Windows 11でシステムの復元を実行する方法(代替方法付き)

Windows 11でシステムの復元を実行する方法を知りたいですか?システムのインストールやプログラムの更新は、何らかの理由で失敗したり、ソフトウェアの競合が発生したりした場合、システムの復元ポイントからPCを以前の状態に戻すことができます。この記事では、その方法をご紹介します。ぜひご覧ください。

Machi

By Machi 最後の更新 2024年02月06日

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Windows 11で「システムの復元」が必要な理由は?

システムの復元は、PCの保護と修復を目的としたWindowsのツールです。一部のシステムファイルとWindowsレジストリの「スナップショット」を取り、復元ポイントとして保存します。インストールに失敗したり、データが破損したりした場合、システムの復元を実行すると、OSを再インストールすることなく、システムを正常な状態に戻すことができます。

「システムの復元」でシステムの復元ポイントを作成する方法

PCのシステム復元ポイントを作成する前に、デフォルトでオフになっている「システムの保護」を有効にする必要があります。

復元ポイントを自動的に作成する

手順 1. スタートボタンをクリックして、「設定」を選択します。

設定を選択

手順 2. 「システム」→「バージョン情報」を選択します。

バージョン情報を選択

手順 3. 「システムの保護」をクリックします。

システムの保護をクリック

手順 4. 「システムのプロパティ」が表示され、「システムの保護」タブをクリックします。

手順 5. 「保護設定」セクションで、システムドライブを選択し、「構成」をクリックします。

構成をクリック

手順 6. 「システム保護を有効にする」を選択して、「OK」をクリックします。

システム保護を有効にする

🌟ディスク領域の使用量:

システムの保護を有効にすると、ディスク領域不足という問題が発生する可能があります。この問題を回避するには、システムの保護に使用する最大限のディスク容量を調整してください。

以上の手順が完了すると、Windows 11は、Windows UpdateやOSの新規インストール、システムの復元の実行前、特定のアプリケーションインストール時など、復元ポイントが自動的に作成されます。

復元ポイントを手動で作成する

手動で復元ポイントを作成したい場合は、以下の手順に従ってください。

手順 1. 「システムの保護を有効にする」の手順1-4に従って、「システムの保護」に移動して、「保護設定」セクションにターゲットドライブをクリックします。次に、「作成」をクリックします。

作成をクリック

手順 2. この復元ポイントに名前を付けて、他の復元ポイントと区別します。その後、「作成」をクリックします。

名前を付ける

手順 3. 作成が完了するまで待ちます。「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されたら完了です。「閉じる」をクリックします。

閉じるをクリック

後日、PCに問題が発生した場合、作成した復元ポイントを使用してWindows 11の復元を実行することができます。

システムの復元ポイントを使ってWindows 11を復元する方法

Windows 11のシステム復元ポイントを作成する方法はもう紹介しました。では、PCは問題が発生した場合に、この復元ポイントを使ってどのようにWindows 11を復元しますか?これから、システムの復元ポイントを使ってPCを復元する2つの方法をご案内します。場合によっていずれかの方法を選択することができます。

システムが起動できる場合

PCが起動でき、基本的な操作も実行できる場合は、この方法が最適です。Windows 11を復元するには、以下の手順に従ってください。

手順 1. 「システムのプロパティ」を開き、「システムの保護」タブで「システムの復元」をクリックします。

システムの復元をクリック

手順 2. 「システムの復元」ウィンドウが表示されます。「次へ」をクリックします。

次へをクリック

手順 3. 次に、復元したい復元ポイントを選択して、「次へ」をクリックして続行します。

復元ポイントを選択

🌟注意:

「影響を受けるプログラムの検出」をクリックすると、選択する復元ポイントによって影響を受けるプログラム/ドライバーを確認することができます。

影響を受けるプログラムの検出

手順 4. 確認画面が表示され、問題がなければ、「完了」をクリックします。PCが再起動され、復元を開始します。

完了をクリック

システムが起動できない場合

Windows 11が起動できない場合や「システムの復元」にアクセスできない場合でも、復元ポイントを使ってPCを復元することができます。それは、回復環境(WinRE)でWindowsを復元します。詳細な手順は、以下を読み進めてください。

手順 1. PCの電源が切れているとき、電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたらすぐ電源を切ります。3回繰り返すと、WinREが起動します。「トラブルシューティング」をクリックします。

