By AOMEI / 最後の更新 2020年09月10日

Windows10起動の流れ

パソコンの電源を入れてWindows10を起動しようとすると:

    ①まずは、マザーボードのROMに組み込まれたBIOS(またはUEFI)ファームウェアが読み込まれます。

    ②そして、「Power On Self Test」(POST、電源投入時の自己診断テスト)が実行されます。ハードウェアに異常がないかを調べます。

    ③システムドライブを起動した直後にハードディスクのMBR(マスターブートレコード)が最初に読み込まれます。

    ④MBRの指示に従って、ブートマネージャーが表示され、OS起動用のWinload.exe(Windowsブートローダー)が読み込まれます。

    ⑤ntoskrnl.exeやhal.dllの起動に必要な最低限のドライバが読み込まれます。

    ⑥各種デバイス(例えば、マウスやキーボードなど)の初期化、ブートに必要なレジストリまたはドライバの読み込みなどが実行されます。

    ⑦各種セッションの初期化、残りのレジストリ、ドライバまたはユーザープロファイルの読み込み、ログオン処理(winlogon.exe)などが実行されます。

これでWindows10の起動が完了します。デスクトップが表示され、人間がOSやアプリなどを操作できるようになります。

Windows10起動しない状況

Windows10を起動したら、くるくる回る起動画面から先に進まない、黒い画面で止まったまま立ち上がらないことがあるでしょうか?例えば、「Windowsブートマネージャー」画面に以下のようなエラーメッセージが表示され、パソコンが起動しないことがありますか?

エラーメッセージ

    File: \windows\system32\winload.exe

    Status: 0xc0000605

    Info: A component of the operating system has expired.

Windows10起動しない原因

真っ黒な画面に「Windiws/operating/system/boot」の文字が入っている場合は、Windows10を起動するためのブートセクタ、マスターブートレコード(MBR)もしくはブート構成データ(BCD)の破損が原因で、起動できない可能性があります。例えば、上述の例ではwinload.exeエラーによりWindows10は起動に失敗します。

Windows10起動しない時の対処法

Windows10が起動できない場合に、起動システムファイルに関する問題が検出されると、「自動修復」が開始されます。しかし、「PCが正常に起動しませんでした」エラーメッセージが表示されたり、自動修復の失敗を繰り返してしまったりして、Windows10起動しない問題を正常に修正できない場合があります。

自動修復

こういう時に手動修復が必要です。「自動修復」画面から「詳細オプション」をクリックし、「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」の回復オプションを使用してWindows10起動に関する問題を解決しましょう。

◎注意:Windows RE(リカバリ環境)で「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」を行う必要があります。Windows10インストールメディアか、回復ドライブを用意し、それで起動してWindows REに入ることができます。BIOSでの起動順位の変更が必要かもしれません。
※ヒント:インストールメディアを使う場合、インストール開始時に言語、時刻、キーボードなどを選択した後、次に進み、そこでインストールせず「コンピューターを修復する」→「オプションの選択」画面から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」または「コマンドプロンプト」を選ぶことができます。

★対処法 1. スタートアップ修復を利用

「スタートアップ修復」の機能は、システムファイルの不足や破損など、Windowsの起動を妨げる可能性のある問題が無いかどうかを診断し、問題を検知した場合はそれを修復します。「OSがうまく起動しないことが多い」「電源は入るがOSが起動しない」などといった場合はこの機能を試してみるとよいでしょう。

手順 1. 下記画面の通り「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」をクリックします。

トラブルシューティング

手順 2. その後「トラブルシューティング」画面が表示されたら、「詳細オプション」をクリックします。

詳細オプション

手順 3. 「詳細オプション」画面が表示されたら、「スタートアップ修復」をクリックします。

スタートアップ修復

スタートアップ修復により、Windows10起動しない問題が解決できればOKですが、もし失敗したら、以下の方法を試すこともできます。

★対処法 2. コマンドプロンプトからBootrec.exeツールを利用

スタートアップ修復を試みますが、それでもWindows10起動しない場合には、bootrecコマンドでMBR情報・BCD情報の修復を試みることができます。

※Bootrec.exeはWindows REにしかない。通常のWindowsにはない。

手順 1. Windows REのオプションとして「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」と順に選択します。

