Windows 10からWindows 11に無償アップグレードする方法

2025年10月でWindows 10のサポートが終了するため、多くのユーザーがWindows 11への移行を検討しています。この記事では、Windows 10からWindows 11に無償アップグレードする方法について詳しく解説します。

Machi

By Machi 最終更新日 2025年06月12日

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Windows 10のサポート終了に備え、Windows 11へアップグレード

Windows 11

Windows 10のサポートは、2025年10月14日で終了します。それ以降は、Microsoftからのセキュリティ更新プログラムやテクニカルサポートが提供されなくなるため、ウイルスや不具合のリスクが高まります。

現在ご使用のPCは引き続き利用できますが、安全かつ快適な環境を維持するためにも、Windows 11への移行が強く推奨されています。

ご心配なく、対象となるWindows 10デバイスであれば、無償でWindows 11にアップグレードすることが可能です。この記事では、アップグレード条件や無償アップグレードの方法について詳しく解説します。興味のある方、ぜひ読み進めてください。

Windows 10からWindows 11に無償アップグレードのシステム要件

  • プロセッサ/CPU(中央処理装置):2つ以上のコアで1GHz以上のクロック速度が必要になります。
  • RAM(ランダムアクセスメモリ):4GB以上が必要になります。
  • ストレージ:少なくとも64GBの使用可能なストレージが必要になります。
  • セキュリティ:PCでTPM 2.0、UEFIファームウェア、およびセキュアブート対応は有効できる必要があります。
  • グラフィックカード:DirectX12以降とWDDM2.0ドライバーとの互換性はある必要があります。
  • ディスプレイ:高解像度(720p)ディスプレイ、9インチ以上のモニター、カラーチャネルあたり8ビットの必要があります。
  • インターネット接続とMicrosoftアカウント:Windows 11 Homeエディションでは、最初の使用時にデバイスのセットアップを完了するために、インターネット接続とMicrosoftアカウントが必要です。
  • アップグレード用のWindowsバージョン:Windows Updateを介してアップグレードするには、デバイスでWindows10バージョン2004以降が実行されている必要があります。無料の更新プログラムは、Windows Updateの「設定」>「更新とセキュリティ」から入手できます。

現在のWindows 10 PCがWindows 11にアップグレードできる対象であるかどうかを確認するには、PC正常性チェックをダウンロードしてチェックできます。デバイスに互換性があり、必要な最小要件を満たしていると、Windows 10からWindows 11に無料アップグレードできます。

Windows 10から11に無償アップグレードする方法

公式WebサイトからWindows 11アップグレードファイルをダウンロードし、システムのISOファイルでWindows 11をインストールできます。ただし、より簡単な方法があります。次に、それをご紹介します。

1. 「スタート」メニューを開き、「設定」をクリックします。

設定

2. 次に、設定ページから「更新とセキュリティ」オプションをクリックします。

更新とセキュリティ

3. 「Windows Update」タブをクリックし、「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」と表示され、「ダウンロードしてインストール」ボタンをクリックします。

ダウンロードしてインストール

万が一のためにシステムをバックアップする

Windows 11のリリース後、多くのユーザーが抱える疑問のひとつが「Windows 10をWindows 11にアップグレードしても安全ですか?」というものです。アップグレードは多くの場合スムーズに進みますが、必ずしも安全とは言い切れません。アップグレード中やアップグレード後に、データの損失や起動失敗などの予期しないトラブルが発生する可能性があります。

そのため、Windows 10からWindows 11にアップグレードする前に、重要なファイルのコピーを作成するか、Windows 10のシステムイメージやディスクのバックアップを作成しておくことを強く推奨します。アップグレード後に予期しないエラーが発生した場合でも、このバックアップを使用することで、コンピューターを以前の正常な状態に復元することができます。

ここでは、無料で利用できる優れたバックアップソフトウェアAOMEI Backupper Standardをお勧めします。このソフトウェアを使用すれば、システムのバックアップを簡単かつ効率的に作成することができます。さらに、以下のような便利で強力な機能も備えています:

AOMEI Backupper
  • システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップの4つのバックアップ方法を提供します。
  • 増分バックアップと差分バックアップを提供して、バックアップ時間とストレージスペースを節約します。データが完全にバックアップされると、ソフトウェアは変更されたファイルまたは新しいファイルのみをバックアップできます。
  • クラウド、NAS、ローカルディスク、外付けハードドライブ、USB/DVD/CDなどのさまざまなストレージへのバックアップを作成できます。
  • WindowsPCオペレーティングシステム(Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP)をサポートします。

