Windows10のアップデート(バージョン1809)後に一部ファイルが消失した!

Windows 10の大型アップデート「Windows 10 October 2018 Update」の配信が開始されましたが、Windows10のアップデート(バージョン1809)後に一部ファイルが消失したことがあります。シンプルな方法で失われたファイルを復元できます。

By @ゆき 最後の更新 2022年04月07日

Windows10のアップデートは勝手にファイルを削除

Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)が2018年10月2日(米国時間)にリリースされました。だが、ますます多くの人々は、「Windows10のアップデート後、文書やファイルが勝手に削除された」という文句を言いました。その中で、ほとんどのユーザーは「C:/Users/Username/Documents」内のファイルが消失することに気づきました。

  • 事例:Windows 10ユーザーのRobert ZikoさんはMicrosoftのサポートフォーラムに「Octoberアップデート(10、バージョン1809)を使ってWindowsをアップデートしたばかりなのだけれど、220Gバイト相当の23年分のファイルがすべて消失してしまった。信じられない」と書き込んでいます。

Windows 10 バージョン 1809 アップデート後、一部のユーザーは失ったファイルを取り戻せる方法を探していますが、これらのファイルがほぼWindows 10 Updateで既に上書き、削除されたので、残念ながら復元できません。

このバグはMicrosoft techによって修復される必要がありますが、何よりも重要なのはパソコンへの影響をできるだけ小さく抑えることです。

マイクロソフトによる対処方法は?

更新後にファイルが消失する問題について、マイクロソフトの対処方法は「Windows 10 October 2018 Update」の提供を素早く中断することです。

更新されたMicrosoftのサポート文書には、バージョン1809の適用後にファイルが消失したというユーザーからの報告を受けて、提供を中断する決定を下した後、再リリースを開始すると書かれています。

更新プログラムをダウンロードしたユーザーは更新プログラムをインストールしないでください。更新プログラムをインストールしているユーザーはプログレスをすぐにキャンセル、中止してください。最も簡単な方法はWindows Updateサービスを再起動することです。

【補足】:スタートボタンをクリック⇒検索ボックスに「service」と入力し、結果から「サービス」を選択⇒Windows Updateにアクセスできます。

発生した問題についてマイクロソフトは回避策を提供しますが、Windows 10 Version 1809へのアップグレードで既に削除されたファイルはどうすればいいですか?どのようにそれらを取り戻しますか?

簡単な方法で失ったファイルを復元

次は、紛失したファイルを取り戻す様々な方法をご紹介します。自分の必要に応じてそれらの1つを選択して試してみることができます。

Windows10を以前のバージョン(ビルド)に戻す

現在のバージョンに不具合が起きることに備え、Windows 10は「以前のビルドに戻す」という強力なオプションを提供しています。

このオプションへのアクセス方法も簡単です:スタートボタン⇒設定⇒更新とセキュリティ⇒回復をクリックし、「以前のビルドに戻す」下の「開始する」ボタンをクリックして操作を実行します。

補足もちろん、Windows 10が起動できない場合、回復環境を起動して「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「以前のビルドに戻す」をクリックするという方法もあります。 ※注:「詳細オプション」の一覧に「以前のビルドに戻す」が表示されていない場合は、「その他の修復オプションを表示」をクリックしてください。

しかし、時には以前のバージョンに戻すためのファイルが削除されたり、見つからないのでこの方法は役立ちません。こういう場合、続きを読んで他の方法を試みたほうがいいと思います。

【システムの復元】機能を利用する

もしWindows 10でシステムの保護を有効にすることで復元ポイントを定期的に作成するなら、おめでとう、作成した復元ポイントを利用して消失したファイルを復元することができます。

システムの保護 - 復元ポイントの作成【Windows 10】

システムの復元機能を使用して削除したファイルを復旧する詳細手順は次のとおりです:

1. Windows10のタスクバーにある「ここに入力して検索」という検索ボックスに「system restore」と入力します。一覧から「復元ポイントの作成」を選択して「システムのプロパティ」画面を表示させます。

2. 「システムの保護」タブ下の「システムの復元」オプションをクリックします。

3. 後は、画面の指示に従って適切な復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックし、復元ポイントの確認後、「完了」をクリックして変更を適用します。

ヒント:上記の手順に従い、システムの復元は正しく完了しませんでしたら、Windows 10をセーフモードで起動する必要があるかもしれません。つまり、Windowsの機能を限定し、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動した後、システムの復元を再試行してください。

作成されていた復元ポイントがある場合のみ、この方法は利用可能です。もし、復元ポイントがないか、または消えるなら、どうすればいいですか?それに、一般的にWindows 10はシステムの保護をデフォルトで無効にするため、ほとんどのユーザーは事前に設定を変更しないなら、この方法を使用できません。こういう状況になると、続きを読んで他の方法を試みることができます。

Windows.oldフォルダを使用する

一般的に更新プログラムをインストールすると、Cドライブ直下に「Windows.old」というフォルダが作成され、前環境のバックアップデータ(以前のWindowsの情報)などがそこに格納されています。何らかの不具合があった場合、このフォルダから元のバージョンに戻すことができます。

