LaCieハードディスクを交換する方法|HDDをクローンして安全に移行

LaCieハードディスクの調子が悪い、または容量不足を感じていませんか?このページでは、HDDを安全に交換するために、クローン作成によるスムーズなデータ移行手順を詳しく解説。初心者でも安心して実行できる方法をご紹介します。

Yoyo

By Yoyo 最終更新日: 2025年04月07日

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なぜLaCieハードディスクを交換する必要があるのか?

LaCieの外付けハードディスクは、プロのクリエイターや写真・映像編集者、また大量のデータを扱うビジネスユーザーから高く評価されているストレージデバイスです。洗練されたデザインと高いパフォーマンス、そして堅牢な作りが魅力で、特にMacとの高い互換性が支持されています。初期状態ではMac用にフォーマットされていることが多いものの、再フォーマットを行えばWindows環境でも問題なく使用できます。

lacie hdd 交換

しかし、いかに信頼性の高いLaCie HDDであっても、長期間使用していれば、徐々に以下のような問題が現れてきます:

  • 時間がたつと読み書きが遅くなる

  • 壊れやすくなる

  • 容量が足りなくなってデータの整理が大変になる

  • 新しいOSやソフトと合わなくなることがある

このような状況に直面したとき、多くのユーザーが新しいHDDやSSDへの「交換」を検討します。とはいえ、ストレージの交換において最も注意すべきなのは、今まで蓄積してきた大切なデータをいかに安全に移行するかという点です。

特にLaCie製品のように、プロ用途で使用されることが多い外付けHDDの場合、失われるデータには仕事の成果物や貴重なアーカイブが含まれている可能性があり、単なるデータコピーでは不十分なこともあります。

そこで求められるのが、「LaCie HDDを丸ごとクローンして交換する」というアプローチです。これにより、OSや設定、ソフトウェア、フォルダ構成までもそのまま新しいディスクに移行できるため、再設定の手間もなく、すぐに従来通りの作業環境を再現できます。このページでは、LaCieハードディスクの交換を検討している方に向けて、安全かつ効率的にデータを移行する方法を詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

LaCie HDD交換前に準備すべきこと

LaCieハードディスクを安全かつスムーズに交換するためには、事前の準備がとても重要です。いきなり新しいディスクを接続しても、思った通りに動作しなかったり、互換性の問題が起きたりすることがあります。このセクションでは、交換前に確認すべきポイントと、データ移行に最適な方法についてご紹介します。

使用中のLaCie製HDDの型番・接続規格を確認する

まず最初に行うべきは、現在使用しているLaCie HDDの詳細情報を把握することです。LaCieにはさまざまなモデルがあり、たとえば「d2 Quadra」や「Rugged」シリーズなど、それぞれに対応する接続インターフェースや仕様が異なります。

具体的には以下の項目を確認してください:

  • 製品名・型番(例:LaCie d2 Quadra、LaCie Rugged USB-Cなど)

  • 接続方式(USB 3.0 / USB-C / Thunderbolt / eSATAなど)

  • 使用中の容量(交換するHDDの目安にもなります)

新しい交換用HDDを用意する

交換するHDDは、現在のLaCie HDDと同じか、それ以上の容量を持つものを選ぶのが基本です。また、データの安全性や耐久性を考慮し、できるだけ信頼性の高いメーカーのHDDやSSDを選ぶことをおすすめします。

データ移行には「クローン作成」がおすすめな理由

LaCie HDDを単純に交換するだけでは、既存の環境をそのまま引き継ぐことはできません。特に、OSやアプリケーション、各種設定が保存されているHDDを交換する場合は、「クローン作成」という方法を使うことで、まるごと環境を再現することが可能です。

クローン作成の主なメリットは以下の通りです:

  • OSやアプリ、各種設定も含めて完全コピーが可能

  • 交換後すぐに以前と同じ環境で作業を再開できる

  • バックアップの手間や再設定の手間を大幅に省略

クローン作成には、信頼性の高い専用ソフトの使用が不可欠です。AOMEI Backupper Professionalは、ディスク全体のクローンを迅速かつ正確に実行できるため、LaCie HDDの交換時にも安心して使用できます。直感的に操作できる設計で、OS・アプリ・設定・ファイルをまとめて新しいディスクに移行可能です。後のセクションで手順を詳しくご紹介します。

LaCie HDDを丸ごとクローンして交換する方法

LaCieハードディスクを交換する際に、最も確実で効率的な方法が「クローン作成」です。特に、AOMEI Backupper Professionalを使用すれば、システムやアプリ、個人データを含むディスク全体をそのまま新しいHDDへ移行できます。このソフトは、以下のようなメリットがあります:

AOMEI Backupper
  • 3つのクローンモードに対応:システムクローン・ディスククローン・パーティションクローンの3種類のモードを搭載しています。
  • インテリジェントクローン:デフォルトでは、ディスク上の使用済みセクターのみを効率的にコピーします。すべてのセクターをそのままコピーしたい場合は、「セクター単位のクローン」オプションを選択することで対応できます。
  • SSD 4Kアライメント:SSD 4Kアライメント機能により、クローン後の読み取り・書き込み速度を最適化し、SSDの性能を最大限に発揮させることができます。
  • 幅広いWindows環境に対応:Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPなど、あらゆるWindowsオペレーティングシステムに対応しており、さまざまなパソコン環境で安心してご利用いただけます。
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AOMEI Backupper ProfessionalでLaCieハードディスクを新しいHDDにクローンする手順

