Win 10/11でM.2 SSDを安全かつ完全にフォーマットする方法3つ
この記事では、可能な限り安全な方法でM.2 SSDのデータを消去する方法について説明します。消去ソフトウェアにより、データ保護が提供され、データ漏洩事件が発生するのを防ぐことができます。ぜひご覧ください!
なぜM.2 SSDをフォーマットする必要があるのか?
Windows10の破損したバージョンが入ったM.2 SSDを持っており、完全に消去して別のコンピューターで使用したいと考えています。他のコンピューターに挿入して消去しようとすると起動しようとします。UEFIブート設定で起動順序を変更してみましたが、再起動時にそれから起動し続けます。ノートパソコンから取り外すと、元のWindows10 OSからノートパソコンが起動します。どうすればM.2 SSDのデータを完全に消去して使用できるようになりますか?
– あるユーザーからの質問
M.2 SSDとは、ガムのような細長い形状をした高速ストレージで、主にノートパソコンや省スペースのPCで使われています。中でもNVMe接続のM.2 SSDは、SATA SSDよりも圧倒的に速いデータ転送速度を実現しており、ゲームや動画編集、3D処理などにも最適です。
こうしたM.2 SSDですが、日常の作業やトラブル対応の中でフォーマットが必要になる場面があります。主な理由は以下の通りです:
● 古いPCやドライブを譲渡・売却する:個人データの漏えいを防ぐため、SSDを完全に消去する必要があります。
● PCを初期設定に戻す:システムをリセットして新品のように使いたいときや、OSを再インストール・アップグレードしたいときには、SSDをフォーマットする必要があります。
● M.2 SSDを再利用する:過去のデータが不要になったとき、SSDを消去して再利用できます。
● ドライブの問題を解決する:M.2 SSDに問題がある場合、たとえば、SSDが正しく動作しない場合、ファイルが破損している場合、またはウイルスに感染している場合、フォーマットによって問題を解決できることがあります。
Windows 10/11でM.2 SSDを安全にフォーマットする方法3つ
M.2 SSDをフォーマットする方法はいくつかあり、目的や状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。例えば、個人データを完全に消去する場合と、ドライブを再利用する場合では、必要なプロセスが異なります。ここでは、目的別に推奨される3つの方法をご紹介します。
方法1. AOMEI Backupper ProfessionalでM.2 SSDを完全に消去する【復元できない】
M.2 SSD上のファイルを削除しても、それは完全には消去されません。オペレーティングシステムはファイルへのポインタを削除するだけで、実際のデータはそのまま残ります。新しいデータがその領域に上書きされるまで、削除されたデータは復元可能な状態で保持されます。
そのため、Windows 10または11の「リセットしてファイルを削除する」オプションを使うことで、すべての個人データが消去されたように見えるかもしれませんが、実際には完全なデータ削除とは言えません。M.2 SSDを安全かつ完全にフォーマットするには、専用のデータ消去ツールが必要です。
AOMEI Backupper Professionalは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPなど、あらゆるWindows PCに対応した専門的なデータ消去ツールです。このソフトは以下のようなメリットがあります:
✅ ディスク全体、特定のパーティション、または未割り当て領域を完全に消去でき、消去されたデータは復元されることはありません。
✅ M.2 SSDの消去だけでなく、内蔵/外付けHDD、USBメモリ、SDカードなど、さまざまなデバイスのデータ消去に対応しています。
✅ Samsung、SanDisk、Western Digital、HP、Dell、Seagateなど、主要なすべてのブランドのディスクをサポートしています。
✅ 数回のクリックでバックアップを作成したり、ファイルを復元したり、ディスクをクローンしたりできるため、このソフトは多様なニーズに柔軟に対応できます。
Windows 10でM.2 SSDのデータを完全に消去する方法については、以下の説明付き手順を参照してください。
1. AOMEI Backupper Professionalをコンピューターにインストールして起動します。左側のパネルから「ツール」をクリックし、右側から「ディスク消去」を選択してください。
3. 必要に応じて、希望の消去タイプを選択することができます。提供されているタイプには2種類あります:
● 「パーティションの消去」:ディスク上のパーティションまたは未割り当て領域を消去します。
