【無料】「回復環境が見つかりません」エラーを修正する3つの方法

Windowsで回復を実行しようとしたところ「回復環境が見つかりません」と表示されて復元ができませんでした。最も可能性の高い原因は、Winre.wimファイルは破損しているのです。この記事では、エラーを修正するため3つの対策方法をご紹介します。

Machi

By Machi 最後の更新 2023年08月02日

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Windows 10/11で回復環境が見つかりません?!

Windows 10/11 PCをリセットまたは更新しようとすると、「回復環境が見つかりません」というメッセージが表示されます。Windowsインストールメディアかリカバリメディアを挿入し、PCを再起動するよう求められます。でも私がそういう通りにしていなく、リカバリモードから復元したいです。しかし、「トラブルシューティング」の下にオプションが表示されません。どうすればいいですか?

-あるユーザーからの質問

回復環境が見つかりません

通常は、「トラブルシューティング」の下に「PC を初期状態に戻す」と「詳細オプション」2つのオプションがあります。この2つのオプションが表示されない場合、「トラブルシューティング」を利用できないことを意味します。つまり、Windowsインストールメディアかリカバリメディアを挿入しない限り、回復オプションのいずれかを使用することはできません。

「回復環境が見つかりません」エラーを起こす原因

このエラーは、多くの原因がありますが、以下の原因は最も可能性が高いです。

Windows RE環境が無効になった
Winre.wimファイルが破損した
Windows10のインストールディスクが壊れている

豆知識Winre.wimは、Windowsオペレーティングシステムの一部として提供される、Windows回復環境のイメージファイルです。

Winre.wimファイルは、Windowsインストールメディア(インストールディスクまたはUSBドライブ)に含まれており、またはコンピュータの回復パーティションに保存されていることがあります。このファイルは、Windowsのインストール時に自動的に作成されるため、通常ユーザーが直接編集したり削除したりすることはありません。

「回復環境が見つかりません」エラーを起こす原因が分かった上で、これから解決チュートリアルを詳しく説明します。

「回復環境が見つかりません」エラーを修正する3つの方法

まず、Windows REの状態を確認してみてください。Windows REの場所が見つからない場合は、Winre.wimファイルを探し出すか、別の場所からコピーする必要があります。また、WindowsインストールファイルからWinre.wimファイルを抽出することもできます。

方法 1. Windows回復環境を有効にする

回復環境をチェックするには、コマンドプロンプトでコマンド「reagent/info」を実行することができます。

手順 1. Windowsの検索ボックスに「CMD」と入力し、Enterキーを押します。見つけて右クリックし、「管理者として実行」を選択します。または、スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

手順 2. 「reagent /info」と入力し、Enterキーを押します。

手順 3. 無効になっている場合は、「reactc /enable」と入力して再度有効にしてください。

回復環境の状態を確認

Windows REの状態が有効で、回復環境がまだ見つからない場合は、Windows REの場所が有効かどうかをチェックする必要があります。Windows REのイメージファイルが破損または欠落している場合、回復オプションも使用できません。

方法 2. 見つからない/破損しているWinre.wimファイルを修正する

▶ Winre.wimが見つからない場合は:

コマンドプロンプトで、「dir /a /s c:\winre.wim」コマンドと入力してCドライブ上のWinre.wimファイルを検索します。

まれに、Winre.wimファイルが別のドライブに格納されている可能性があります。この時、Cを対応するドライブ文字に変更する必要があります。たとえば、Winre.wimファイルがDドライブに格納されている場合は、「dir /a /s d:\winre.wim」と入力します。

▶ Winre.wimが見つかり、無効である場合は:

コマンド「reagentc /setreimage /path [Winre.wimのパス]」を入力します。

例:「Reagentc /setreimage /path C:\Recovery\WindowsRE

▶ Winre.wimが破損している場合は:

同じWindowsバージョンを実行する別のコンピュータからWinre.wimファイルをこのコンピュータにコピーすることができます。Install.esdファイルがある場合は、そのファイルを抽出すると、Winre.wimファイルを取得できます。コンピューターにWinre.wimファイルを取得したら、「reagentc /setreimage /path [Winre.wimのパス]」コマンドを実行してWindows回復環境の場所を指定することを忘れないでください。

方法 3. Windowsインストールメディア・リカバリメディアを使用する

Windows 10/11のリカバリディスクまたはインストールドライブを持っている場合は、このエラーを修正する必要はありません。代わりに、Windows 10/11を初期状態に戻したり、その他の回復オプションを使用したりできます。他には、別のコンピュータからリカバリディスクを作成して回復オプションを使用することもできます。