※注意:Windows 10の最新版にアップグレードしてから10日が経過すると、お使いのPCから、以前のバージョンのWindowsが自動的に削除されます。Windows の以前のバージョンを削除すると、元に戻すことはできません。そのため、このWindows.oldフォルダは10日間だけ利用できます。要するに、アップグレードしたWindowsバージョンから元のOSに簡単に戻したいなら、10日以内に作業することに注意してください。

次はWindows.oldフォルダを使い、アップグレード後に消失したファイルを復元しましょう:

1. PC⇒ローカルディスク(C:)⇒Windows.oldフォルダをクリックします。

2. Windows.oldフォルダ内でWindows10のアップデート(バージョン1809)後に削除されたファイルを見つけます。ほとんどはユーザーディレクトリに存在します。

3. 必要なファイルを好きな場所にコピーすれば完了です。

かなり簡単でしょう。

●詳細手順についてはこちらの記事を参考にすることができます。

Windows10でWindows.oldフォルダからファイルとプログラムを復元する

●Windows.oldフォルダを手動でバックアップしたり、削除したりしたい場合にはこちらの記事を参考にすることができます。

Windows.oldフォルダとは何ですか?それを削除すべきですか?

上述した方法は有効期限があるので、信頼性の高いファイル復元・データ復旧ソフトを使用したほうがいいと思います。

包括的な復元ツールで消失したファイルを復元する

Recoverit Proは頼もしいパソコン用データ復元ソフトです。PC、HDD、SDカード、USBメモリなどデバイスのあらゆるデータ損失からドキュメント、画像、オディオ・ビデオファイル、電子メール、アーカイブファイルなど550形式のファイルデータを高速・高品質で効率的に復元できます。しかも復元できるデータ量に制限はありません。今すぐ試してみませんか?

Windows10 October 2018 Update(1809)後、消失または削除したファイルを復元するために、3つのシンプルな手順だけが必要です:

1. Recoveritをインストールして起動します。「万能復元」オプションを選択します。各パターンで損失したデータを復元できます。 ほかの復元モードで消えたデータが見つからない場合、万能復元モードでお使いのパソコンからデータを復元することができます。

2. 失われたデータの元保存場所を選択し、「開始」をクリックし、スキャンします。 万能復元オプションは失ったデータを徹底的にスキャンするので、時間が長くかかることがあります。

3. スキャンが完了したら、復元したいファイルのチェックボックスにチェックを入れて「復元」をクリックします。

ヒント:
データの上書きを防ぐため、復元されたデータを元の保存場所に保存しないでください。
復元率を向上するために、このソフトにはスキャンされたデータを保存する機能がありません。該当のファイルを見つけた場合、どうか直接復元してください。

定期的なバックアップを習慣にしましょう

大切なデータを失うことは本当に辛いでしょう。しかも、時には上書きのせいでファイルを完全に復元することができません。このようなトラブルを避けるため、日頃から重要なデータ(仕事ファイル、資料やプロジェクトなど)を定期的にバックアップする習慣を身につけたほうがいいです。或いは、データを扱う前にバックアップを取っておくことを忘れないでください。

※おすすめバックアップソフトここではAOMEI Backupper Standardという強力なバックアップフリーソフトを強く推薦します。これはシステムバックアップ、ディスクバックアップ、ファイルバックアップおよび同期など様々な機能を無料で提供します。またデイリー、ウィークリーまたはマンスリーモードで内蔵ハードディスク、USBメモリ、外付けHDD、クラウド、USB、共有フォルダなどにバックアップできます。さらにWindows 11/10/8/7/XP/Vistaをサポートします。

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安全かつ高速

このソフトでバックアップを作成した後、必要なときにその直感的にわかりやすいUIでバックアップイメージを簡単に復元できます。ファイルを選択的に復元することもサポートします。Windowsを起動せずシステムを復元したい場合、USBメモリやCD/DVDでブータブルメディアを作成して、USB(またはCD/DVD)からパソコンを起動させることができます。USBメモリやCD/DVDを持っていない場合、「回復環境」機能を利用してWindows 10などのシステムで回復環境を作成することもできます。次回起動時にAOMEI Backupper回復環境から起動することを選択できます。

そのほか、AOMEI BackupperはProfessionalという有料版も提供します。このバージョンでは、イメージを復元する時にNTFSアクセス許可を復元したり、システムイメージを異なるハードウェアまで復元したり、バックアップスキームを設定して古いバックアップを自動で削除したりすることができます。今すぐアップグレードしてもっと高度な機能を体験しましょう。

異なるバージョンの比較

最後に

この記事ではWindows 10 Update後に消失したファイルを復元するために4つの解決案および1つの意見を提供します。今後、このような問題が発生するなら、二度と心配する必要がありません。以上の方法をよく把握すれば、データをもっとうまく保護できます。

この記事が役立つ場合は、友達と共有してください。何か質問や提案がある場合は、コメント欄に残してください。またはsupport@aomeitech.comまでご連絡ください。よろしくお願いします。