1. 現在使用しているLaCie HDD(クローン元)と新しい交換用HDD(クローン先)を、パソコンに接続します。USBやSATA接続に対応したアダプターやドッキングステーションを利用すると便利です。

2. AOMEI Backupper Professionalをダウンロードしてインストールし、起動します。左メニューの「クローン」から「ディスククローン」を選択します。

ディスククローン

3. 元のLaCie HDDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ソースディスク

4. 新しいHDDをクローン先として選択し、「次へ」をクリックして進めます。

ターゲットディスク

5. 操作概要が表示され、設定を確認します。最後に、「開始」をクリックしてクローンタスクを実行します。

開始

🌟ヒント:

ディスクをより大容量のものにクローンした際、未割り当て領域が発生することがあります。その場合は、「パーティションを編集」機能を使って、パーティションのサイズを自由に調整することができます。※なお、「セクター単位のクローン」オプションとの併用はできないのでご注意ください。

LaCieハードディスクを交換する手順

LaCieの外付けHDDは、交換可能なディスクトレイ構造を採用しているモデルが多く、ユーザー自身でも安全にHDDを交換できます。以下の手順に従って、正しく作業を行いましょう。

【手順1】交換するHDDを取り外す

1. 本体前面または側面にあるディスクトレイを確認し、交換したいHDDを選びます。ディスクトレイの右側にある小さな穴に人差し指をかけ、ゆっくりと外側に引きます。この操作でSATAコネクタからHDDがロック解除され、トレイごと引き抜ける状態になります。

交換するHDDを取り外す

2. ある程度緩んだら、両手でトレイ全体をしっかり持って、まっすぐ引き出してください。

引き出し

【手順2】ディスクトレイから旧HDDを取り外す

3. 交換対象のHDDがトレイに固定されている場合は、プラスドライバーを使って4つのネジを慎重に外します。

4つのネジを外し

4. ネジをすべて外したら、HDDをゆっくりとスライドさせてトレイから取り外します。

HDDを取り外し

【手順3】新しいHDDを取り付ける

5. クローンしたHDDはラベル面を上にしてトレイの中へ静かに置き、SATAコネクタが左側になるようにセットします。HDDのネジ穴とトレイのスロットが正しく合っていることを確認してください。

HDDを取り付け

6. プラスドライバーを使い、HDDをトレイに4点で固定します。ネジは強く締めすぎず、しっかり止める程度にとどめましょう。

ネジは強く締め

【手順4】HDDをLaCie本体に戻す

7. HDDを取り付けたディスクトレイをLaCie本体の空いているスロットに挿入します。ハンドル部分を押し込み、「カチッ」と音がしてしっかりと装着されるまで、ゆっくり押し入れてください。

HDDをスロットに挿入

8. HDD交換後、LaCie本体を接続・起動し、ディスクが正しく認識されているか確認します。

以上の手順で、LaCieハードディスクの物理的な交換が完了します。

よくある質問

LaCie HDD交換後、元のHDDはどうすればいい?
 
クローン作業が正常に完了し、新しいHDDが問題なく動作することを確認するまでは、元のHDDは絶対に破棄しないでください。予期せぬトラブル時のバックアップとして一時的に保管しておくのがおすすめです。安全に破棄・再利用する場合は、データ消去ソフトなどで完全に初期化するか、物理的に破壊することで情報漏えいのリスクを防げます。
d2 Quadra以外のLaCie製品でも使える?
 

はい、d2 Quadraに限らず、LaCieの多くの外付けHDD製品(2big Dock、Ruggedシリーズなど)でも基本的な交換手順やクローン方法は共通しています。接続方式(USB-C、Thunderboltなど)やケース構造に違いはありますが、AOMEI Backupper Professionalを使えば多くのLaCie製品で安全にクローン・交換作業が可能です。製品ごとの対応状況については、事前に取扱説明書や公式情報を確認しておくと安心です。

まとめ

LaCieハードディスクは高性能で信頼性の高いストレージですが、長く使い続けるうちに交換が必要になる場面もあります。そんなとき、大切なのは「いかに安全かつスムーズにデータを移行できるか」という点です。

本ページで紹介したように、AOMEI Backupper Professionalのような専門ソフトを活用すれば、初心者でも簡単にHDDを丸ごとクローンし、交換後も今まで通りの環境をそのまま使い続けることができます。興味のある方は、ぜひダウンロードして試してみてください!

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Yoyo · この記事を書いた人
Yoyoは、AOMEI Technology会社の編集者としてパソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。情報技術とウェブ関連の分野に情熱を傾けつつ、ゲームも大好きです。新しいテクノロジーに常に興味津々で、読者に最新情報を提供することを心掛けています。