Windows 11|0xc000000eエラーの原因と解決策4つ-データ損失なし

パソコンを正常に起動しようとしたり、回復ツールを使って復元しようとしたりすると、エラーコード0xc000000eが表示されることがあります。このエラーを修復するにはどうすればいいのでしょうか?この記事では、最も簡単な対策をご紹介します。

By @Machi 最後の更新 2022年12月16日

0xc000000eエラーが発生する原因

パソコンを正常に起動しようとしたり、回復ツールを使ってPCを復元しようとしたときに、画面上にエラーコード0xc000000eが表示されることがあります。

このエラーが発生する原因は何でしょうか?以下のようなことが考えられます。

①. 無効なBCD

BCD(ブート構成データ)はOS(オペレーティングシステム)の起動時の構成情報を格納している場所です。BCDが無効になる原因としては、ディスクの書き込みエラー、電源障害、ブートセクターへのウイルス感染などが考えられます。

②. 正しくないBIOSの設定

ユーザーが最近Cドライブのシステムファイルを削除したり、BIOSの設定を変更したりした場合、新しい設定がハードディスクと互換性がない可能性があります。注意しなければならないのは、ブートモードの設定です。オペレーティングシステムがレガシBIOSモードを使用してインストールされた場合、レガシBIOSモードでのみオペレーティングシステムを起動することができます。

③. ドライバーの非互換性

パソコンにカスタムドライバーがインストールされている場合、システムとソフトウェアの非互換性に問題がある可能性があります。

では、Windows 11でエラーコード0xc000000eを修正するにはどうすればよいのでしょうか?詳細については読み進めてください。

Windows 11でエラーコード0xc000000eを修正する方法

0xc000000eエラーが発生する原因を理解した後、次に、このエラーを修正する方法について紹介します。エラーが修正されるまで、順に試してみましょう~

方法1. 物理デバイスの接続を確認する

0xc000000eエラーをトラブルシューティングするときに最初にすることは、パソコンの物理デバイス接続をチェックすることです。

これは、パソコンが優先順位に基づいてブートデバイスを選択するためです。ローカルディスクよりも優先順位の高い別のデバイスがパソコンに接続されている場合、パソコンがそこから起動しようとする可能性があります。

そのような場合は、次のようにしてください:

1. パソコンを起動する前に、外付けハードディスク、CD/DVD、USBメモリなどの外付けストレージをすべて取り外します。

2. パソコンの電源を切り、キーボード、マウス、その他の周辺機器がしっかりと接続されていることを確認してから、電源を入れます。

方法2. BIOS設定をリセットする

この問題が発生する前に、BIOS設定でSATAコントローラモードを変更した場合、元の設定に変更してみてください。

1. パソコンを再起動し、メーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押して、BIOS設定にアクセスします。

2. BIOSでコントローラモード設定オプション(Controller Mode)を見つけます(SATA、IDE、AHCIという言葉を含む設定オプションを探す)。

3. パソコンが正常に起動できるようになるまで、これら3つのモードを切り替えてみます。

まだ正常に起動できない場合は、引き続き、次の解決策を試してみてください。

方法3. スタートアップ修復機能を使用する

スタートアップ修復は、一般的なスタートアップ問題の解決に役立ちます。パソコンを正常に起動できない場合、WinREのこの機能を試してみることができます。

1. パソコンを完全にシャットダウンしてから、電源を入れます。システムが起動し始めたら、もう一度電源ボタンを長押しして、システムを強制的にシャットダウンさせます。この手順を2回繰り返します。

2. 3回目に、パソコンが正常に起動するようにします。システムが自動的に自動修復モードになります。

3. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」をクリックし、修復が完了するのを待ちます。

それでも正常に起動しない場合は、bootrecコマンドを使用してBCDを再構築してください。

方法4. BCDを手動で再構築する

ブートエラーは通常、破損したBCDが原因なので、以上の解決策で問題が解決されない場合、BCDを再構築するのを試すことができます。

1. Windows 11のインストールディスクをパソコンに挿入し、パソコンを起動します。

2. 言語などを設定し、「次へ」をクリックし、「コンピューターを修復する」オプションをクリックします。

3. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。

4. 以下のコマンドを入力し、各コマンドの後に「Enter」キーを押して実行し、マスターブートレコードとブートセクタを修正します。

bootrec /fixmbr

bootrec /fixboot

bootrec /scanos

5. 次に、BCDを再構築するために、「bootrec /rebuildbcd」を入力し、「Enter」キーを押します。

オススメ:エラーに備えてシステムをバックアップしておく

0xc000000eエラーが発生したとき、上記の修正方法で修正できるかもしれません。しかし、すべて試しても問題が解決できなく、システムを再インストールする必要がある場合もあります。

したがって、このような場合を避けるには、エラーを修正した後、システムをバックアップしておくのをお勧めします。こうすれば、システムを再インストールする必要がある場合でも、重要なデータが紛失する心配がありません。それに、システムバックアップの復元も問題を解決するための最も早くて簡単な方法です。

ここでは、バックアップ&復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardを強くお勧めします。このソフトを使用していくつかのクリックだけでシステムをバックアップすることができます。初心者でも気軽に使えます。また、自動バックアップをサポートしています。バックアップタスクを一回作成した後、システムを持続的に保護することができます。

次に、AOMEI Backupper Standardを使用して、Windows 11システムのバックアップを作成する方法をご案内します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールします。

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▶ 注意:AOMEI Backupper StandardはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。Windows Serverユーザーの場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。

1. AOMEI Backupper Standardを起動します。「バックアップ」→「システムバックアップ」を選択します。

2. Windows 11の起動に必要なドライブが既に選択されるので、システムバックアップの保存先だけを選択します。「開始」をクリックします。

下の3つのオプションでバックアップをカスタマイズできます:
オプション:他のバックアップと区別するためのコメントを書き込んだり、システムバックアップの圧縮レベルを選択したり、バックアップ完了後の電子メール通知を設定したりすることができます。
スケジュール:この機能では、毎日、毎週、毎月、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の5つのモードから、自動バックアップを設定することができます。イベントトリガーとUSB挿入はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版へアップグレートした後に利用可能です。
バックアップスキーム:フルバックアップ、変更された部分のみバックアップする増分/差分バックアップ、古いバックアップの自動クリーンアップを設定することができます。差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessional版で利用可能です。

まとめ

この記事では、Windows 11で0xc000000eエラーの修正方法を4つ紹介しました。エラーを修正するまで、方法を順番に試してみることができます。

問題が解決された後、今度このようなエラーをより早く解決するには、システムバックアップとブータブルメディアを作成しておくことをお勧めします。こうすれば、システムが正常に起動できない場合、システムイメージを復元することで、システムを簡単に以前の状態に戻すことができます。

また、AOMEI Backupperはディスク、パーティション、ファイル/フォルダバックアップもサポートしています。様々なデータを保護することができます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!