By ゆき / Last Updated January 2, 2020

Windows Serverのバックアップと回復をコマンドで実行したい方へ~( ゚∀゚) ノ♡

Windows Server 2016 Wbadminの機能について

一般的に、Windows Server 2016でバックアップおよび回復を実行する方法は二つあります。

  • 一つはWindows Serverの標準機能「Windows Server バックアップ」を利用することです。これはわかりやすいGUI(グラフィカルユーザインタフェース)ですが、Windows Serverにはデフォルトでインストールされていません。それに、バックアップと復元に失敗してしまったことも少なくないでしょう。

  • こういう時に、「Wbadmin」を使用するというもう一つの方法もあります。Wbadminは、「Windows Server バックアップ」のコマンドラインインターフェースです。パソコン初心者にとってちょっと複雑ですが、もっと多くの機能が用意されています。例えば、バックアップを効率よく管理するために手動で古い世代のバックアップを削除することもできます。

    ※参考記事:Windows Server バックアップで古い世代のバックアップを削除する

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補足:Wbadminコマンドでバッチを作成し、タスクスケジューラで実行させることで定期的なバックアップ取得が可能になります。※参考記事:Windows Serverで複数のバックアップスケジュールを作成する方法

【注意事項】Wbadminでシステム状態のバックアップを作成するには、「Administrators」グループまたは「Backup Operators」グループのメンバーであるか、適切な権限が委任されている必要があります。.....〆(・ω・)メモメモ

管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。☞詳しいやり方:検索ボックスにCMDと入力し、結果から「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

コマンドプロンプトで、バックアップや回復などを実行する構文を入力することができます。「Wbadmin /?」を指定すると、Wbadminオプションの一覧(Wbadminにサポートされているすべてのコマンドライン)が表示されます。

利用可能な構文

Wbadminコマンドを使用してバックアップと回復を行う方法

WbadminコマンドラインツールはWindows Serverのバックアップと復元にかなり役立ちます。特にコマンドプロンプトに慣れてきたら、自由度が高くて、とても便利な方法だと思います。次は、Windows Server 2016のWbadminコマンドを利用してバックアップと回復を行いましょう!(✿゚▽゚)ノ

●Wbadminバックアップコマンド実行

Windows Server 2008、2012、2016、2019(R2を含む)で以下コマンドを実行して、システム状態のバックアップを作成することができます。

Wbadmin start systemstatebackup -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター>

Point:バックアップ先には、ローカル専用ディスク(サーバ専用で、クライアントOSでは使用できない)、ローカルボリューム(クライアントOSでも使用可能ですが、Windows Server バックアップ GUIでは指定できない)を選択できます。NASや共有フォルダなどリモートストレージもバックアップ先に指定できますが、複数のバックアップを作成できません。

以下のコマンドを実行して、システムドライブ及びシステムで予約済み領域をバックアップすることができます。

Wbadmin start backup -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター> -allcritical -quiet

Point:-allcriticalをつけると、全ての重要なボリュームがバックアップ対象になります。-quietをつけると、ユーザープロンプトを表示させずにコマンドを実行します。

※例:OSがインストールされている領域をEドライブに丸ごとバックアップする場合、次のコマンドを実行してください。

WBadmin start backup -backuptarget:E: -allcritical -systemstate -vssful

Point:-systemstateをつけると、バックアップにシステム状態を含めます。-vssfulをつけると、VSSを使用して完全バックアップを実行します。

Wbadmin start backup

    Memo:

  • -includeで複数のドライブをバックアップの対象として指定できます。例えば、-include:c:,d:,e:のように利用します。

  • Wbadmin get statusで現在実行中のバックアップまたは回復の状態(進行状況など)を確認できます。

  • Wbadmin stop jobで現在実行中のバックアップまたは回復の処理を停止、キャンセルできます。

  • システム状態のバックアップは同一サーバ(バックアップを取得した場所)にのみ復元できますが、それ以外のバックアップは同じまたは異なるハードウェアを搭載している別のサーバにも復元できます。

  • バックアップにかかる時間が、サーバにより変わります。

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【結果確認】バックアップの保存先ドライブには「WindowsImageBackup」というフォルダが存在し、その中で作ったシステムイメージを確認できます。

以上で、Wbadminでのバックアップは完了です。とっても簡単でしょう。しかし、万が一の時に、リカバリ方法が分からないなら、何の意味もありません。次はWbadminでパソコンを修復する方法について説明しましょう。(/≧▽≦)/