次に、このフリーソフトを使用して、Windows10の外付けハードドライブにシステムバックアップを作成する方法を説明します。手順は他のオペレーティングシステムでも同じです。 まず、次のボタンをクリックしてダウンロードしましょう。

1. AOMEI Backupperを開きます。「バックアップ」をクリックし、「システムバックアップ」を選択します。 

システムバックアップ

2. プログラムは、システム関連のパーティションをソースデータとして自動的に選択します。必要に応じて宛先パスを選択するだけです。

システム関連のパーティション

3. 操作を確認し、「開始」をクリックして起動可能なバックアップの作成を実行します。

開始

💡下の3つのオプションでバックアップをカスタマイズできます:
  • オプション:システムイメージへのコメントの追加、圧縮、暗号化(AOMEI Backupper Professionalでサポート)、イメージファイルの分割などのさまざまな機能をサポートします。

  • スケジュール:これを使用して、ディリー/ウィークリー/マンスリー/イベントトリガー、またはUSB挿入を設定してWindows11を自動的にバックアップできます。

  • バックアップスキームこの機能は、バックアップディスクスペースを節約するために古いバックアップイメージを自動的に削除することができます。自動クリーンアップ機能はPro版で利用可能です。

▶ Windows 10からWindows 11への無料アップグレード中またはその後に問題が発生した場合、AOMEI BackupperでこのシステムバックアップからPCを簡単に復元できます。

1. AOMEI Backupperを起動し、「復元」>「タスクを選択」または「イメージファイルの選択」に移動します。

タスクを選択

2. 以前に作成したシステムバックアップを選択して、「次へ」をクリックします。

システムバックアップ

3. 「このシステムイメージを復元」するかまたは「システムイメージからパーティションを復元」するかを選択します。

システムイメージを復元

4. システムイメージを別の場所に復元する場合は、復元先となるターゲットドライブを指定する必要があります。一方、元の場所に復元する場合は、プログラムが自動的にこの手順をスキップし、次のページへ進みます。

復元先

5. 「操作概要」ページで、操作を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。

操作概要

🌟ヒント:

システムイメージを異なるハードウェアのパソコンに復元する場合は、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードし、「ユニバーサル復元」機能をご利用ください。

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Windows 10からWindows 11へのアップグレードに関するよくある質問

Windows 10から11にアップグレードするべきですか?
 
Windows 11へのアップグレードを急ぐ必要はありませんが、Windows 10のサポートが2025年10月に終了するため、それまでに移行を検討すると良いでしょう。ただし、Windows 11へのアップグレードには特定のシステム要件があるため、事前に確認が必要です。
古いPCでもWindows 11にアップグレードできますか?
 
古いPCでもWindows 11にアップグレードできる場合がありますが、ハードウェアが最低要件を満たしている必要があります。お使いのPCが対応しているかどうかは、Microsoftの「PC 正常性チェックアプリ」で確認することをおすすめします。
Windows 10と11ではどちらが重いですか?
 
Windows 11はWindows 10よりもメモリ消費量が多いため、動作が重くなる場合がよく見られます。

まとめ

Windows 10からWindows 11の無料アップグレードを安全に実行できるようにするには、事前にシステムのバックアップを作成する必要があります。アップグレードが失敗した場合でも、コンピューターを以前の状態に復元して使用できるようにすることができます。

このソフトウェアには、クローン作成、同期、復元、その他の強力なツールなど、他の多くの機能が組み込まれています。たとえば、Windows 11をSSDにインストールしたり、Windows 11の起動可能なUSBを作成したりするために使用できます。

そのほかのバージョン | AOMEI Backupper:1台のServer向けのServer版、台数無制限のPC向けのTechnician版、台数無制限のServer向けのTechnician Plus版もあります。Technician(Plus)版を利用して、クライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~▶AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較

この記事の主な更新履歴

2025年6月12日 更新
 
  • 「Windows 10のサポート終了」に焦点を当てて、「Windows 10のサポート終了に備え、Windows 11へアップグレード」セクションをリライトしました。
  • Windows 10からWindows 11への無償アップグレード手順を最適化しました。
  • 記事の紹介文と説明文をリライトしました。
2024年12月16日 更新
 
  • 「システムをバックアップする手順」にヒントを追加しました。
  • 一部の段落の順序を調整しました。
Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。