完全ガイド：Windows Server 2008 R2のインプレースアップグレード

クイックナビゲーション：

• インプレースアップグレードの概要
• 提案：データの損失を防ぐためのバックアップ計画
• ガイド：Windows Server 2008 R2からWindows Server 2012 R2へのアップグレード
• まとめ

インプレースアップグレードの概要

インプレースアップグレードは、既存の設定、サーバーロール、データを失うことなく、古いオペレーティングシステムからより新しいものに移行する機能を提供します。現在のバージョンに基づいて、どのバージョンのWindows Serverにアップグレードできるかを判断するには、以下の図を参照してください：

アップグレードを開始する前に、コンピューターが以下の要件を満たしている必要があります：

🧊アップグレードするWindows Serverのバージョンを確認します。
🧊ハードウェアがWindows Serverのハードウェア要件を満たしているか上回っています。
🧊Azureで実行されていません。
🧊インストールメディアが使用可能です。
🧊有効なプロダクトキーとアクティベーション方法があります。商用ライセンスプログラム、小売、オリジナル機器製造（OEM）などからWindows Serverメディアを受け取った場合、キーや方法は異なる場合があります。
🧊コンピューターからファイルを保存する場所（例えばUSBフラッシュドライブやネットワークの場所など）が必要です。

Windows Server 2008 R2をインプレースアップグレードできますか？

2020年1月14日に、Windows Server 2008およびWindows Server 2008 R2のサポートが終了しました。したがって、これらの古いバージョンを使用しているユーザーは、より新しいバージョンのWindows Serverにアップグレードする必要があります。

ただし、Windows Server 2019へのインプレースアップグレードは常にWindows Server 2008 R2から直接行うことができるわけではありません。しかし、2つの連続したアップグレードプロセスを実行することで、このアップグレードを実現することができます。

①まず、Windows Server 2008 R2からWindows Server 2012にアップグレードする必要があります。
②次に、2回目のインプレースアップグレードを実行し、つまりWindows Server 2012 R2から2019にアップグレードします。

この記事では、Windows Server 2008から2012へのアップグレードの手順について説明します。下記の手順に従い、Windows Server 2008 R2からのアップグレードを成功することができます。

提案：データの損失を防ぐためのバックアップ計画

Windows Serverのインプレースアップグレードでは、データを含む既存のコンテンツを保護することができますが、特定のケースではデータの損失の可能性があります。そのため、バックアップソフトウェアを使用してオペレーティングシステムと重要なデータを保護するための対策を取ることを強くお勧めします。AOMEI Backupper Serverはサーバー向けの専門バックアップおよびリストアソフトウェアです。追加の保護レイヤーを提供し、アップグレードプロセス中に予期しない問題が発生した場合に簡単に復元できるように保証します。また、次のようなメリットがあります：

🍨柔軟なバックアップオプション：ファイルやフォルダをバックアップすることができるだけでなく、システム、パーティション、ディスクをバックアップすることもできます。AOMEI Backupperはまた、最高のSamsung T7 SSDバックアップソフトウェアです。
🍨Windows Serverとの互換性：すべてのWindows Server（Server 2003／2008（R2）／2012（R2）／2016／2019／2022）をサポートしています。
🍨多様なバックアップ先：外付けハードドライブ、NAS、ネットワーク共有、クラウドサービスなど、さまざまなストレージにServerをバックアップすることができます。何か問題が発生しても、これらの場所からバックアップを復元することができます。

AOMEI Bakcupper Serverをダウンロードしてインストールし、起動します。ここではシステムバックアップを例に説明しますが、ご自身の需要に応じてバックアップ方法を自由に選択することができます。

1. 左側のパネルで「バックアップ」をクリックし、「システムバックアップ」を選択します。

2. 別のバックアップタスクと区別するには、「タスク名」でタスクの名前を変更します。ソースディスクとしてシステムパーティションがデフォルトで選択されます。次にWindows Server 2008 R2イメージバックアップを保存する場所を選択します。

3. カスタマイズされたバックアップを設定することができます。

インターフェースの下部で「スケジュール」をクリックし、毎日／毎週／毎月／イベントトリガー／USB挿入の5つのモードで自動バックアップを設定することができます。

バックアップスキーム：フル／増分／差分バックアップと、古いバージョンのバックアップの自動削除を設定することができます。

4. 設定を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。

ガイド：Windows Server 2008 R2からWindows Server 2012 R2へのアップグレード

1. Windows Server 2012 R2のセットアップ画面で、「今すぐインストール」をクリックします。

2. サーバーがインターネットに接続されている場合は、インストール時にアップデートをダウンロードするために、「オンラインで今すぐ更新プログラムをインストールする（推奨）」をクリックします。

3. 必要に応じて、Windows Server 2012 R2のライセンス認証をするためのプロダクトキーを入力します。プロダクトキーの入力を求められない場合は、このステップをスキップします。

4. サーバーのニーズに応じて、「GUI使用サーバー」または「Server Core インストール」のいずれかを選択します。ここでは、一般的な「GUI使用サーバー」を選択します。そして「次へ」ボタンをクリックします。

5. ライセンス条項を確認します。「同意します」をチェックして「次へ」をクリックします。

6. インプレースアップグレードを行う場合は、「カスタム：Windowsのみをインストールする」を選択します。

7. セットアップはアプリケーションの互換性をチェックし、互換性レポートを作成します。

8. 次に、Windowsのアップグレードを開始します。

9. セットアップが完了し、自動的に再起動されます。アップグレードが完了すると、Windows Server 2012 R2のログイン画面が表示されます。

まとめ

以上ではWindows Server 2008 R2からWindows Server 2012 R2へのインプレースアップグレード方法です。前述のように、AOMEI Backupperを使用して良好なバックアップ計画を立てることが必要です。これにより、インプレースアップグレード中に予期しないデータの損失が発生した場合でも、作成したバックアップから復元して重要な情報を守ることができます。

また、このソフトウェアは優れたバックアップと復元機能に加え、システムクローン、ファイル同期、ディスクの完全消去など様々な機能も提供しています。これにより、データの安全をいつでも保護することができます。ぜひこのソフトを試してみてください～