クローン後に0xc0000225エラーで起動できないときの対処法

ディスクをクローンした後にWindowsが起動せず、0xc0000225エラーが表示されて困っていませんか?この記事では、このエラーが発生する原因と、具体的な対処法まで、分かりやすく解説します。このエラーに悩んでいる方、ぜひご覧ください。

Machi

By Machi 最終更新日: 2025年12月04日

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0xc0000225エラーとは?

回復

お使いのPCまたはデバイスは修復する必要があります

要求されたデバイスが接続されていないか、デバイスにアクセスできません。

エラー コード: 0xc0000225

0xc0000225エラー

0xc0000225エラーとは、Windowsが起動に必要なシステムファイルやブート構成データ(BCD)を読み込めなかったときに表示されるブートエラーです。

簡単に言うと、必要なデバイス(SSD/HDD)が正しく認識されていなかったり、ブート関連のファイルが破損していたりすることを意味し、特にディスクのクローン作業後に発生することが多いです。

クローン後に0xc0000225エラーが発生する主な原因

クローン作業では、元のディスクの内容をまるごと別のSSDやHDDにコピーします。しかし、その過程でWindowsの起動に必要な情報が正しく移行されないことがあり、その結果として0xc0000225エラーが発生することがあります。

具体的には、次のようなケースがよく見られます:

  1. クローン先のブート情報(BCDやEFIパーティション)が正しくコピーされなかった
  2. MBR/GPT形式やBIOS/UEFIの設定がクローン前後で一致していない
  3. クローン作業中に何らかのエラーや不具合が発生した

これらの問題が起こると、Windowsは起動ディスクを正しく認識できず、0xc0000225エラーが表示されます。

次のセクションでは、こうしたエラーに対する対処法を詳しく解説していきます。

クローン後に0xc0000225で起動できないときの対処法

1. GPT/MBRとBIOS/UEFIモードの整合性を確認する

クローン元とクローン先のパーティション形式(GPT/MBR)と起動モード(UEFI/Legacy BIOS)が一致していない場合、Windowsの起動ができません。

1. インストールメディアまたは回復ドライブでPCを起動し、「コマンドプロンプト」を開きます。

  • インストールメディアの場合:初期設定画面で言語などを選択→「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
  • 回復ドライブの場合:キーボードレイアウトを選択→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2. クローン先のパーティション形式を確認するために、次のコマンドを順に入力します:

diskpart

list disk

表示された一覧の「Gpt」列に「*」が付いていればGPT、何もなければMBRです。

確認が終わったら「exit」と入力してdiskpartを終了します。

3. PCを再起動し、起動時にDelete/F2などのキーを押してBIOS/UEFI画面を開きます。

4. 「Boot」タブを開き、「Boot Mode」や「Boot List Option」を探します。GPTのディスクを使うなら「UEFI」を選び、MBRのディスクなら「Legacy」(またはCSM)を選びます。

Boot Mode

5. 「F10」キーを押して変更を保存します。

2. BCD(ブート構成データ)を手動で修復する

ブート情報が破損している場合、Windows回復環境(WinRE)からBCDを再構築することで解決できます。

1. インストールメディアまたは回復ドライブでPCを起動し、「コマンドプロンプト」を開きます。

  • インストールメディアの場合:初期設定画面で言語などを選択→「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
  • 回復ドライブの場合:キーボードレイアウトを選択→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2. 以下のコマンドを順に実行します。

bootrec /scanos

bootrec /fixmbr

bootrec /fixboot

bootrec /rebuildbcd

コマンドの実行が完了したら、PCを再起動します。

3. EFIシステムパーティションを修復する(UEFI 環境の場合)

UEFIで起動しているPCでは、EFIシステムパーティション(ESP)に起動に必要なファイルが保存されています。このパーティションが破損したり、クローン後に正しくコピーされていなかったりすると、Windowsが起動できなくなることがあります。

1. インストールメディアまたは回復ドライブでPCを起動し、「コマンドプロンプト」を開きます。

  • インストールメディアの場合:初期設定画面で言語などを選択→「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
  • 回復ドライブの場合:キーボードレイアウトを選択→「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。

コマンドプロンプト

2. 次のコマンドを順に実行し、EFIパーティションのドライブ番号とパーティション番号を確認します。

diskpart

list disk

select disk 0 *クローン先ディスクを選択します。

list partition

「種類」または「サイズ」が100MB 前後の「システム」パーティションがEFIパーティションです。

3. そして、次のコマンドを順に実行し、EFIパーティションにドライブレターを割り当てます。以下は例として「partition 1」を使用。

select partition 1

assign letter=Z

exit

4. 次のコマンドを順に実行し、EFIパーティションに起動ファイルを再構築します。

bcdboot C:\Windows /s Z: /f UEFI *「C:\Windows」はWindows がインストールされているパーティションです。

5. PCを再起動します。

再起動後、EFIパーティションが正常に構成されていればWindowsが起動するようになります。

4. 安全なクローンソフトAOMEI Backupperでクローンを作り直す

クローン後に0xc0000225エラーが発生する場合、そもそものクローン作業が正しく行われていない可能性があります。

特に、ブート関連パーティションが正しくコピーされていない、クローン元・先ディスクのセクタ構造が一致していない、隠しパーティションが欠落しているといったケースでは、再クローンが最も確実な解決方法です。

Windows環境で安全かつ高精度なクローンを行いたい場合は、AOMEI Backupper Professionalを使用するのがおすすめです。初心者でも操作が分かりやすく、システムの隠しパーティションやEFIパーティションも含めて、Windowsを丸ごと起動可能な状態でクローンできます。

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1. AOMEI Backupperをダウンロードし、インストールして開きます。そして、「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローンを選択

2. クローン元のディスクを指定し、「次へ」をクリックします。

ソースディスクを選択

3. クローン先のディスクを指定し、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスクを選択

4. ニーズに応じて高度な機能を有効にして「開始」をクリックします。

 SSD 4Kアライメントにチェックを入れる

💡高度なクローン機能:
  • SSD 4Kアライメント:クローンした後、クローン先のSSDの性能を向上させ、寿命を延ばすことができます。

  • パーティションを編集:クローン先のディスクはクローン元より大きい場合、容量を最大限に活用するには、このオプションで、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、クローン先に使えない未割り当て領域がないことを確保できます。

  • セクター単位のクローン:クローン先がクローン元と同じか大きい場合、このオプションにチェックを入れると、使用されているかどうかに関わらず、クローン元のディスクのすべてのセクターをクローンします。この機能によって、暗号化されたディスクを解除せずにクローンすることができます。また、ソースディスクの1:1複製を作成したい方に適しています。*「パーティションを編集」と同時に使えません。

パーティションを編集

まとめ

0xc0000225エラーは、Windowsが起動に必要な情報を正しく読み込めないときに発生するエラーで、特にディスクのクローン後に起きやすいトラブルです。

この記事では、起動モードの整合性チェック、BCDの修復、EFIパーティションの再構築、そしてクローンのやり直しなど、代表的な対処法を紹介しました。これらの手順を順に試すことで、多くの場合は正常に起動できるようになります。

Machi
Machi · この記事を書いた人
5年以上にわたるデータ保護およびデータ移行の経験を経て、2021年にAOMEIに入社しました。これまでに1,000本以上のチュートリアル記事を翻訳・執筆しており、得意分野はデータの保護・移行・復旧です。モットーは「困難より方法は多い」です。