トラブルシューティングをクリック

手順 2. その後、「トラブルシューティング」で、「詳細オプション」をクリックします。

詳細オプションをクリック

手順 3. 次に、「詳細オプション」が表示され、「システムの復元」を選択します。

システムの復元を選択

手順 4. 「システムの復元」画面が表示されます。これから、「システムが起動できる場合」の手順1 - 4に従ってください。

システムの復元

最高の「システムの復元」の代替フリーソフト

以上は、Windows 11でシステムの復元ポイントを作成・使用する方法です。復元ポイントを使用すると、システムを以前の状態に戻せますが、一部のユーザーは、Windows 11でこの機能を使用する際に、復元ポイントを作成できないや、復元できないなどの問題が発生したと報告しました。

これらの問題を解決するには、手間も時間もかかります。相当に面倒です。このような問題を回避したいなら、AOMEI Backupper Standardのようなバックアップ&復元用ソフトを使用することをお勧めします。このソフトはWindows 11に加えて、Windows 10/8.1/8/7/Vista/XPにも対応しています。

システムファイルの破損、ランサムウェアの感染、ハードドライブの故障などより深刻な障害が発生した場合、復元ポイントでシステムを復元できません。しかし、AOMEI Backupperで作成されたシステムイメージを使用すると、これらの問題は簡単に解決できます。

Windows 11をバックアップする

手順 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールして起動します。

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手順 2. 「バックアップ」→「システムバックアップ」の順にクリックします。

システムバックアップ

手順 3. デフォルトで、Windowsの動作に必要なパーティションが自動的に選択されるので、バックアップ先だけ選択すればよいです。外付け/内蔵HDD/SSD、共有フォルダ、NAS、USBメモリ、CD/DVDなど様々なストレージデバイスにバックアップすることができます。

バックアップ先を選択

手順 4.(オプション)次に、「オプション」、「スケジュール」、「バックアップスキーム」をクリックして、ニーズに応じて作成するバックアップファイルを設定します。

オプション:他のバックアップと区別するためのコメントを書いたり、バックアップファイルを圧縮したり、システムバックアップを完了すると電子メールで通知したりすることを設定することができます。

オプション

スケジュール:毎日、毎週、毎月、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の5つのモードから自動バックアップの実行を設定することができます。

バックアップ先がUSBメモリや外付けHDD/SSDなどのリムーバブルドライブの場合、「USB挿入」に設定することをお勧めします。こうすれば、それをPCに接続するたびに、バックアップが自動的に実行されます。非常に便利です。

スケジュール

バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、バックアップの自動クリーンアップを設定することができます。バックアップの自動クリーンアップを有効にすると、バックアップ先に十分な空き容量があることを確保できます(差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessional版で利用可能)。

バックアップスキーム

手順 5. 問題がなければ、「開始」をクリックして、システムイメージのバックアップが開始されます。

開始

Windows 11を復元する

システムバックアップを作成した後、インストールの失敗やデータの破損などの問題が発生した場合、作成されたシステムイメージを使用してPCを正常な状態に復元することができます。「復元」→「タスクを選択」をクリックし、前に作成されたシステムバックアップのタスクを選択すればよいです。

タスクを選択

💡ヒント:
  • システムクラッシュやディスク障害など、より深刻なシステム障害が発生した場合に備えて、あらかじめブータブルメディアを作成することをお勧めします。システムを起動できない場合、このメディアからPCを起動し、システムを以前の状態に復元することができます。

  • Windows 11を異なるハードウェア構成の別のPCへ展開/復元したい場合に、ブータブルメディアも役立ちます。まず、ブータブルメディアをそのPCに接続して、「ユニバーサル復元」機能(Professional版で利用可能)にチェックを入れると、簡単に復元することができます。

まとめ

この記事を読んで、「システムの復元」機能の必要性と実行する方法がわかったと思います。Windowsに標準搭載されている「システムの復元」機能を使ってシステムの復元ポイントを作成し、Windows 11を以前の状態に戻すことができます。また、信頼性できるサードパーティ製ソフトウェア-AOMEI Backupperを使用してシステムを復元することもできます。

この2つの方法を比較すると、後者の方がより簡単で、スタートメニューが動作しないなどより深刻なシステム問題を解決するのに役立ちます。それに、バックアップを作成する時でも、復元する時でも、エラーや問題を回避することができます。手間を省き、時間と労力を節約することができます。今すぐダウンロードして、使ってみましょう。

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。