている機能でHDDをバックアップ・復元
最初の方法は、Windowsに標準搭載されているツール「バックアップと復元(Windows7)」を使って、Windows 11でHDDを丸ごとバックアップし、そして「Windows回復環境」でこのバックアップを別のHDDに復元することです。安全性を高めるために、外付けHDDにバックアップすることをお勧めします。詳細な手順は、以下を読み進めてください。
手順 1. 「Win」キー+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力して「Enter」キーを押して「コントロール パネル」を開きます。
手順 2. 「システムとセキュリティ」での「バックアップと復元(Windows7)」をクリックします。
手順 3. 「システム イメージの作成」をクリックします。
手順 4. システムイメージの保存先として外付けHDDを選択し、「次へ」をクリックします。
手順 5. 前の設定が表示され、確認した後、問題がなければ、「バックアップの開始」をクリックします。バックアップの完了を待ちます。
手順 6. 完了した後、「システム修復ディスクを作成しますか?」のメッセージが表示されます。CD/DVDがあって作成したい場合は、「はい」をクリックします。CD/DVDがない場合または作成したくない場合は、「いいえ」をクリックします。
復元するために、まずバックアップしたドライブをPCに接続し、回復環境を起動します。そして、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムイメージを回復」の順にクリックします。目的のOSを選択し、Windows 11の復元が始まります。
方法 2. プロのクローンソフトでHDDをクローン
1番目の方法が少し面倒だと思ったり、標準で備えるツールの不安定性を心配したりする場合、この方法を試すことができます。それは、AOMEI Backupper Professionalというサードパーティ製のプロのクローンソフトを使用して、直接ソースディスクを別のディスクにクローンすることです。このソフトはディスクだけでなく、パーティションもクローンできます。プロのクローンソフトとして、このソフトは以下のようなメリットがあります:
- 起動可能:クローンを作成した後、復元せずにクローンしたHDDからコンピュータを直接起動することができます。
- インテリジェントクローン:デフォルトでは、使用されているセクタのみをコピーするので、大容量HDDを小容量SSDにクローンすることができます。
- バックグラウンドで実行:クローンがバックグラウンドでも実行できるため、クローンしている間に、コンピュータを通常通り使用することができます。
- 複数のストレージデバイス:HDDだけでなく、SSD、USBドライブ、NAS、クラウドなどにもクローンすることができます。
- 様々なシステム:最新のWindows 11に加えて、Windows 10/8.1/8/7/XP/Vistaにも対応しています。
そして、クローンを開始する前に、いくつかの準備作業を行う必要があります。
- ターゲットディスクをコンピュータに接続して、検出できることを確認してください。
- クローンした後、ターゲットディスク上のデータはすべて削除されるので、あらかじめ重要なファイルをバックアップしてください。
- クローンソフトAOMEI Backupper Professionalをダウンロードして、インストールしてください。
そして、以下の手順に従って、Windows 11でHDDを丸ごとクローンしましょう。
手順 1. AOMEI Backupperを開きます。「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。
手順 2. コピーしたいHDDをソースディスクとして選択します。
手順 3. ターゲットディスを選択します。
手順 4. 問題がなければ、「開始」をクリックすると、HDDが丸ごとクローンされます。
- 注意:
- パーティションを編集:クローン先のディスクはクローン元のHDDより大きい場合、容量を最大限に活用するには、このオプションで、「パーティションのサイズを手動で変更」または「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。
- SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDの場合、このオプションにチェックを入れると、クローン完了後、SSDの読み書き速度を向上させることができます。
- セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関わらず、すべてのセクターをクローンします。空白のセクターや論理的に不良セクターもクローンされます。
Windows 11でクローンしたHDDからコンピュータを起動する方法
クローンが完了した後、以下の手順で起動順位を変更し、クローンしたディスクからコンピュータを直接起動します。
手順 1. クローンしたHDDをコンピュータから取り出さないでください。コンピュータを再起動します。その後、メーカーに応じて、「F2」キー、「F12」キーまたは「Del」キーを押して、BIOS設定に入ります。
手順 2. 「Boot(ブート)」タブで、ターゲットディスクを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して変更を保存し、BIOSを終了します。コンピュータが自動的にクローンディスクから起動します。
まとめ
Windows 11でHDDを丸ごとコピーしたい場合、Windowsに標準搭載されているツールを使ってバックアップしてから復元するか、AOMEI Backupperようなプロのクローンソフトを使用してディスクを直接クローンするかを選択できます。
2番目の方法はより安全なだけでなく、クローンした後、ターゲットディスからコンピュータを直接起動することもできるので、お勧めします。また、前のHDDのように、インストールされたソフトを直接使用したり、いずれかのデータにアクセスしたりすることができます。
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