By AOMEI / 最後の更新 2021年05月25日

Acronis True Image WD Editionについての概要

「Acronis True Image WD Edition」はWestern Digital(WD)が配布している無償アプリケーションです。Western Digital製ドライブ(HDDまたはSSD)がインストールされているコンピュータでのみ使用できます。

外付けHDDやSSD、自作パソコンのストレージなどを探しているとWestern Digitalというメーカーをよく目にします。「ウエスタン・デジタル(Western Digital:WD)」はハードディスクドライブとフラッシュメモリー製品を製造する米国のストレージ製造企業です。用途によって製品を色分けしていることが大きな特徴です。※他のハードディスク専業メーカー:シーゲイト・テクノロジー、東芝デバイス&ストレージ

Acronis True Image WD Editionの入手方法は簡単です!Western Digitalのダウンロードサイトからすぐにダウンロードでき、ユーザー登録なども一切不要です!

ハードディスクのバックアップと復元、クローン作成ソフトとしてAcronis True Image WD Editionは多くの機能を備えています。OSやアプリケーションなどを含んだシステムディスクを新しいHDDやSSDに移行したり、システムに不具合が起こったか起動できなくなった場合にシステムを復元したりすることができます。

Acronis True Image WD Editionクローンを作成する理由

PCのHDDは、保存されたデータや追加したアプリケーションなどにより、使っていくうちに容量がどんどん消費されていきます。最初に用意したストレージ容量と比較して、あまりに空き容量が少なくなるとPCが不安定になるなど、不具合も生じかねません。

そこでオススメなのは、HDDのアップグレードです。ただし、起動ディスクの場合、OSがインストールされているため、交換時に再インストールやアプリケーションの追加などが発生するため、大変な手間が掛かります。そういう時に役立つのが「データクローン」です。

この機能を使うことで、今使っているストレージの内容はすべて新しいストレージへコピーすることができます。つまり、面倒な再インストールや設定作業などを行わず、最新のストレージへの交換が可能になります。

Western Digital製のハードディスクにアップグレードしたい場合は、「Acronis True Image WD Edition」の操作はとても簡単なのでぜひ活用してください。では、その詳しい使い方を見ていきましょう。

Acronis True Image WD Editionクローンを作成する方法

Acronis True Image WD Editionの「ディスクのクローン作成」機能は、新しいハードディスクや容量の大きいハードディスクにWindowsをコピーするのに役に立ちます。すべてのデータを別のハードディスクに複製し、起動可能なディスクを作成することができます。クローンを自動または手動で実行し、移行先のパーティションのサイズやファイルシステムなどを手動で設定することもできます。Acronis True Image WD Editionでクローンを作成する手順は次のとおりです。

★準備作業:ダウンロードしたAcronis True Image WD Editionのインストーラーを実行し、ウィザードの指示に従ってAcronis True Image WD Editionをインストールします。そしてAcronis True Image WD Editionを起動し、古いハードディスクから新しいハードディスクへの引っ越しを行いましょう!

◎注:
ここからの作業は引っ越し先の新しいハードディスクが接続されている必要があります。
Acronis True Image WD Editionを実行するには、WDドライブが接続されている必要があります。
ノートパソコンにはベイが一つしかないことが多いため、新しいHDDのほかにそれを格納できるリムーバルケースも必要かもしれません。そしてUSBでデバイスをパソコンに接続します。

手順 1. メイン画面右上の「ディスクのクローン作成」をクリックします。

ディスクのクローン作成

手順 2. クローンモードの選択画面になります。デフォルトでは「自動(推奨)」が選択されています。自動モードを使えば新しいハードディスクの容量全体を使うようにパーティション容量を自動的に拡張することができます。ここでは自動モードのまま「次へ」をクリックします。

