Windows 11でAppDataを別のドライブに移動する完全ガイド

Cドライブのスペースを解放するために、AppDataを別のドライブに移動したいですか?このガイドではWindows 11でAppDataを移動する方法を紹介します。ぜひご覧ください~

Yoyo

By Yoyo 最後の更新 2024年03月22日

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AppDataフォルダとは?

AppData(Application Dataの略)フォルダは、Windowsオペレーティングシステムでアプリケーションが使用するデータや設定ファイルを格納するための特定のフォルダです。通常、C:\Users\ユーザー名ディレクトリ内にあります。ただし、重要なデータの誤った変更や削除を防止するために、デフォルトで非表示になっています。

AppDataフォルダは、以下の3つのサブフォルダが含まれています:

  • Roaming:Roamingフォルダには、ユーザーが異なるコンピュータ間で移動する際に必要なアプリケーションデータが格納されます。ユーザープロファイルがネットワーク上で共有されている場合、このデータは他のコンピュータに同期されます。

  • Local:Localフォルダには、ローカルコンピュータに固有のアプリケーションデータが保持されます。

  • LocalLow:LocalLowフォルダは、アプリケーションが低いセキュリティ設定で実行される場合に使用されるデータを保存します。

AppDataを別のドライブに移動する

なぜAppDataを別のドライブに移動するのか?

新しいアプリをコンピュータにインストールするたびに、AppDataフォルダは非常に大きくなり、Cドライブの大きなスペースを占有する可能性があります。Cドライブのスペースを解放するために、AppDataの場所を変更したい場合があります。この変更は可能ですが、いくつかの潜在的なリスクが存在します。一般的なリスクには、異常なスタートメニューやタスクバー、無効なショートカットキー、一部の正常に動作しないプログラムなどがあります。

重要:AppDataを移動する前にシステムイメージを作成してください👍

問題が発生した場合にコンピュータを以前の状態に復元できるようにするために、AppDataフォルダを移動する前にシステムイメージを作成する必要があります。ここでは、AOMEI Backupper Standardという最高の無料バックアップソフトをおすすめします。このソフトは以下のようなメリットがあります:

✦ 需要に応じてシステム/ディスク/パーティション/ファイルなどのバックアップを実行できます。
✦ バックアップイメージをUSBフラッシュドライブ、内蔵/外付けハードドライブ、NASデバイスなどさまざまなバックアップストレージデバイスに保存できます。また、Windows 11をGoogle Drive、OneDriveなどのクラウドにバックアップすることもできます。
✦ Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPなど、すべてのWindows PCオペレーティングシステムに対応しています。
スケジュール機能を使用し、毎日/毎週/毎月/イベントトリガー/USB挿入のモードで自動バックアップタスクを設定できます。
✦ バックアップスキームでフル/増分/差分バックアップを選択することができます。増分または差分バックアップを実行するのは、バックアップ時間と容量を節約できます。また、古いバックアップの自動クリーンアップ機能を有効にしてストレージスペースを解放できます。差分バックアップと自動クリーンアップ機能はAOMEI Backupper Professionalのような上位版で利用可能です。

この無料ソフトウェアをダウンロードしてPCにインストールします。Windows 11でシステムイメージを作成するには、「バックアップ」→「システムバックアップ」を選択し、指示に従って操作してください。

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システムバックアップ

🔥Windows 11でAppDataを別のドライブに移動する方法

システムイメージを手元に持っていると、心配せずにAppDataを別のドライブに移動できます。以下の手順に従ってください。

ステップ1. 管理者権限を持つ新しいユーザーを作成する

1. 「Win」+「R」を押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。次に、「lusrmgr.msc」と入力し、「Enter」キーを押して「ローカルユーザーとグループ(ローカル)」を起動します。

2. 左ペインの「ユーザー」フォルダを右クリックし、「新しいユーザー」を選択します。

新しいユーザー

3. 新しいユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。

4. 次回のログオン時にパスワードの変更を行わないように「ユーザーは次回ログオン時にパースワードの変更が必要」のチェックを外し、「パスワードを無期限にする」のチェックを入れます。そして、「作成」をクリックして閉じます。

パスワードを無期限にする

5. 「ローカルユーザーとグループ(ローカル)」ウィンドウで、作成したばかりの新しいユーザーをダブルクリックします。「所属するグループ」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。