リカバリディスク

回復環境にアクセスしてシステムを復元する簡単な方法

Windows 10/11の回復オプションは時々動作しない場合があるため、システムイメージバックアップを作成することを検討する必要があります。こうすれば、不安定になったシステムをいつでも以前の安定な状態に戻すことができます。また、大切なデータを定期的にバックアップする習慣を身につけておくべきです。

AOMEI Backupper Standardは、Windows 11/10/8.1/8/7/XP/Vistaをサポートするフリーソフトです。OSを定期的にバックアップするための完全な機能を提供し、コンピューターがクラッシュしたり、起動に失敗したりした場合にシステムを回復するための回復環境(WinPE)を作成できます。

シンプルなインターフェースにより、操作をスムーズかつ簡単に行うことができます。では、この強力なバックアップソフトを無料でダウンロードし、以下の手順に従って試してみてください。

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回復が必要な場合に備えて、自動システムバックアップを作成する

手順 1. AOMEI Backupper Standard(無料)をダウンロードし、インストールして実行します。

手順 2. 「バックアップ」タブ下の「システムバックアップ」を選択します。

システムバックアップ

手順 3. システムの起動に必要なパーティションが自動的に選択されるので、バックアップ先を選択すればいいです。

*システムクラッシュによるデータ損失を避けるために、外付けHDD/SSD、SDカード、CD/DVD、USBメモリ、共有フォルダ、NAS、クラウドストレージ(OneDrive、Dropbox、Googleドライブ…)など内蔵HDD/SSD以外の場所をバックアップ先として設定することをお勧めします。

ロケーションパス

手順 4. 定期的にバックアップを作成するには、画面の一番下にある「スケジュール」をクリックして、ニーズに応じて自動バックアップの頻度(毎日/毎週/毎月/USB挿入/イベントトリガー:システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)を設定することができます。その後、「開始」をクリックしてバックアップを実行します。

★ノート:
フルバックアップに加えて、増分または差分バックアップ(差分バックアップはAOMEI Backupper Professionalでサポート)を実行して、変更されたファイルのみを保存することもできます。
バックアップスキームで、古いバックアップの自動削除を有効にすることができます(AB Proで利用できます)。
システムイメージの作成は、ユニバーサル復元機能(Pro版でサポート)を介してハードウェアの異なる別のコンピューターに復元できます。これは、事前の準備なしでコンピューターに障害が発生した場合に特に役立ちます。

任意のコンピューターで使用できるブータブルメディアを作成する

現在のコンピューターでのみ機能するブートオプションとは異なり、AOMEI Backupperのブータブルメディアは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPを実行しているすべてのコンピューターで使用できます。これを使用すると、問題のあるPCを回復環境で起動し、AOMEI Backupperを介してシステムを復元できます。

手順 1. USBメモリまたはCD/DVDをPCに挿入します(ブータブルメディア作成中に、中にあるすべてのデータが上書きされるので、あらかじめバックアップしておく必要があります)。「ツール」タブに移動し、「ブータブルメディアの作成」を選択します。

ブータブルメディアの作成

手順 2. ブータブルメディアの種類を選択します。Windows PEをお勧めします。作成されたディスクは、レガシー/MBRとUEFI/GPTの両方と互換性があります。

ブータブルメディアの種類を選択

手順 3. ターゲットメディアを選択します。USBブートモード、CD/DVDドライブを選択するか、ISOファイルをエクスポートすることができます。「次へ」をクリックして作成を開始します。

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このようにして、コンピュータに問題が発生したときに、ブータブルメディアを介してシステムを復元できます。

ブートメニューに使いやすい回復オプションを追加する

また、空のUSBメモリまたはCD/DVDがない場合、ブートオプションメニューに「AOMEI Backupper回復環境」(AB Proで利用できます)を追加することもできます。これによって、ブータブルメディアが必要なく、パソコン起動時に特定のキーを押すだけでAOMEI Backupper回復環境にアクセスできます。

手順 1. AOMEI Backupperを起動し、「ツール」タブに移動して、「一般的なツール」下の「回復環境」を選択します。

回復環境

手順 2. ポップアップウィンドウで、回復環境の起動オプションを有効にしてから、その待機時間を選択します。

待機時間を選択

まとめ

Windows 10/11が回復環境を見つけられないという問題が発生した場合は、上記の方法を試して修正してください。または、AOMEI Backupperを使用して、効果的なシステムの復元のためのシステムイメージと回復環境を作成できます。

AOMEI Backupperには、個人使用のための完全に無料のStandard版があります。社内の台数無制限のコンピューターを保護したい場合は、AOMEI Backupper Technician Plusを試してみてください。

この記事があなたを助けることができるならば、それは素晴らしいと思います。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは[email protected]です。

最後までありがとうございます。

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。