詳細解説:SSD換装、クローンとクリーンインストール、どっちがいい?

古いHDDをSSDに交換しようとするとき、クローンを実行するのとクリーンインストールするのとどちらがよいのでしょうか?この記事では、正しい選択をするために、両方の方法について詳しく説明します。ぜひご覧ください。

Machi

By Machi 最後の更新 2022年10月12日

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ユーザー事例

 

新しいSSDを購入しました。SSDをOSに使って高速化したいし、高速ロードのためにいくつかのゲームもそこに入れたいです。古いHDDを動画やその他のデータの大部分に使いたいです。しかし、SSDには、古いHDDにあるものを全部入れられる容量があります。すべてのものをSSDにコピーするか、Windows 10をSSDに新規インストールするか、どちらかよいでしょうか?

 

SSD換装、クローンとクリーンインストール、どっちがいい?

ご存知の通り、SSDはHDDの最大100倍の速度があります。SSDは、コンピュータの起動時間の短縮、より高速のデータ転送、より高い帯域幅を提供します。したがって、多くのユーザーはコンピュータの全体的な性能を向上させるために、元のHDDをSSDに交換します。

SSDを購入した後、ユーザーは通常2つの選択肢に直面します:古いHDDをSSDにクローンするのですか?またはSSDにWindowsをクリーンインストールを実行するのですか?次に、両者の特徴や違いについて詳しく紹介します。理解した後、選択できるようになると思います。

補足:ケースのように、SSDとHDDを併用したい方は、「SSDとHDDを併用:最適な選択?設定方法を詳しく解説!」をご覧ください。

クローンとクリーンインストールの特徴と相違点

◎クローン

クローンとは、古いハードディスクにあるデータを新しいハードディスクに転送することです。

クローン完了後、Windows OS、既存のプログラム、個人データなど全てのデータを再インストールせずに、新しいハードディスクで直接使用することができます。システムディスク全体をSSDにクローンするか、システムだけをSSDに移行するかを選択することができます。

クローンを選択する理由の一つは、再設定や再インストールの時間を節約し、1:1の複製を得ることです。

◎クリーンインストール

クリーンインストールとは、ドライブをフォーマットした後、Windowsのインストールメディア(CD、DVD、USBメモリ)を介してWindows OSをインストールすることです。

ドライバーやソフトウェアを全て再インストールしたり、Windows Updateを再確認したり、すべてのシステムファイル、パスワードを再設定したりする必要があります。

しかし、クリーンインストールでは、現在のシステムに蓄積されたジャンクファイル、古いインストールファイル、一時ファイル、およびほとんどのエラー、ウイルスをクリーンアップすることができます。

以上の簡単な紹介から、両方の方法はそれぞれ長所と短所があります。元のHDDの状況に応じて、最適な方法を選択してください:

現在使用しているOS及びその他のソフトウェアに問題がなく、システムファイル及びその他のファイルが良好に動作する場合、クローンはより良い選択であり、多くの時間と労力を節約することができます。
しかし、もしお使いのOSに問題があったり、古いディスクに不良セクタがあったり、大量のキャッシュファイルや有害なファイルがあったりしたら、クリーンインストールを実行するのが一番良い選択です。

古いHDD上のデータをSSDにクローンする方法

Windows 10を含むHDDをSSDにクローンするために、信頼できるディスククローンソフトが必要です。なぜなら、多くのユーザーはHDDをSSDにクローンした後、多くの問題が発生したと報告しています。

ここでは、安定性の高いクローンフリーソフト-AOMEI Backupper Standardをお勧めします。このソフトは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。これによって、いくつかのクリックだけで、HDD上のデータをSSDにクローンできます。初心者でも気軽に使えます。

人気のあるディスククローンソフトとして、AOMEI Backupperは以下のようなメリットがあります:

全種類/メーカー製のHDD/SSDの間のクローンに対応:HDD、SATA SSD、NVMe M.2 SSD、USBメモリ、SDカードなど、異なる種類のディスクの間のクローンに対応しています。Samsung、WD、Seagate、東芝など、全メーカー製のディスクに対応しています。
SSD 4Kアライメント:クローン先がSSDの場合、このオプションにチェックを入れると、SSDの性能を向上させ、寿命を延長させることができます。
インテリジェントセクタークローン:デフォルトで、使用されているセクターのみクローンするので、大容量HDDを小容量SSDにクローンすることが可能です。また、不良セクターがスキップされるので、不良セクタ-によるクローン失敗を回避できます。
起動可能:クローンしたハードディスクから直接コンピュータを起動することができます。