クローンモードの選択

手順 3. 次は、ディスクのクローン作成ウィザードに従って、ソースハードディスク(コピー元)そしてターゲットハードディスク(コピー先)を選択します。

コピー元

コピー先

手順 4. 最後は概要を確認し、問題なければそのまま「実行」をクリックします。

実行

再起動の指示が出るので、そのまま再起動をクリックします。クローン完了後、自動的にシャットダウンします。パソコンの電源が切れたら古いハードディスクを外し、その後、新しいハードディスクのみ接続された状態で起動させます。※もし従来のハードディスクを使い続ける場合には、パソコンのBIOS設定で起動するハードディスクを古いハードディスクから新しいハードディスクに変更し、新しいハードディスクから起動するよう設定してください。

【結論】Western Digital製のハードディスクを持っているなら、簡単にPCの引っ越しができる「Acronis True Image WD Edition」を無料で利用してハードディスクを丸ごと交換・換装することができます。

Acronis True Image WD Editionクローンに失敗した理由&対処法

上述のようにWestern Digital製ハードディスクを利用するなら、無料ツール「Acronis True Image WD Edition」でディスク間のコピーを簡単に行うことができますが、機能制限はありますし、いくつかの原因でクローンができない場合もあります。

Acronis True Image WD Editionが対象となるWestern Digital製ハードディスクを認識しません。特にRAIDやAHCIの場合には正しく認識できないことがあるのでご注意してください。

ドライバーを最新バージョンに更新したり、OS標準ドライバーはお手元のチップセットのAHCIコントローラをサポートしている場合には、ドライバーをアンインストールしたりすることで正しく認識できることがあるので、よろしければお試しください。

②Acronis True Image WD Editionは現在、exFATファイルシステムをサポートしないため、Western DigitalドライブがexFATでフォーマットされるのはAcronis True Image WD Editionに認識されないもう一つの原因となります。

この問題を解決するには、ディスククリーンアップを実行した後、Western Digitalハードディスクを初期化する必要があります。※この方法で、WDドライブ上のすべてのデータが消去されるため、事前に大切なデータをバックアップしておいたほうがいいです。
手順 1. 検索ボックスに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを「管理者として実行」します。
手順 2. 「diskpart」と入力して「Enter」を押します。
手順 3. 「list disk」と入力して「Enter」を押します。
手順 4. 「select disk n」と入力して「Enter」を押します(nはクローン先のWDドライブのディスク番号です)。
手順 5. 「clean」と入力して「Enter」を押します。
手順 6. 「Win + R」を同時に押して「diskmgmt.msc」と入力します。
手順 7. 「不明」と表示されるディスクを右クリックして「初期化」を選択します。
※また、サードパーティ製のディスク&パーティション管理ツールAOMEI Partition Assistantを使ってファイルシステムをexFATからFAT32/NTFSに変換することもできます。

コピー元のドライブが故障している場合はクローン作成に失敗するかもしれません。

Wetern Digital製のドライブであれば、Data Lifeguard Diagnostic診断ツールで確認することができます。具体的な手順はWestern Digital製ハードディスクの故障判別方法をご参照ください。

対象となるWestern Digital製ハードディスクがパソコンに接続されていない場合はAcronis True Image WD Editionを動作させることはできません。クローンができないことは当然です。

Western Digital製ハードディスクを正しく接続した後にクローン作成を再試行してください。※注:他社製ハードディスクからの乗り換えにも使えます。Acronis True Image WD Editionの対象となるWestern Digital製ハードディスクを利用すればAcronis True Image WD Editionが利用できます。

Acronis True Image WD Editionがうまく動作しないのでクローン作成できない場合、技術的サポートを受けることができます。

Acronis True Image WD EditionのサポートはWestern Digitalが提供しています。詳しくはWesternDigitalのサポートページをご参照ください。

⑥上述のようにAcronis True Image WD Editionでクローンを作成する時に再起動が要求されます。もし、セキュアブートが有効になっているなら、クローン作成に失敗するかもしれません。※セキュア ブートは、PC 業界のメンバーによって開発されたセキュリティ標準であり、相手先ブランド供給業者(OEM)によって信頼されているソフトウェアのみを使用してデバイスを起動できるようにします。

