Windows Server 2022で自動バックアップを設定する方法3つ

この記事では、OS標準機能またはサードパーティー製のソフトを使用して、Windows Server 2022で自動バックアップを設定する方法をご紹介します。サーバーのデータを守りたい方は、是非ご覧ください。

Machi

By Machi 最後の更新 2022年02月14日

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Windows Server 2022の新機能

Windows Server 2022は、Windows Server 2019の基盤をベースに、セキュリティAzureとのハイブリッド機能アプリケーション基盤の3つの重要なトピックでイノベーションをもたらしました。さらに、「Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition」も革新的で、クラウドを活用し、ダウンタイムを最小限に抑えながら、仮想マシンを最新の状態に保つことを可能にします。

ユーザーにとって最も関心の高いセキュリティの面から、Windows Server 2022の新しいセキュリティ機能は、Windows Serverの他のセキュリティ機能を複数の領域にまたがって統合して、高度な脅威に対する多層防御を実現します。Windows Server 2022の高度な多層セキュリティにより、サーバーに必要な包括的な保護が提供されます。

windows server 2022

Windows Server 2022で自動バックアップを設定する理由

Windows Server 2022は、セキュリティ保護が強化されていますが、一般的にエンタープライズ環境で使用されるために、データのセキュリティについて非常に注意する必要があります。

したがって、Windows Server 2022で自動バックアップを設定することが必要です。なぜなら、自動バックアップを設定することで、バックアップに追加されたもの、削除されたものを追跡することができます。そして、サーバーに何らかの問題が発生した場合、あらかじめ作成されたバックアップを使用して復元することで、データの損失を回避することができます。

Windows Server 2022で自動バックアップを設定する方法 

次に、Windows Server 2022で自動バックアップを設定する3つの方法を順番にご紹介します。自分のニーズによっていずれかの方法を選択することができます。詳細については読み続けてください。

方法1.タスクスケジューラを使用する

最初の方法は、Windows Serverの標準ツール「タスク スケジューラ」を使って、Windows Server 2022の自動バックアップを設定することです。

ステップ 1. 「サーバー マネージャー」→「ダッシュボード」→「ツール」→「タスクスケジューラ」に移動します。

タスクスケジューラ

ステップ 2. 「タスク スケジューラ」ページで、「タスクの作成」をクリックします。

タスクの作成

ステップ 3. 必要なら、タスクに名前を付けます。そして、「セキュリティ オプション」の下にある「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」にチェックを入れます。

セキュリティオプション

ステップ 4. 「トリガー」タブで「新規」ボタンをクリックします。そして、バックアップを実行する時間間隔を指定します。

実行時間を指定

ステップ 5. 「操作」タブで「新規」ボタンをクリックします。「引数の追加(オプション)」でwbadminコマンドを入力します。たとえば、すべての重要なボリュームが含まれているC:ドライブ全体をH:ドライブにバックアップするには、次のコマンドを入力してください。そして、「OK」をクリックします。

start backup -backupTarget:H: -include:C: -allCritical -quiet

引数の追加

start backup:wbadmin.exeを起動します。
backupTarget:バックアップを保存するターゲットボリュームを指定します。
include:バックアップするボリューム(複数可)を指定します。複数のボリュームをバックアップする場合は、カンマ(,)で区切ります。
allCritical:すべての重要なボリューム(オペレーティング システムの状態が含まれているボリューム)をバックアップに含めることを指定します。 
quiet:ユーザーにプロンプトを表示せずにコマンドを実行します。

ステップ 6. 「条件」と「設定」タブで他の設定を行うことができます。確認した後、「OK」をクリックします。パスワードの入力が求められ、入力すればよいです。

パスワード

方法2. PowerShellを使用する

2つ目の方法は、コマンドプロンプト(Windows PowerShell)を使ってスクリプトを作成し、タスクスケジューラに実行させることです。例えば、毎週土曜日の午後6時にCMDを使ってシステムドライブをバックアップしたい場合、以下のようなコマンドを入力してください:

