Windows 7/8/10/11で破損ファイルを修復する方法4つ

この記事では、Windows 7/8/10/11で破損したファイルを修復する方法をご説明します。重要なデータが破損した後、修復できないことがあるので、データの損失を防止するには、あらかじめバックアップすることをお勧めします。

Machi

By Machi 最後の更新 2022年10月13日

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破損ファイルについて

破損したファイルは、突然動作不能または使用不能になるコンピュータファイルです。

実際、システム上のすべてのファイルは特定の構造と内容を持っています。したがって、正しい情報がファイルの正しい部分にあれば、正常に動作します。しかし、間違った情報がファイルに書き込まれたり、情報が間違った場所に書き込まれたりすると、データが文字化けしたり、スクランブルされたりして、破損した状態になってしまいます。

一般に、破損したファイルはまったく開かなくなるか、開こうとするとエラーメッセージが表示されます。しかし、そのファイルが元のプログラムには影響を与えません。つまり、あるWordファイルが破損しても、他のWordファイルを開いたり、Wordを通常通り使用したりすることは可能です。

破損ファイル

Windows 7/8/10/11でファイルが破損した原因

破損ファイルの修復方法を紹介する前に、ファイルが破損した原因を知る必要があります。その代表的な原因は、次の3つに要約されます。

1. 保存中にファイルが破損しました。たとえば、ファイルを保存しているときに、コンピュータは電源が切れたり、クラッシュしたりすると、ファイルが破損する可能性があります。

2. HDDまたはその他のストレージデバイスには不良セクタがあります。

3. HDDやその他のストレージデバイス上でウイルスマルウェアがあります。

4. コンピュータに間違ったアップデートをインストールしました。

Windows 7/8/10/11で破損ファイルを修復する方法

方法1. エラーチェックで不良セクタを修復

Windows 7の場合:

手順 1. 「コンピュータ」を開き、不良セクタがあるかどうかをチェックしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

Cドライブ

手順 2. 「プロパティ」ウィンドウの「ツール」をクリックします。

手順 3. 「チェックする」をクリックして、ポップアップウィンドウで「開始」をクリックします。

WIn7プロパティ

手順 4. 対象ドライブが使用されている場合、次の画面が表示され、「ディスク検査のスケジュール」をクリックします。クリックした後、パソコンを再起動して、エラーチェックが実行されます。完了すると、パソコンは自動的に再起動します。

ディスク検査のスケジュール

Windows 10の場合:

手順 1. 「PC」を開き、システムドライブを右クリックして「プロパティ」を選択します。

プロパティ

手順 2. 「ツール」タブをクリックします。

手順 3. 「エラー チェック」の下にある「チェック」オプションをクリックします。

チェック

手順 4. スキャン結果を確認し、エラーが検出された場合、「ドライブの修復」をクリックします。

ドライブを修復する

手順 5. 修復の完了を待ちます。「お使いのドライブは正常にスキャンされました」が表示されると、「閉じる」をクリックします。

方法2. システムファイルチェッカーで破損したシステムファイルを修復

Windows 7/8/10/11にはシステムファイルチェッカーというツールが搭載されています。このツールでは、システムファイルの欠落や破損をスキャンして修復することができます。詳しい手順は下記をご覧ください。

手順 1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果で「cmd/コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 2. コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力し、

sfc/scannow

「Enter」キーを押します。

SFC

手順 3. 操作を完了するまで少し待ってください。

★スキャンした後、次のいずれかのメッセージが表示されます:
1. Windowsリソース保護により、破損したファイルが検出され、正常に修復されました。
2. Windowsリソース保護は整合性違反を検出しませんでした。このメッセージは、システムファイルが見つからないか破損していないことを示します。
3. Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした。このメッセージは、コマンドの実行中に問題が発生したことを示しています。
4. Windowsリソース保護は破損したファイルを検出しましたが、一部のファイルを修復できませんでした。このメッセージは、破損したファイルを見つけ、手動で置き換える必要があることを示しています。詳細を見るには、「CBS.Log %WinDir%\Logs\CBS\CBS.log.&」にアクセスしてください。

方法3. DISMコマンドラインで破損したブートファイルを修復

DISMコマンドラインはSFCコマンドラインの代替ツールで、特にSFCが機能しない場合に役立ちます。例えば、SFCコマンドを実行した後、「Windowsリソース保護は破損したファイルを検出しましたが、一部のファイルを修復できませんでした」というエラーメッセージが表示された場合、DISMコマンドを実行する必要があります。詳細な手順は、以下を読み進めてください。

手順 1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果で「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。「コマンド プロンプト」に次のコマンドを入力し、

