シナリオ
Windows Server 2003/2008/2012 (R2)/SBS 2003/2008/2011またはWindows 10/8.1/8/7/XP/VistaでWindows内蔵のバックアップツールを使用して、ネットワークアタッチトストレージ(NAS)デバイス上の共有フォルダにファイルまたはシステム状態をバックアップする時、次のエラーを受けるかもしれません:
「ボリュームxxxのバックアップが完了できません。エラー:このバージョンでは、このファイル形式のバージョンはサポートされません。」
ローカルディスクにバックアップする時、エラーも発生するかもしれません:
「バックアップセットのいずれかのボリュームのバックアップイメージを準備しているときにエラーが発生しました(0x807800C5)。追加情報:このバージョンでは、このファイル形式のバージョンはサポートされません。」
原因
スパースファイルはバックアップの作成によく使用されます。それはディスクの空間を節約し、時間を短縮することができます。NASストレージデバイスにデータをバックアップする時、Windowsバックアップはマウントされた.VHDファイルを作成しますが、このネイティブVHDドライバは.VHDファイルをスパースファイルとして作成することをサポートしません。そのため、バックアップが失敗しました。
バックアップを実行するのに、Wbadminコマンドで「include」と「exclude」両方を使用すれば、このエラーを受けるかもしれません。
宛先場所にある既存古いWindowsバックアップファイルもこのエラーを起こすことができます。
ソリューション
NASにバックアップできない問題を修正するために、以下の方法を試してもいいです。
1. NASをチェックして、ファイルはスパースファイルであるかどうか確認してください。スパースファイルである場合、それを修正できます。あるいは、それはスパースファイルを作成しないように、「strict allocate = yes」というスレッドを追加します。
1.1. バックアップ宛先場所上の既存ファイルを削除して、Windowバックアップは新しいバックアップファイルを作成することを確保します。
1.2. NASにログインします。
1.3. smb.confファイル(通常/etc/samba/smb.confまたは/etc/config/smb.confの[global]セクションにある)を開きます。「strict allocate」ラインあるいは「strict allocate = no」を見つけるかもしれません。
1.4. 修正し、または「strict allocate = yes」スレッドをsmb.confファイルに追加します。そして、それを保存して、終了します。
1.5. システムをリブートして、サービスを再起動します。その後、Windowsの内蔵バックアップツールを使用して、NASにバックアップできるはずです。システムを再起動したくないなら、NASにログインして、次のコマンドを実行します:「/etc/init.d/services restart」。
2. Wbadminコマンドを使用してバックアップする場合、バックアップコマンドをチェックしてください。「include」を設定したら、それは「include」内の全てのものをバックアップして、「include」外の任意のものを無視します。そのため、使用されたコマンドは「include」と「exclude」を含まないことを確保します。
Windows VistaとWindows Server 2008のための構文は次のように表示されます:
wbadmin start backup
[-backupTarget:{
[-include:
[-allCritical]
[-noVerify]
[-user:
[-password:
[-noinheritAcl]
[-vssFull]
[-quiet]
Windows 7、Windows Server 2008 R2およびそれ以降のバージョンのための構文:
only changed [-vssFull]
to [-vssFull | -vssCopy]
3. バックアップイメージを保存するために、選択された場所にある「WindowsImageBackup」からのフォルダを再命名し、または削除します。
4. それらの手順を通して、まだ「このバージョンでは、このファイル形式のバージョンはサポートされません」というエラーが発生する場合、またはよりいいWindowsバックアップソリューションが欲しい場合、AOMEI Backupperを使用して、バックアップタスクを完成できます。NASとの素晴らしい互換性で、BackupperはWindows PCとServersで順調にNASにバックアップし、NASから復元することができます。次のスクリーンショットのように、その簡潔なインターフェイスとヒューマンなデザインで、Backupperを使用する時、このエラーがほとんど発生しません。
また、Backpperは有用な機能が沢山あります。例えば、システムクローンでOSを移行すること、ブータブルメディアまたはAOMEI PXE Toolを介して、オフライン復元を実行すること、異なるハードウェアマシンにシステムを復元することなどです。今、Windows PC向けの無料バックアップソフトウェアまたはWindows Server向けの30日間の試用版をダウンロードできます。