ごみ箱の自動削除を設定・止める方法+データ復元方法

ゴミ箱のデータが勝手に削除されるのをやめりたい場合、あるいは空き領域を確保するために、ゴミ箱の自動削除を設定したい場合、この記事でその方法を見つけることができます。また、ゴミ箱から完全削除されたファイルを復元する方法についてもご紹介します。興味のある方、ぜひ続けてご覧ください。

Machi

By Machi / 最後の更新 2024年04月10日

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ごみ箱の自動削除機能は、便利な一方で、誤って重要なファイルを削除してしまう可能性があります。システムが定期的にごみ箱を空にすることで、ディスクスペースを確保し、パフォーマンスを維持することが目的ですが、その一方でユーザーは大切なファイルを失うリスクが伴います。

ごみ箱の自動削除

この記事では、Windowsでごみ箱の自動削除を設定したり、必要に応じて止める方法について解説します。重要なファイルを保護し、システムの管理をより柔軟に行うための手順を詳細に説明します。

Windows 10/11でごみ箱の自動削除を設定(有効化)する方法

まず、Windows 10/11でごみ箱の自動削除を設定する方法をご案内しましょう。

Windows 10の場合:

ステップ 1. 「Win」+「I」キーを押して「Windowsの設定」を開き、「システム」をクリックします。

システム

ステップ 2. 「ストレージ」タブ→「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」をクリックします。

ストレージセンターを構成するか、今すぐ実行する

ステップ 3. 「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」のドロップダウンから、ニーズに応じて削除データの保持時期を選ぶことができます。

ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する

Windows  11の場合:

ステップ 1. スタートアイコンをクリックし、「設定」をクリックします。

設定

ステップ 2. 「システム」タブの「記憶域」→「ストレージセンサー」をクリックします。

ストレージセンサ―

ステップ 3. 「ユーザーコンテンツの自動クリーンアップ」のスイッチをオンにします。

ユーザーコンテンツの自動クリーンアップ

ステップ 4. ニーズに応じて「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」の期間を変更します。

ゴミ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する

Windows 10/11でゴミ箱がファイルを自動的に削除するのを止める方法

この問題を解決する前に、ゴミ箱がファイルを自動的に削除する原因を理解するのも重要です。

なぜゴミ箱が自動的にファイルを削除するのか?

この問題にはいくつかの理由が考えられます。

  • ストレージセンサーが有効になっています。これにより、一時ファイルやゴミ箱のファイルが削除され、スペースが解放されます。
  • 自動削除タスクが設定されています。タスクマネージャーを使用して、ゴミ箱を空にするなど、自動的に実行されるタスクを管理することができます。
  • ファイルがゴミ箱に移動せず削除された。大きいファイルまたは外部デバイスからのファイルを削除すると、ゴミ箱に移動せず直接削除されます。
  • ウイルス感染した。ウイルスによってファイルが隠されました。

ゴミ箱がファイルを自動的に削除する原因を理解した上で、次の方法に従ってゴミ箱の自動削除を無効にしましょう。

👀注意:

復元したいファイルがゴミ箱に見つからないと気づいたら、新しいデータに上書きされて復元できなくなるのを防ぐために、できるだけ早くファイルを復旧するのをお勧めします。

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方法1. ファイルが隠れていないかを確認する

時には、ファイルが誤った操作やウイルスによって隠され、見えなくなりアクセスできなくなっているだけかもしれません。したがって、隠しファイルを表示させることで、ファイルが確かに削除されたかどうかを確認する必要があります。

ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラー」を開きます。 上にある「表示」タブをクリックし、「オプション」を選択します。

オプション

ステップ 2. 「表示」タブで、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、「適用」→「OK」をクリックします。

隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する

もし、ファイルが確かにゴミ箱から削除されたら、次の方法に従って直ちに自動削除をやめます。

方法2. タスクスケジューラの自動削除タスクを無効にする

タスクスケジューラは、タスクや予定を効果的に管理するためのツールです。これにより、ユーザーは毎日/毎週/毎月定期的に自動的に実行されるアクションを設定することができます。手動で行う必要がなくなり、非常に便利です。