これから、AOMEI Backupperを使用してWindows 10を含むHDD全体をSSDにクローンする方法を詳しく紹介します。

開始する前に、次の準備作業を行う必要があります:

1. クローンを作成すると、ターゲットディスク上のすべてのデータが上書きされるので、事前にその中の重要なファイル/フォルダをバックアップしておいてください。

2. SSDをパソコンに接続したり、取り付けたりします。SSDスロットが1つしかない場合、SSDの種類によって、USB変換ケーブルを準備する必要があります。

USB変換ケーブル

3. AOMEI Backupper Standardはデータディスクのクローンと、MBRからMBRへのシステムクローンのみサポートしています。GPTからGPTへ、GPTとMBRの間のクローンを作成したいなら、AOMEI Backupper Professionalなどの上位版へのアップグレードをご検討ください。

パーティションスタイルの確認:「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。クローン先のディスクとクローン元のディスクを右クリックし、「プロパティ」→「ボリューム」タブをクリックし、「パーティションのスタイル」でディスクのパーティションスタイルを確認します。または、AOMEI Backupperのターゲットディスク/ソースディスクの選択ページにも確認できます。具体的に、「ディスク」の文字の下、ディスク容量の上に表示されます。

パーティションスタイルの確認

4. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールします。

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ステップ 1. AOMEI Backupper Standardを起動し、「クローン」タブ→「ディスククローン」を選択します。

ディスククローン

▶ 注意:システムだけをSSDにクローンしたい場合、AOMEI Backupper Professionalにアップグレートして、「システムクローン」をご利用ください。

ステップ 2. クローンしたいHDDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ソースディスクを選択

ステップ 3. SSDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスクを選択

ステップ 4. 「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れ、すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。

開始

他の2つのオプション:
セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関わらず、空白セクターや不良セクターを含むすべてのセクターをSSDにクローンします。
パーティションを編集:SSDが古いHDDより大きい場合、クローンした後、SSDに使えない未割り当て領域がないのを確保するには、この機能で、SSDのパーティションを手動か自動で調整できます。*AB Professionalで利用可能です。「セクター単位のクローン」と同時に使えません。

クローン完了後、SSDからパソコンを起動するには、「BIOSで最初に起動するドライブをSSDに変更する方法」をご参照ください。

新しいSSDにWindows 10をクリーンインストールする方法

このパートでは、SSDにWindowsをクリーンインストールする方法を紹介します。始める前に、いくつかの準備作業を行う必要があります。

あらかじめ重要なファイルをバックアップしておく。クリーンインストールはSSD上のデータをすべて削除し、ゼロからスタートします。したがって、SSDに重要なファイルがある場合は、事前にバックアップしておいてください。
USBメモリを用意する。ドライブの容量は8GB以上であることが必要です。
他のディスクをパソコンから取り外す。パソコンに複数のドライブがある場合、BIOSが正しく認識せず、USBメモリから起動しないことがあります。

ステップ 1. USBメモリをパソコンに挿入します。Windows 10メディア作成ツールをダウンロードし、起動します。

ステップ 2. Windowsツールを起動し、「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択します。次に「次へ」をクリックし、画面の指示に従ってインストールを完了します。

他のPC用にインストールメディアを作る

ステップ 3. パソコンの電源を切り、PCケースを開けて元のHDDを取り出します。SSDをドライブベイに挿入します。パソコンを再起動し、パソコンメーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押してBIOSに入り、矢印キーで「Boot」ブートに移動し、USBメモリを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して変更を保存します。これで、パソコンはUSBメモリから起動します。

BIOS起動キー

BIOS

ステップ 4. インストールする言語、時刻と通貨の形式、キーボードまたは入力方法を選択します。「次へ」をクリックして続行します。

次へ

ステップ 5. 次に、「今すぐインストール」をクリックし、ライセンス条項に同意して、「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。

今すぐインストール

カスタム

ステップ 6. 新しいドライブが1台しか接続されていないため、以下のような画面が表示されます。「ドライブ0の割り当てられていない領域」を選択し、「次へ」をクリックしてWindows10をSSDにインストールします。

ドライブ0の割り当てられていない領域

まとめ

この記事を読んだ後、クローンまたはクリーンインストールのどちらを選択するか知っていますか?要約すると、Windows OSの性能が良ければ、クローンを選択して、時間と労力を節約することができます。しかし、古いディスクには問題がある場合、クリーンインストールを選択することをお勧めします。

AOMEI Backupperはクローン機能をサポートしているだけでなく、バックアップ、同期、復元など他の強力な機能も搭載しています。そのバックアップ機能を使って、クローンした後、SSD上のデータを持続的に保護できます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。