OneDriveをNAS（SynologyやQNAPなど）にバックアップする方法

なぜOneDriveをNASにバックアップするのか？

Microsoft OneDriveは、高速で手間のかからないデータ保存方法を提供する人気のクラウドストレージサービスです。物理的なハードドライブに比べ、OneDriveは手頃な価格で、システムやハードウェアの故障リスクからデータを保護します。理想的なオフサイトストレージデバイスとして使用することができますが、それだけでは十分ではありません。

3-2-1のバックアップ戦略によれば、異なる場所に複数のバックアップを保管する方が安全です。実際の状況に基づいて独自の計画を実行することができます。たとえば、OneDriveをSynologyやQNAP NASにバックアップするか、逆にNASをクラウドドライブにバックアップすることができます。

また、以前にOneDriveを使用していたが、NASにデータ保護の役割を引き継がせたい場合、古いクラウドドライブからすべてのファイルをバックアップする必要があるかもしれません。

どのようなケースがある場合でも、この記事では効果的な解決策を提供します。

OneDriveをSynology／QNAP NASにバックアップする方法

各NASデバイスには、それぞれのデータ転送ユーティリティが付属しています。たとえば、Synology NASの場合はHyper Backup、QNAP NASの場合はHybrid Backup Syncがあります。残念ながら、Hybe BackupではMicrosoft OneDriveをサポートしないので、OneDriveをSynology NASにバックアップすることができません。

また、QNAPのHBSでは、OneDriveをQNAP NASにバックアップすることもできません（QNAPからOneDriveへのバックアップはサポートされています）。このような場合、クラウドとQNAP NASの間でファイルを転送するための一方向または双方向の同期タスクを作成することができます。

上記のツールに加え、SynologyパッケージセンターでCould Syncをインストールしたり、QNAP QTS App CenterでCloud Drive Syncをインストールしたりすることもできますが、これらは同期ではなくバックアップのために設計されています。

バックアップと同期の違いは？

同期は、元の形式を保ったままソースファイルの完全なコピーを作成することを意味します。そのため、同期化されたデータに直接アクセスして使用することができます。

バックアップは、データを別の場所にコピーして保護することを意味します。バックアップを取ることで、データを紛失した場合でも、バックアップからデータを復元することができます。

簡単に言えば、バックアップはデータを保護するために使用され、同期はデータを共有するために使用されます。

OneDriveからNASへのファイルのバックアップや同期化方法は？

OneDriveからNASにファイルをコピーして直接使用したい場合は、同期が最適です。特定のNASの組み込みユーティリティを使用し、一方向または双方向同期を実行することができます。

クラウドファイルを正確なコピーではなくバックアップとしてNASに保存したい場合は、バックアップが適切な方法です。増分バックアップや差分バックアップなど、時間とスペースを節約するためのオプションがさらに用意されています。ただし、ほとんどのNASの管理ツールやWindowsのバックアップユーティリティではそれを行うことができないため、フルバックアップオプションを備えたサードパーティのプログラムを使用する必要があるかもしれません。

OneDriveをNASにバックアップまたは同期する最良の無料方法

AOMEI Backupper Standardは、Windows 11／10／8.1／8／7／XP／Vista用の強力なバックアップ＆復元プログラムです。内蔵／外付けハードドライブ、USBドライブ、クラウドドライブ、NASなど、さまざまなストレージデバイスをバックアップのソースまたは宛先としてサポートしています。

また、このソフトは特定のディレクトリ内のファイルとフォルダだけでなく、日常的に使用しているコンピュータのパーティション、ディスク、またはオペレーティングシステムなどをバックアップすることもできます。

OneDriveとNASの間でファイルを同期する場合は、ベーシック同期を使用して簡単に完成することができます。Hyper BackupやHybrid Backup Syncとは異なり、AOMEI BackupperはNASのブランドに制限されません。必要に応じて、サポートされるデバイス間でファイルを同期することができます。以下のボタンをクリックし、このソフトをダウンロードしてインストールします。そして、次の手順に従ってください。

※パワフルな機能をお楽しみいただくために、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードすることもできます。古いバックアップの自動削除、リアルタイム同期、双方向同期、ミラー同期などの機能が追加されます。

AOMEI Backupperを使用してOneDriveをNASにバックアップする方法：

1. ソフトウェアを起動し、「バックアップ」をクリックし、「ファイルバックアップ」を選択します。

2. 必要に応じて「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックし、OneDriveを選択してバックアップしたいファイル／フォルダを選択します。

3. 2番目のバーで、逆三角形のアイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。そして、ポップアウトウィンドウでNASの必要な情報を入力してください。

4. 「オプション」「スケジュール」「バックアップスキーム」の設定を好みに応じて行い、その後「開始」をクリックして完了まで待ってください。

◆オプション：バックアップモード、圧縮レベル、イメージファイルの分割、コメント、メール通知などの調整ができます。
◆スケジュール：毎日／毎週／毎月／イベントトリガー／USB挿入のモードで自動バックアップを設定することができます。
◆バックアップスキーム：フル／増分／差分バックアップ方式を選択することができます。また、古いバックアップの自動クリーンアップ機能も有効にすることができます。差分バックアップと自動クリーンアップ機能はPro版で利用可能です。

AOMEI Backupperを使用してOneDriveをNASに同期する方法：

1. 「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。

2. 「フォルダを追加」をクリックし、OneDriveフォルダをソースディレクトリとして選択します。

3. 次には2番目のバーで、逆三角形のアイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。そして、ポップアウトウィンドウでNASの必要な情報を入力してください。

4. 操作を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。

◆ベーシック同期タスクを自動的に実行するためのスケジュールを作成することができます。もしリアルタイムに変更を検出して即座に同期させたい場合は、Pro版にアップグレードして「リアルタイム同期」を選択してください。
◆クラウドドライブとNAS間の変更を相互に同期する「双方向同期」機能も利用可能です。

🌟おまけ：

クラウドストレージがますます人気を集める中、AOMEIは独自のクラウドである「AOMEIクラウド」をユーザーに提供しています。AOMEIアカウントに登録すると、15日間で無料で1TBのストレージを利用することができます。重要なファイルをAOMEIクラウドにバックアップするには、「バックアップ」→「クラウドバックアップ」をクリックしてください。

まとめ

OneDriveをNAS（SynologyやQNAPなど）にバックアップしたい場合、AOMEI BackupperはクラウドサービスやNASのブランドに制限がないため、良い選択肢となります。ファイルを完全なコピーとして同期したい場合も、このソフトの4つの同期機能で簡単に実行することができます。

その上、AOMEI Backupperは完全なWindowsのバックアップと復元のソリューションです。システムの故障やハードドライブの障害の場合、PCをクラウドドライブにバックアップすることで、何か問題が発生した場合でも、コンピュータを正常な状態に簡単に復元することができます。さらには、システムイメージを再インストールせずに別のコンピュータに展開することもできます。ぜひこのソフトをダウンロードして試してみてください～