追加

6. オブジェクト名ボックスに「Administrators」と入力します。次に、「OK」をクリックして「c」をクリックします。

ステップ2. AppDataフォルダを別のドライブに移動する

1. 「スタート」>「設定」>「アカウント」>「他のユーザー」>「アカウントの追加」をクリックします。新しいユーザーのパスワードを入力してサインインします。

2. ファイルエクスプローラーでC:\ Usersに移動します。AppDataを移動したいアカウントをクリックします。

3. ファイルエクスプローラーで、「表示」に移動し、「隠しファイル」をチェックします。

隠しファイル

4. AppDataフォルダを取り切って目的の場所(ここではEドライブを選択)に貼り付けます。

  • エラーコード0x80070780:システムがファイルにアクセスできません」という警告が表示された場合は、「Do this for all current items(現在のすべてのアイテムに対してこれを行う)」をチェックし、「Skip(スキップ)」をクリックします

  • 移動中にTBRESファイルタイプや他の特定のファイルタイプに対して警告が表示された場合、同じく「Do this for all current items(現在のすべてのアイテムに対してこれを行う)」をチェックし、「Yes(はい)」をクリックし、これらのファイルタイプも移動することを確認します。

5. 古いAppDataの場所に移動し、古いフォルダを削除します。このフォルダには、AppDataフォルダを移動する際にスキップしたファイルが含まれています。

ステップ3. ディレクトリジャンクションを作成する

1. 「Win」+「R」を押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。次に、「cmd」を入力し、「Ctrl + Shift + Enter」を押して管理者としてコマンドプロンプトを起動します。

2. 以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

cd C:\Users\Administrator\AppData

mklink /D AppData E:\AppData

コマンドを入力

注:パラメータ「/D」はディレクトリシンボリックリンクを作成することを意味します。「AppData」は新しいシンボリックリンクの名前です。「E:\ AppData」はその新しいリンクが指し示すパス(場所)です。

3. コマンドプロンプトを閉じます。

ステップ4. ログアウトしてトラブルシューティングを行う

1. 新しいユーザーからログアウトし、デフォルトのユーザーとして再ログインします。

2. 「ローカルユーザーとグループ(ローカル)」を再度開きます。「ユーザー」フォルダをクリックし、ステップ1で作成した新しいユーザーを見つけて右クリックし、「削除」を選択します。

注:ドキュメント、ダウンロード、お気に入りなどのユーザーのファイルは削除されません。ただし、手動で削除することもできます。

3. よく使うアプリが正常に実行できるかどうかを確認します。できない場合は、PowerShellを使用して壊れたパッケージを修正することができます。たとえば、破損したWindowsStoreを修正するには、次のようにします。

  • Win」+「R」を押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。次に、「powershell」と入力し、「Ctrl + Shift + Enter」を押して管理者としてPowerShellを起動します。

  • 次のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。

Get-AppXPackage *WindowsStore* -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}

🌱注:
● 「WindowsStore」を特定の問題が発生しているUWPアプリの名前に置き換えてください。
● 将来的には新しいプログラムを直接他のドライブにインストールし、それらのアプリケーションデータとキャッシュが他のドライブに保存されるようにすることをお勧めします。Cドライブのスペースを節約できます。

AppDataを別のドライブに移動する際のよくある質問

1. AppDataを別のドライブに移動すると何が変わりますか?
 
AppDataを別のドライブに移動すると、システムドライブの容量を解放し、より多くのスペースを確保できます。ただし、移動後に一部のアプリケーションが正しく動作しない場合があるため、注意が必要です。
2. AppDataを別のドライブに移動する際の注意点はありますか?
 
移動する前に、バックアップを取得することを強くお勧めします。また、一部のアプリケーションは、AppDataの場所を変更することに対応していない場合があるため、事前に調査してください。
3. AppDataを別のドライブに移動した後、元に戻すことはできますか?
 
はい、AppDataを別のドライブに移動した後、元の場所に戻すこともできます。ただし、適切な手順を実行する必要があります。

まとめ

以上がWindows 11でAppDataを別のドライブに移動する方法です。操作は可能ですが、一部のアプリが壊れる可能性があります。エラーに備えるために、事前にAOMEI Backupperを使用してWindows 11をバックアップすることを強くおすすめします。これにより、何か問題が発生した場合、すぐに以前の状態に復元できます。

さらに、AOMEI Backupperにはクローン機能もあるので、新しいSSDにSSDをクローンするために使用できます。興味があれば、ぜひ試してみてください!~\(≧▽≦)/~

Yoyo
Yoyo· 編集者
Yoyoは、AOMEI Technology会社の編集者としてパソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。情報技術とウェブ関連の分野に情熱を傾けつつ、ゲームも大好きです。新しいテクノロジーに常に興味津々で、読者に最新情報を提供することを心掛けています。