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

「Enter」キーを押して、DISMコマンドを実行します。

DISM

手順 2. 修復が完了するまで待ちます。完了した後、パソコンを再起動します。

方法4. ファイル形式を変更することで破損したファイルを修復

破損したファイルがWord/Excelファイルであれば、この方法で修復することができます。ここでは、Excelファイルの修復を例に説明します。

手順 1. 破損したExcelファイルを開き、「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」をクリックします。「ファイルの種類」から「Web ページ」を選択します。

Webページ

手順 2. 保存したファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「Excel」を選択します。正常に開かれた場合は、再度「名前を付けて保存」オプションを選択して、ファイルを「.xls」または「.xlsx」として保存します。

手順 3. 保存した後、破損したExcelファイルは修復されます。

おまけ:重要なファイルを保護するにはバックアップを作成しましょう

上記の方法で、破損したファイルを修復することができますが、一部の破損ファイルを修復することはできません。その修復できないファイルは非常に重要である場合、大変なことになるかもしてません。

したがって、データを守るために、あらかじめファイルをバックアップする必要があります。安全な場所に保存する限り、いつでもそのバックアップからファイルを復元できます。これで、重要なファイルが破損したり、紛失したりしても、心配する必要はありません。

バックアップを作成するには、信頼性の高いバックアップソフトが必要です。ここでは、AOMEI Backupper Standardというプロのバックアップフリーソフトの使用をお勧めします。このソフトは:

ファイルを外付け/内蔵HDD、SSD、USBドライブ、NAS、共有フォルダ、クラウドにバックアップすることができます。
毎日/毎週/毎月などの間隔でバックアップを自動的に実行することを設定できます。バックアップは常に最新バージョンを保持することができます。
保存先の容量を節約するには、バックアップを圧縮することができます。

では、AOMEI Backupper Standardを使用してファイルをバックアップする方法をご紹介します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールしてください。

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手順 1. AOMEI Backupper Standardを開きます。

手順 2. 「バックアップ」→「ファイルバックアップ」をクリックします。

ファイルバックアップ

ヒント:
音楽、ビデオ、Word/Excelファイルなど一般的なファイルについては、「パーティションバックアップ」(すべてのデータが特定のパーティションに保存されている場合)、または「ファイルバックアップ」でバックアップを作成することをお勧めします。
システムファイルやブートファイル(DLLファイル、CBS.LOGファイルなど)については、「システムバックアップ」や「ディスクバックアップ」でバックアップを作成することをお勧めします。

手順 3. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックし、バックアップしたいファイルまたはフォルダを選択します。

ファイルとフォルダ

手順 4. 矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックし、バックアップの保存先を指定します。

保存先を指定

手順 5. 設定を確認して、問題がなければ、「開始」をクリックします。

パス

オプション:バックアップを圧縮したり、使用されているセクタだけをバックアップするか、すべてのセクタをバックアップすることを設定したりすることができます。
スケジュール:自動バックアップを設定することができます。AOMEI Backupper Standardは毎日、毎週、毎月の3つの自動バックアップオプションをサポートしています。イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の2つより柔軟的なオプションを利用したい方は、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。バックアップ先がUSBメモリや外付けHDD/SSDなどのリムーバブルドライブの場合、USB挿入に設定することをお勧めします。こうすれば、それをパソコンに接続するたびに、バックアップが自動的に実行されます。
バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、古いバージョンのバックアップを自動削除することを設定できます。増分バックアップと差分バックアップの2つの方法は、いずれもバックアップの効率を高めながら、バックアップ先の容量を節約することができます。しかし、増分バックアップは復元に手間がかかるため、差分バックアップをよりお勧めします(差分バックアップとバックアップの自動削除はProfessional版で利用可能)。

スキーム

また、AOMEI Backupperはクラウドストレージ-AOMEI Cloudを提供しています。クラウドストレージは実体がなく、物理的な損傷などによるデータ損失を回避できますし、インタネットがあれば、どこでもクラウドからデータを復元できるというメリットがあります。

クラウドバックアップ」機能を使用して、ファイル/フォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます。元のファイル/フォルダが紛失・破損した場合、AOMEI Cloudからデータを復元することで、簡単に取り戻すことができます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。

クラウドバックアップ

まとめ

これまでは、Windows 7/8/10/11で破損したファイルを修復する方法を説明しましたけど、以上の方法ですべての破損ファイルを修復できるとは言えません。

ファイル破損でデータを失いたくないなら、上記で紹介したバックアップソフト-AOMEI Backupper Standardを使用して、あらかじめデータをバックアップしたほうがいいです。そうすれば、コンピュータに保存されているファイルが破損しても、前に作成されたバックアップを使って気軽に復元することができます。今すぐダウンロードし、データを守りましょう!

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。