エラー:システムイメージを復元できませんでした
Windows10の「システム修復ディスク」や「回復ドライブ」でパソコンを起動してシステムイメージからバックアップを復元するとき、「システムイメージを復元できませんでした」と表示されてしまったことがありますか?
具体的に、エラーメッセージの内容は以下の通りです:
【コンピューターイメージの再適用
システムイメージを復元できませんでした。
ファームウエアが異なるコンピュータにシステムイメージを復元することはできません。このシステムイメージはEFIで使用するコンピュータ作成されましたが、このコンピュータはBIOSを使用しています。】
特に、異なるハードウェアを搭載した別のコンピューターにシステムイメージを復元する時に上の状況が発生します。
原因:BIOS/UEFIのせいでシステムイメージ復元に失敗
◎UEFIとBIOSの違い
エラーメッセージに表示されるUEFI(EFI)とBIOSは、両方ともOSの全段階で起動するプログラムで、ハードウェアの制御に関する情報をOSに提供するためのものです。
BIOSはマスターブートレコード(MBR)形式をサポートしますが、UEFI(EFI)はGUIDパーティションテーブル(GPT)形式をサポートします。
通常、古いコンピューターはBIOSを採用しますが、UEFI(EFI)はBIOSに代わる新しいシステムとして登場した後、広く使用されています。
◎復元できない2つの状況
❶異なるパソコンの間でシステムイメージが復元できないことがあります。
UEFI(EFI)ベースとしてインストールしたWindowsから、BIOSベースのコンピュータにシステムを復元することができないというわけです。その逆も同じで、BIOSベースからEFIベースのパソコンにシステムは復元できません。
❷一方で、同じパソコンでもシステムイメージが復元できないことがあります。
UEFI(EFI)とBIOSは、基本的に互換性がありませんが、最近UEFI BIOS は、Legacy BIOSとUEFI2つのブートモードをサポートします(デフォルトでUEFIモードで起動します)。
それは、最新のEFIは古いBIOSと互換性を持たせるため、設定を変えることでBIOSベースにしたりUEFI(EFI)ベースにしたりすることができます。
つまり、同じパソコンで作成したバックアップから、UEFI(EFI)/BIOS問題でシステムを復元できない場合には、UEFI(EFI)の設定を誤り、BIOSベースの設定にしてしまった可能性が考えられます。
修復方法:Legacy BIOSとUEFIの切り替え
「ファームウエアが異なるコンピュータにシステムイメージを復元することはできません。このシステムイメージはEFIで使用するコンピュータ作成されましたが、このコンピュータはBIOSを使用しています。」というエラーを解決するために、復元先のブートモードをLegacy BIOSからUEFI(EFI)に変更することができます。
ちなみに、「・・・このシステムイメージはBIOSを使用する・・・」と表示された場合、復元先のブートモードをUEFI(EFI)からLegacy BIOSに変更することでエラーを解決します。
※上述のように、UEFIブートモードに基づくシステムはGPT形式のディスクにインストールされますが、BIOSベースのWindows10はMBRディスクにインストールされ、システムで予約済みのパーティションを持っている可能性があります。
⇒そのため、実行ボックスや検索ボックスに「diskmgmt.msc」と入力して「ディスクの管理」を開き、ディスクの構成によりコンピューターはUEFIまたはBIOSを使用するかを確認できます。
ブートモードを変更するには、パソコンの電源ボタンを押した後、すぐに特定のキーを連打して、ブート(Boot)画面を表示させます。ブートメニューから「UEFI」または「レガシー」を選択できます。通常に、メーカー指定のキーボードはEsc、F2、F9、F12キーです。
►関連記事:Windows 10/8/7でLegacy BIOSをUEFIブートモードに変更する方法
AOMEI Backupperでシステムイメージを復元
ここでは、AOMEI Backupper Professionalの個人PCバックアップソフトを強くお勧めします。これはBIOSベースのコンピューター(MBRディスク)からUEFIベースのコンピューター(GPTディスク)にシステムを簡単に復元できます。もちろん、その逆もできます。同じパソコンでGPTディスクからMBRディスクにシステムイメージを復元する場合、システムはLegacy BIOSとUEFI両方のブートモードをサポートすることを確認します。
※次は異なるファームウェアを搭載したコンピューターにシステムを復元することを例に解説していきます。
1. このバックアップソフトウェアをダウンロードし、インストールします。それを使用して、システムバックアップを作成します。
2. 復元先としてのコンピューターでAOMEI Backupperを起動します。コンピューターが起動しない場合、AOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディア から起動します。
3. 復元タブで、「タスクを選択」をクリックするか、「イメージファイルを選択」をクリックして、システムイメージを見つけます。
4. ターゲット(復元先)パーティションを指定します。選択されたパーティションが削除されて、再作成されることを注意してください。
5. 異なるハードウェアを搭載した別のコンピューターに復元する場合、「ユニバーサル復元」を有効にすることを確認してください。そして「開始」をクリックして、システムイメージ復元を実行します。
AOMEI Backupperを使用すると、BIOSまたはUEFIのせいでシステムイメージ復元できない問題に二度と遭えません。その他、AOMEI Backupperはクローンソフトウェアです。小容量SSDに大容量HDDをクローンしたり、別のHDDにOSを移動したりすることもできます。
ビジネス用のPCに対応したい場合、Workstation版を使うことができます。Windows Serverを守りたい場合、Server版を選ぶことができます。AOMEI Backupper様々なバージョンの比較についてはこちらへ~