こういう場合、BIOSでセキュアブートを無効にしてから再試行してください。クローン作成が完了した後、もう一度セキュアブートを有効にすることができます。

Acronis True Image WD Editionの代替ソフト

以上の対処法を試みても、Acronis True Image WD Editionクローンできない問題を修正しない場合にはAcronis True Image WD Editionの代替ソフトを使ってみることができます。

オススメのクローンソフトAcronis True Image WD Editionの代わりになるAOMEI Backupper Standard(無料)は、ディスククローンだけでなく、ドライブ全体あるいは選択したパーティションのクローン/バックアップ(バックアップ対象には、OS、アプリケーション、設定およびその他すべてのデータが含まれる可能性のある)&復元、自動/増分バックアップ、ブータブルメディアの作成などもサポートしています。
Western Digital製ドライブだけでなく、Samsung製ドライブ、Seagate製ドライブ、サンディスク製ドライブ、東芝製ドライブなどにも対応します。こちらからダウンロード誰でも簡単に使える30日間無料体験Windows 10/8/7/Vista/XP向け
【補足】アドバンスト版にアップグレーすると、差分バックアップ、リアルタイム同期(如何なる削除/追加/変更操作は同期元のフォルダから同期先のフォルダへ同期される)/ミラー同期(同期先のフォルダは常に同期元のフォルダと同じファイルを保持する)/双方向同期(一方でファイルを変更するともう一方のディレクトリで同期を取る)、システムクローン、ユニバーサル復元など、もっと高度な機能を利用できます。また、Windows Server 2008(R2)、2012(R2)、2016、20019のためにAOMEI Backupper Server版(有料)を選んでください。
各AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較

▼次はAOMEI Backupper Standardの「ディスククローン」機能を利用して、起動ディスク(MBR)から別のHDD(MBR)へのクローンを作成しましょう。

手順 1. AOMEI Backupper Standardをインストールして開きます。

手順 2. 「クローン」→「ディスククローン」の順にクリックします。

クローン

手順 3. ソースディスク(クローン元のディスク)を選択します。

クローン元

手順 4. ターゲットディスク(クローン先のディスク)を選択します。

クローン先

手順 5. 操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。ディスククローンが完了するまで待ちます。

開始

注:
●SSDにクローンを作成する場合は、SSDのパフォーマンスを最適化するために「SSD 4Kアライメント」オプションをオンにしてください。
●「パーティションを編集」でターゲットディスク上のパーティションを編集することができます。一般に、ソースディスクがターゲットディスクより小さい場合は、ディスククローン後にターゲットディスクの上に未割り当て領域があります。このような場合は、ターゲットディスクの容量を最大限に活用するために「パーティションを編集」を使用したほうがいいです。

まとめ

Acronis True Image WD EditionはOSがインストール済みのハードディスクを新しいハードディスクにコピーできます。その他、現在のハードディスクのイメージを作成したり、作成したイメージからの復元も可能です。高価なハードディスク用ユーティリティを別途購入する必要も無く、お手元にWesternDigital製ハードディスクが接続してあれば利用できる優れたツールです。

本ページではAcronis True Image WD Editionを使い、Windowsインストール済みのパソコンに新しい大容量のWestern Digital製ハードディスクを接続し、Windowsを新しい大容量ハードディスクに丸ごと引っ越しする作業の手順をご紹介しました。

しかし、Acronis True Image WD Editionは様々な原因でディスククローン作成に失敗したことがあります。こういう時にAcronis True Image WD Editionの代替ソフトAOMEI Backupperを使用することをおすすめします。ディスク初期化やファイルシステム変換などを行わずにディスククローンを直接作成することができます。ディスク全体をクローンしたくない場合は、システムパーティションのみ、または指定したパーティションのみをクローンすることもできます。