コマンドプロンプト

手順 2. コマンドプロンプトが起動したら、下記のコマンドを1行ずつ入力して「Enter」キーを押します。

    bootrec /FixMbr(MBRの修復)

    bootrec /FixBoot(ブートセクタの修復)

    bootrec /RebuildBcd(BCDストアの再構築)

Bootrecコマンド

手順 3. 「exit」と入力してコマンドプロンプトを終了し、Windows10を再起動します。問題なく起動できればOKです。

  • 「/ScanOs」を付けた場合、つまり「bootrec /ScanOs」を使った場合、すべてのドライブに対してスキャンを実行し、現在のBCDに含まれないエントリーを列挙します。

  • 「/FixMbr」はWindows 10で使用するMBRを使って、システムパーティションのMBRを上書きするが、現在のパーティションテーブルは変更しません。

  • 「/FixBoot」はWindows 10で使用するブートセクタを使って、システムパーティションのブートセクタを上書きします。

  • 「/RebuildBcd」はすべてのドライブに対してスキャンを実行し、BCDに追加するか選択するオプションです。

  • 「bootrec」コマンドは「Windows RE」でしか使えないので、代わりに通常のWindows(もしくはWindows PE)でBootsect.exeを利用して、ブートローダーを修復できますが、MBRの修復やBCDストアの再構築はできません。

  • 本来は上記のオプションを1つ2つ組み合わせるだけで構わないが、PCが起動しないというトラブルを考えると、すべてのオプションを実行することをお勧めします。

Windows10起動しない問題の予防

Windows10が起動しないことや重要なデータが失われることに備えて、事前にシステムイメージおよび起動可能なメディアを作成しておくことができます。起動しないWindows10を修復するために起動可能なメディアからPCを起動し、システムイメージからWindows10を復元することができます。

ここでは包括的なバックアップフリーソフト「AOMEI Backupper Standard」を強くお勧めします。システムバックアップ&復元だけでなく、ブータブルメディアの作成機能も備えています。誰でも簡単に使えます。もっと多くのバージョン »

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▼次は、AOMEI Backupper Standardを利用してブータブルメディアを作成する方法をご紹介しましょう。

手順 1. AB Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。「ツール」→「ブータブルディスクの作成」をクリックします。

ブータブルメディアを作成

手順 2. ここでは、Linuxブータブルディスクより柔軟性の高いWindows PEに基づいたブータブルディスクを作成します。

WinPE

手順 3. USBメモリまたはCD/DVDをブータブルメディアとして使用する場合、事前にコンピュータに接続してください。

ドライブを選択

手順 4. ブータブルディスクの作成が完了したら「完了」をクリックします。

Windows PEまたはLinuxブータブルメディアの作成方法

まとめ

「スタートアップ修復」と「コマンドプロンプト」を利用してWindows10が起動しない問題を解決する方法は以上です。そのほか、AOMEI Backupper Standardを利用して事前にシステムをバックアップしておけば、Windows10が起動しない時、AOMEI Backupper Standardによって作成されたブータブルメディアで起動し、作成されたシステムイメージからWindows10を復元することで修復することもできます。

さらに、アドバンスト版にアップグレードすると、差分バックアップ、リアルタイム同期(如何なる削除/追加/編集操作は同期元のフォルダから同期先のフォルダへ同期される)/ミラー同期(同期先のフォルダは常に同期元のフォルダと同じファイルを保持する)/双方向同期(一方でファイルを変更するともう一方のディレクトリで同期を取る)、システムクローン、ユニバーサル復元など、もっと高度な機能を使用することができます。

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