SCHTASKS /CREATE /SC WEEKLY /D SAT /TN WeeklySystemStateBackup /RL HIGHEST /ST 18:00 /TR “Wbadmin start systemstatebackup –backupTarget:H: -include:C: -allCritial -quiet

コマンド

schtasks /create:スケジュールタスクを作成します。
SC:スケジュールの間隔(minute、hourly、daily、weekly、onstart など)を指定します。
D:実行する曜日を指定します。
TN:タスク名を指定します。
RL:タスクの実行レベルを指定します。
ST:開始時間を指定します。
TR:プログラムまたはタスクを実行するコマンドを指定します。

方法1と2は、Windows Server 2022の自動バックアップを設定するのに役立ちますが、少し複雑で、ユーザーが誤ってしまう可能性があります。

もしより簡単な方法を使いたいなら、次の方法を試しましょう。これは、Windows Server向けのプロのバックアップソフトウェアを使用することです。

方法3. プロのバックアップソフトウェアを使用する

複雑な操作から解放されるために、プロのバックアップソフト-AOMEI Backupper Serverの使用がオススメです。このソフトはインターフェースがシンプルでわかりやすく、いくつかのクリックだけで、Windows Server 2022の自動バックアップを実行することができます。パソコンに精通していない方でも、気軽に使えます。また、このソフトは次のような利点があります:

4つのバックアップモードに対応:システム/ディスク/パーティション/ファイルバックアップに対応しています。様々なニーズを満たすことができます。
自動バックアップ:毎週/毎日/毎月/イベントトリガー/USB挿入の5つの柔軟的な自動バックアップオプションで自動バックアップを設定することができます。
増分バックアップと差分バックアップ最初のフルバックアップの後、変更された部分のみをバックアップします。バックアップ時間を節約することができます。
古いバックアップの自動削除:古いバージョンのバックアップの自動削除を設定することができます。これによって、ターゲットディスクは十分な空き容量を確保することができます。
複数のストレージデバイスに対応:Windows Server 2022をローカルディスク、外付けハードディスク、USBドライブ、NAS、クラウドドライブなどのデバイスにバックアップすることができます。
全Windows OSに対応:Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)、SBS 2003/2008/2011、およびWindows XP/Vista/7/8/8.1/10/11に対応しています。

これから、AOMEI Backupper ServerでWindows Server 2022の自動バックアップを設定する方法をご紹介しましょう。

ステップ 1.AOMEI Backupper Serverの30日間無料体験版をダウンロードし、インストールし、開きます。そして、「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

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システムバックアップ

ステップ 2. デフォルトでは、Windows Server 2022の動作に必要なドライブ全体が自動的に選択されるので、ターゲットロケーションだけを選択すればよいです。

ターゲットロケーション

ステップ 3. 左下隅の「スケジュール」をクリックし、「自動バックアップを有効にする」スイッチをオンにして、ニーズに応じて自動バックアップモード(毎日/毎週/毎月/イベントトリガー/USB挿入)を選択します。

スケジュール

オプション:バックアップにコメントを書き込んだり、バックアップファイルの暗号化/分割/圧縮を設定したり、バックアップ完了後の電子メール通知を有効したりすることができます。
スキーム:フル/増分/差分バックアップと古いバージョンのバックアップの自動削除を設定することができます。

ステップ 4. 設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。

開始

まとめ

この記事では、Windows Server 2022で自動バックアップを設定する方法を3つ紹介しました。自分の状況に応じて、OS標準機能かサードパーティー製のバックアップソフトを使用することができます。

OS標準機能と比較すると、サードパーティー製のバックアップソフトウェア-AOMEI Backupper Serverの操作がより簡単です。また、イベントトリガーとUSB挿入のようなより柔軟的な自動バックアップモードにも対応しています。したがって、このソフトの使用をお勧めします。

また、AOMEI Backupper Serverはバックアップだけでなく、クローン、同期、復元、ディスク消去など様々な機能を備えています。汎用性が高いです。今すぐダウンロードし、体験しましょう!

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Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。