また、タスクを作成してゴミ箱を自動的に空にしたり、中のファイルを削除したりすることもできます。それを有効にしている場合は、オフにしてファイルの自動削除を停止してください。

ステップ 1. 「Win」+「S」キーを押して検索ボックスを開きます。「タスク スケジューラ」を入力して「Enter」キーを押して開きます。

ステップ 2. ゴミ箱の自動削除タスクを見つけて、右クリックし、「無効」を選択します。

タスクスケジューラライブラリ

これにより、自動削除が無効になり、ゴミ箱内のファイルが自動的に削除されることはありません。

方法3. ストレージセンサーを無効にする

ストレージセンサーは自動的にディスクスペースをクリーンアップする組み込みの機能です。この機能が有効になっている場合、ゴミ箱がファイルを自動的に削除することになります。以下の手順に従って無効にし、ファイルの自動削除をやめます。

ステップ 1. 「スタート」アイコン→「設定」アイコン→「システム」をクリックします。

システム

ステップ 2. 「ストレージ」をクリックし、「ストレージセンスを構成するか、今すぐ実行する」をクリックします。

ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する

ステップ 3. ストレージセンスーをオフにします。

ストレージセンサー

これでファイルはゴミ箱から自動的に削除されなくなります。

方法4. ゴミ箱を有効にする

ごみ箱が無効になっている場合、削除されたファイルはごみ箱に入りません。この場合、ファイルはごみ箱から削除されたのではなく、そもそもごみ箱になかった可能性があります。では、次の手順に従ってごみ箱を有効にしましょう。

ステップ 1. 「ごみ箱」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

ステップ 2. 「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」がチェックされている場合、「カスタムサイズ」に切り替えてください。そして、「適用」→「OK」をクリックします。

ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する

Windowsでゴミ箱から削除されたファイルを復元する方法

ゴミ箱に重要なデータが削除された場合は、きっと復元したいでしょう。また、新しいデータに上書きされて、復元できなくなるのを避けるために、早めに復旧を行ったほうがよいでしょう。

では、ゴミ箱から削除されたファイルを復元する方法は?

  • ✅「ファイル履歴」または「システムの保護」機能が有効になっている場合、ファイルまたはフォルダを以前のバージョンに復元してみてください。

  • ✅「バックアップと復元」が有効になっている場合、バックアップからファイルを復元することもできます。

  • ✅しかし、どちらも有効になっていない場合は、MyRecoverのような専門的なデータ復元ソフトを試してみてください。この方法でデータを復元するには、バックアップが必要ありません。

MyRecoverは無料で使えるデータ復旧ソフトです。3ステップだけで、ゴミ箱から削除したファイル/フォルダを簡単かつ迅速に取り戻すことができます。初心者でも気軽に使えます。次にその詳しいメリットについてご紹介します。

MyRecover
強力なデータ復旧ソフト
  • 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
  • 異なるストレージデバイスのデータ復元に対応:内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
  • 様々な原因によるデータ損失に対応: 誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染などによって失われたデータを復旧できます。
  • 複数のファイル形式をサポート:jpg、png、mp4、avi、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど200種類以上のファイルの復元をサポートしています。
  • ハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
  • 互換性が高い:Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。

では、MyRecoverを使用してゴミ箱から自動削除されたファイルを復旧する方法をご案内します。

ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。削除されたファイルが元に保存されていたパーティションまたはボリュームを選択し、「スキャン」をクリックします。

スキャン開始

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。

検索ボックスとフィルター

  • 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
  • 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
  • サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復元したいファイルおよびフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

復旧

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

最後に

以上はゴミ箱の自動削除を設定・止める方法と、完全削除されたファイルを取り戻す方法でした。お役に立てれば幸いです。

今度このようなデータ損失を防止するために、いくつかのヒントをご紹介し、興味があれば読み進めてチェックしてください。

  • 慎重にファイルを削除します。
  • ディスクスペースが不足するまでゴミ箱をすぐに空にしないでください。
  • ウイルスからパソコンを保護するために、ウイルス対策ソフトを使用してパソコンを定期的にスキャンしてください。
  • 定期的に重要なファイル/フォルダを他のストレージデバイス(USBメモリやクラウドストレージなど)にバックアップします。
Machi
Machi · 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。