● 「ディスクの消去」:ディスク全体を消去します。
M.2 SSDを消去する場合は、後者のタイプを選択して次に進んでください。
4. 消去したいM.2 SSDを選択し、「次へ」をクリックしてこの操作を開始します。
✨注:システムディスクを消去する場合、再起動モードで実行されることを示すポップアップウィンドウが表示されます。確認するために「はい」をクリックします。
5. 消去方法ページで、「全セクタにゼロを書き込む」を選択します。その後、「開始」をクリックします。
✨ヒント:より安全な消去方法は消去スピードが遅くなります。より安全な選択肢を希望する場合は、「全セクタにランダムデータを書き込む」「DoD 5220.22-M」「Gutmann」の3つの異なる消去方法を選択できます。
6. 消去プロセスが開始されると、消去プロセスのページに移動します。プロセスを停止したい場合は、右上の「キャンセル」をクリックします。
● この機能では、ダイナミックディスクの消去はサポートされていません。
● また、便利で安全にディスクを消去するためのポータブルディスク消去ユーティリティもあり、インストールを繰り返すことなく、どのコンピューターでも使えます。
方法2.Windowsの「ディスクの管理」でM.2 SSDをフォーマットする
Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」ツールを使えば、追加したM.2 SSDを簡単にフォーマットできます。特別なソフトをインストールせずに作業できるため、手軽に試せる方法です。
1. まずはM.2 SSDをマザーボードに取り付け、PCを起動します。Windowsがドライブを認識していることを確認してください。
2. スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。もしくは、検索ボックスに「ディスクの管理」と入力しても開けます。
3. フォーマットしたいM.2 SSDを右クリックし、「フォーマット」オプションを選択します。
4. ファイルシステムを確認し、「クイックフォーマットする」からチェックを外して、「OK」をクリックします。
OSがインストールされたM.2 SSDは、他のPCから接続してフォーマットする必要があります。使用中のシステムドライブは、起動中にはフォーマットできません。
方法3.DiskPartコマンドでM.2 SSDを消去する
Windowsに標準搭載されている「DiskPart」は、コマンド操作でディスクの管理や初期化が行える強力なツールです。GUIではフォーマットできない場合や、ドライブが正しく認識されない場合でも、DiskPartを使えばM.2 SSDを強制的に消去・初期化できます。
1. タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。
2. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します:
-
diskpart
-
list disk
-
select disk *(*は対象ドライブの番号で、ここではディスク2を例として選択します。)
-
clean all(「clean all」コマンドを使用すると、ディスク全体にゼロを書き込むことでデータを完全に消去できます。一方で「clean」に置き換えると、ディスク上のパーティション情報のみを削除します。)
3. これにより、M.2 SSDが完全に初期化され、未割り当ての状態になります。
よくある質問
Q1:M.2 SSDをBIOSでフォーマットするにはどうすればいいですか?
Q2:SSDはMBRとGPTのどちらがいいですか?
Q3:M.2 SSDがBIOSに表示されないのはなぜですか?
まとめ
この記事でM.2 SSDを安全かつ完全にフォーマットする方法を学ぶことができます。個人情報が漏洩するのを防止したり、ドライブを再利用するために役立ちます。全体のプロセスは非常に簡単であり、コンピューター初心者でも上記の説明付きチュートリアルを通じて迅速にこの操作を完了することができます。
記事で言及されているソフトAOMEI Backupper Professionalは、コンピューターのハードドライブをアップグレードする場合にも役立ちます。古いディスクからデータを新しいディスクに移行するために使用することができ、クローンされたディスクから正常に起動できるようにします。クローンプロセス中にデータの損失が発生することもありません。ぜひ試してみてください!(๑•̀ㅂ•́)و✧
この記事の主な更新履歴
2025年5月22日 更新
- ソフトウェアを使用せずにM.2 SSDをフォーマットする方法を追加しました。
- 各ソフトウェアの最新情報を更新しました。
2025年2月10日 更新
- よくある質問を追加しました。
- 各ソフトウェアの最新情報を更新しました。