●Wbadmin回復コマンド実行

不適切な操作やウイルスなどで、パソコンの調子がおかしくなったり、Windows OSが正常に起動しない場合、Wbadminコマンドを利用して、システム状態を回復して、パソコンを元に戻すことができます。

☞ステップ 1. Windowsのインストールメディア(ISO)やシステム修復ディスクをパソコンに挿入し、立ち上げます。※関連記事:システム修復ディスクの作成方法【Windows 10/7】

☞ステップ 2. 「オプションの選択」画面を表示させたら、「トラブルシューティング」をクリックして「詳細オプション」で「コマンドプロンプト」を選択します。

☞ステップ 3. コマンドプロンプトが開いた後、まずは以下のコマンドを実行して、作成したバックアップのバージョン識別子を取得します。

wbadmin get versions -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター>

Point:回復に必要なほかの情報も取得できます。例えば、バックアップ時間、バックアップ場所などです。wbadmin get items -version:<バージョン識別子> -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター>を実行して、取得したバージョンのバックアップに含まれる項目を一覧表示することができます。

☞ステップ 4. 以下のコマンドラインで、取得したバックアップのバージョンを使ってシステム状態の回復を実行します。

Wbadmin start systemstaterecovery -version:<バージョン識別子> -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター> -quiet

※例:ネットワーク上の共有フォルダ\\192.168.0.221\Public\backupからシステム状態を回復するために、次のコマンドを実行します。

Wbadmin start systemstaterecovery -version:11/11/2015-01:09 -backuptarget:\\192.168.0.221\Public\backup -quiet

システム状態の回復

☞ステップ 5. exitを実行してコマンドプロンプトを終了します。「続行」をクリックして、Windows Server 2016が問題なく起動して、バックアップ時の状態に戻るはずです。

    Memo:

  • 上述のシステム状態の回復はシステム状態データだけを復元します。wbadmin start sysrecoveryで完全なシステムの回復を実行できますが、このコマンドはWindows回復環境を使用している場合にのみ使用できます。

    ※つまり、Wbadmin start sysrecovery -version:<バージョン識別子> -backuptarget:<バックアップ保存先のドライブレター>を入力すると、(少なくとも)オペレーティングシステムの状態を含むすべてのボリュームを回復します。

  • Wbadminコマンドに制限があります。例えば、NTFSファイルシステムでフォーマットされたボリュームにのみ対応します。ひとつだけのバックアップスケジュールを作成できます。コマンドプロンプトに慣れていないユーザーにとっては複雑過ぎます。

Windows Server向けバックアップと復元ソフトウェア

次は、Windows Server 2016をバックアップまたは復元するために、もっと簡単な方法を提供しています。それは、強力なサードパーティ製バックアップソフトエウエアを使用することです。

ここでは、AOMEI Backupper Serverを強くお勧めします。誰でも簡単に使えます。直感的にわかりやすいGUIでバックアップまたは復元のタスクを行うのは数回のクリックだけが必要です。

Windowsサーバー向けバックアップと復元ツールとして、AOMEI Backupper Serverはバックアップと回復をより柔軟にかつ効率的に実行できます。Windows Server 2008、2012、2016、2019などのサーバーおよびWindows PCシステムをサポートします。NTFS、FAT32、EXT3など、ほとんどのファイルシステムに対応します。

AOMEI Backupper Serverの機能について

フルバックアップのほか、ストレージ容量を節約する差分/増分バックアップも作成できます。また、複数のバックアップスケジュールを設定できます。なお、ブータブルメディアを作成してコンピューターを起動させて、復元を実行することもできます。もっと見る »


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システムイメージの作成を例として、AOMEI Backupperの使い方を説明しましょう~

☞ステップ 1. AOMEI Backupper Serverの30日間試用版を無料でダウンロードし、インストールし、起動します。

☞ステップ 2. 「バックアップ」タブで「システムバックアップ」をクリックします。

バックアップタブ

☞ステップ 3. バックアップの対象が自動で選択されるので、バックアップ先を指定すればいいです。※ローカルドライブまたは、外付けHDD、NASや共有フォルダなどを選択できます。

バックアップ先

☞ステップ 4. 「開始」をクリックしてシステムバックアップを実行します。

開始

【補足】Windows Server バックアップと同様に、GUIだけでなく、AB Serverはコマンドラインインターフェースもあります。コマンドラインを入力して、バックアップ、復元、クローンをAOMEI Backupperで実行することもできます。管理者特権のコマンドプロンプトでAMBackup.exe /?と入力して、すべての使用可能なAOMEI Backupperコマンド構文を表示させます。