SATA SSD/HDDをNVMe SSDにクローンする方法【安全確保】

SATAドライブをNVMe SSDにクローンして、より良いパフォーマンスを実現したい場合、最も簡単な方法は、効果的なディスククローンソフトを利用してOSとすべてのファイルを移行することです。このガイドを読んで、セキュアブートでSATA SSD/HDDをNVMe SSDにクローンしましょう。

Akira

By Akira 最後の更新 2023年07月07日

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SATAとNVMe、どっちがよいでしょうか?

多くのユーザーがSATAをNVMeにクローンしたいのはなぜですか?NVMe SSDはSATAドライブより本当に優れていますか?まずは両者の概要から見ていきましょう。

SATAは、SSD(ソリッドステートドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)、光学ドライブを接続するために使用されるインターフェースです。SATAは、その前身PATAを大幅に改良し、理想的な条件下では読み取り速度が最大600MB/Sに達することがあります。

NVMeは、PCIeバスを使用して、SSDを接続する新しい標準のホストコントローラーインターフェイスです。NVMe SSDの最高速度は3500MB/Sに達し、SATA SSDの6倍の速さです。しかし、高速で低レイテンシーであることを考えると、HDDとSSDの比較のように、コストも高くなります。

一言で言えば、高いリード&ライト速度を追求し、予算に余裕があれば、NVMe SSDは良い選択と言えるでしょう。しかし、すべてのデータとOSをSATAからNVMeに移行するにはどうすればよいでしょうか?

NVMe M.2 SSD

実例:SATA SSDからNVMe SSDへのクローン作成は可能ですか?

 

Crucial SATA SSD上のWindows 10システムとファイルを新しいNVMe SSDにクローンしたいです。クローンした後、新しいNVMe SSDからシステムを正常に起動できます。また、ソースSATA SSDをワイプして、同じPCの追加のストレージスペースとして使用したいと思います。どのように行うことができますか?

--OKWAVEからの質問

まず、システムがサポートしている限り、SATA SSDまたはHDDをNVMe SSDにクローンすることは可能です。NVMe SSDのほとんどはM.2フォームファクタを使用しますが、すべてのM.2スロットがNVMeをサポートしているわけではないので、再確認したほうがよいでしょう。

マザーボードにNVMeをサポートするM.2スロットがあることを確認した後、ディスククローンソフトウェアを使って、SATAドライブをNVMe SSDにクローンできます。上記のケースで述べたように、SATAドライブをセカンダリストレージデバイスとして保持するのも賢明な選択です。

次のセクションでは、SATA SSDからNVMe SSDへのクローン作成を実行する前の準備について説明します。

SATAからNVMeへのクローンを作成する前の準備

1. UEFIブートモードに対応していることを確認してください。

NVMe SSDからの起動は、UEFIをサポートするシステムでのみサポートされます。

2. SATA SSD または HDD をクリーンアップします。

不要なファイルやアプリを削除し、ディスククリーンアップを実行して一時ファイルをクリアします。

3. NVMe SSDをNVMe M.2スロットに正しく接続します。

スロットがNVMeをサポートし、接続されたSSDが検出されることを確認します。

4. ディスククローンソフトウェアをダウンロードして、インストールします。

ご存知の通り、レガシーモードでNVMeからシステムが起動できません。UEFIで動作させるにはGPTが唯一の選択肢となります。そのため、元のSATAドライブが古いBIOSでMBRでフォーマットされている場合、事前にパーティションスタイルを変換する必要があります。

より簡単にするために、ここでAOMEI Backupper Professionalを使用することをお勧めします。AOMEI Backupper Professionalの「ディスククローン」機能はGPTからGPTへのシステムディスクのクローンや、MBRからGPTへのクローンをサポートしています。もしWindows 10システムだけをSATAからNVMeにクローンしたいなら、代わりに「システムクローン」の機能を使用できます。

また、デフォルトで使用セクタのみをコピーします。これにより、SSDをより大きなSSDにクローンしたり、より大きなHDDをより小さなSSDにクローンしたりすることができます。ターゲットNVMe SSDの場合、「SDD 4Kアライメント」オプションにチェックを入れて、読み書きの速度を向上させます。

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5. ターゲットSSD をバックアップします。

SATAをNVMeにクローンすると、NVMe SSDが上書きされるため、重要なデータを保存している場合は、最初にバックアップを作成してください。

SATAドライブをNVMe SSDにクローンする具体的な手順

すべての準備が完了したら、次の手順でSATAからNVMeへのクローンを実行しましょう。

 1. AOMEI Backupperを起動し、「クローン」タブで「ディスククローン」を選択します。もしWindows 10をNVMe SSDにクローンしたいなら、「システムクローン」の機能を利用することもできます。

ディスククローン

2. SATA HDD/SSDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ソースディスク

3. 次に、NVMe SSDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

4. NVMe SSDのパフォーマンスを向上させるために、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れ、「開始」をクリックして操作を実行します。

開始

また、以下の機能も利用できます:
パーティションを編集:このオプションを使うと、「パーティションのサイズを変更せずコピー」、「各パーティションに未使用領域を追加」(推薦)、「パーティションのサイズを手動で変更」を選択できます。
セクター単位のクローン:使用されたかどうかに関係なく、HDDの全てのセクターをSSDにコピーします。SSDのサイズはソースディスクと同じ、あるいはソースディスクよりも大きい場合しかこれを選択できません。

5. パソコンを再起動し、特定のキー(例:F2、F8、F12、Delなど)を押してBIOSに入り、レガシーをUEFIブートモードに変更します。

ブートモード

ヒント:
SATA SSD/HDDをデータストレージデバイスとして保持する場合は、UEFIメニューの最初のブートオプションとしてNVMeSSDを設定する必要があります。
AOMEI BackupperはNVMeからSATAへのクローンもサポートし、SATAドライブを正しく接続し、ソースディスクとターゲットディスクを正しく選択する必要があります。

結論

SATAをNVMe SSDにクローンして、より速い読み取りと書き込み速度を実現したい場合、AOMEI Backupperは素晴らしい選択肢となります。このソフトで、異なるサイズとパーティションスタイルのディスク間でデータとオペレーティングシステムを簡単に転送することができます。

さらに、このソフトは完全なデータ保護と災害復旧ソリューションを提供します。定期的に自動バックアップを実行したり、増分や差分バックアップを実行して、変更されたファイルのみを保存したりすることができます。Windows Serverユーザーの場合は、Server版を利用してください。

Akira
Akira· 編集者
Akiraは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。