[Windows]Paragon Hard Disk Managerを使ってディスクをクローンする方法

ディスククローンを作成する方法を探していますか?データセキュリティとストレージ管理ツールであるParagon Hard Disk Managerは、この問題を解決するのに役立ちます。この記事では、Paragon Hard Disk Managerとその代替ソフトを使ってディスクをクローンする方法をご説明します。

By @Machi 最後の更新 2022年09月30日

Paragon Hard Disk Managerの概要

Paragon Hard Disk Manager(HDM)は、Paragon Software Group(PSG)が開発したデータセキュリティおよびストレージ管理ツールです。物理環境や仮想化環境で作業するWindows PCユーザーのための、オールインワンのデータ管理ソリューションです。この記事では、HDM 15を例として、HDMの機能をご紹介します:

ストレージの整理と最適化:内蔵ハードディスクは容量不足の時に、これを使ってパーティションのサイズを変更し、利用可能なストレージ容量を最大化することができます。
システムやデータの移行:OSの移行や古いHDDをSSDに交換したい場合、コピー機能を使って、OSやデータを別のドライブにコピーすることができます。
ディスク消去:ディスクを廃棄したい場合、データを完全に消去するために使用することができます。あるいは、未使用領域を完全にクリーンアップするため、復元する可能性を持つファイルを消去することもできます。
バックアップファイルからファイルの復元:パソコンは問題が発生した場合、前に作成されたバックアップファイルを使ってデータを復元することができます。

Paragon Hard Disk Managerでディスクをクローンする方法

Paragon Hard Disk Managerには、上記以外にも様々な機能があります。HDM 15では、Drive Copy (ドライブコピー)機能でディスクをコピーすることができます。このツールを使ってハードディスク全体またはパーティションのみをコピーすることができます。さらにOS、プログラム、データを別のHDDやSSDに移行することもできます。しかし、この機能を使うと、Paragon Drive Backup Professionalにアップグレードしなければなりません。

これから、Paragon Hard Disk Managerを使ってディスクをクローンする方法をご案内します。詳細は下記をご覧ください:

注意:この操作を実行するには、少なくとも2つのハードディスクが必要です。クローンを作成している時、ターゲットディスクのテータはすべて削除されるので、重要なファイル/フォルダーがある場合、あらかじめバックアップしてください。

手順 1. 新しいディスクをコンピュータに接続します。Paragon Hard Disk Managerを起動します。

手順 2. 「Copy&Migration(コピー&移行)」をクリックして、「Copy Hard Disk(ハードディスクをコピー)」を選択します。

手順 3. コピーしたいハードディスクを選択し、「Next(次へ)」をクリックします。

Use exclude masks(除外設定を使用):このオプションにチェックを入れると、除外したファイル/フォルダーを確認したり、除外するファイル/フォルダーを追加したりすることができます。
Don’t estimate size after excludes(除外後のサイズを推定しない):除外機能を使用した後に、コピーするデータのサイズを推定しないことで、時間を節約できます。ただし、このオプションを選択すると、ソースディスクよりサイズの小さいディスクは、ターゲットディスクとして選択できないのでご注意ください。

手順 4. ターゲットディスクを選択し、「Next(次へ)」をクリックします。

手順 5. ここで、コピーオプションを設定することができます。設定した後、「Next(次へ)」をクリックし、ディスククローンが開始されます。

HDD raw copy(HDD RAWコピー):使用されているかどうかにかかわらず、ハードディスクをセクターごとにコピーします。
Partition raw copy(パーティションRAWコピー):パーティションをセクターごとにコピーします。

Paragonの「ドライブコピー」機能の最適な代替フリーソフト

クローンソフトとしてのParagon Hard Disk Managerは、ディスクをコピーしたり、OSを移行したりするようなことができます。しかし、Paragon Hard Disk Manager 15にはいくつかの制限があります。

Windows XP SP3/Vista/7/8/8.1/10にしか対応していません。
Drive Copy(ドライブコピー)機能を利用するには、有料です。
HDM 15をインストールして実行するには、ターゲットOSにVisual Studio C++ 2010 Runtime Libraryがインストールされている必要があります。

HDM 15を使いたくない方は、代替ソフト- AOMEI Backupper Standardを使用することをお勧めします。AOMEI Backupper Standardは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPの32ビット版と64ビット版の両方に対応する最高のディスククローンフリーソフトです。このソフトを使うと、次のようなことができます:

大容量HDD/SSDから小容量HDD/SSD、小容量HDD/SSDから大容量HDD/SSDにクローンすることができます。
OSを再インストールすることなく、システムディスクをHDD/SSDにクローンすることができる。
NVMeからNVMe SSDへのクローン、SATA HDDからSSDへのクローン、SDカードとUSB間のクローンなど、様々なストレージ間のクローンを行うことができます。

代替フリーソフトでディスクをクローンする方法

注意:クローンしている時、ターゲットドライブのデータがすべて削除されるので、開始する前に、ターゲットドライブ上のファイルをバックアップする必要があります。その後、以下の手順にお従いください。

手順 1. ターゲットドライブをコンピュータに接続し、検出されていることを確認します。AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールし、起動します。

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手順 2. 「クローン」をクリックして、「ディスククローン」を選択します。

ヒント:
OSのみクローンしたい場合は、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードして、「システムクローン」機能をご利用ください。
AB Stdは、データディスクをMBRとGPT間でクローン、システムディスクをMBRからMBRにクローンすることができます。システムディスクをMBRからGPT、GPTからMBR、GPTからGPTにクローンしたい場合は、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードすることをご検討ください。

手順 3. ソースディスクを選択し、「次へ」をクリックします。

手順 4. PCに接続しているコピー先のディスクを選択し、「次へ」をクリックします。

手順 5. 操作を確認した後、「開始」をクリックします。

パーティションを編集ソースディスクの容量と同じまたはより大きいターゲットディスクにクローンする場合、容量を最大限に活用するには、この機能で、「パーティションのサイズを手動で変更」「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、パーティションサイズを調整できます。クローン完了後、ターゲットディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます(Professional版で利用可能)。
SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクはSSDの場合、このオプションにチェックを入れると、クローンした後、SSDの読み書きの速度を向上させることができます。
セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関わらず、ソースディスク上のすべてのセクターをクローンします。この機能を使用するには、ターゲットディスクがソースディスクと同等以上のサイズである必要があります(「パーティションを編集」と同時に使えません)。

まとめ

ここまで、Paragon Hard Disk Managerを使ってディスククローンを作成する方法についてご紹介しました。しかし、Paragon Hard Disk Managerの最大の欠点は「ドライブコピー」機能が有料で、この機能を行うと、Paragon Drive Backup Professionalにアップグレードする必要があります。

HDMの代替ソフトであるAOMEI Backupper Standardを使うと、ディスククローン機能を無料で利用可能、ディスク消去、Windows 10/11の回復ドライブの作成、ブロックレベルの増分バックアップの作成などHDMに似た他の機能もあります。今すぐダウンロードして、便利な機能を無料で使ってみてください。