USBから削除したデータはゴミ箱にない！なぜ？復元するには？

ユーザー事例：USBから削除されたファイルはゴミ箱にない！どこにいくのか？

私たちは皆、コンピュータのハードドライブからファイルを削除すると、ファイルはゴミ箱に移動され、必要な場合にゴミ箱からファイルを取り戻すことができることを知っています。しかし、多くのユーザーが、USBメモリから削除したファイルがゴミ箱に見つからないと報告しています。

それはUSBメモリが外部のストレージデバイスであり、通常のファイルシステムとは異なる方法で管理されるためです。USBメモリ内のファイルを削除すると、ゴミ箱に移動せず、システムによって直接削除されます。

しかし、それらのファイルは復元不可能ではありません。削除操作は通常、削除されたデータのメタデータ（ファイルの情報）を消去し、領域を再利用可能にするだけで、物理的にデータを完全に削除するわけではないためです。新しいデータで上書きされるまでは復元が可能です。

では、USBメモリから削除したデータを復元するにはどうすればよいでしょうか？

本記事では2つの無料で使える専門ソフトを使用してデータを復旧する方法をご案内します。重要なデータを取り戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。

USBメモリから削除したデータを復元する方法

このセクションでは、USBメモリから削除したデータを復元する方法を2つご紹介します。

一番目の方法で使用するツールは、直感的なインターフェースを採用しており、操作も簡単で、パソコンにあまり詳しくないユーザーや、簡単な方法を使いたいユーザーに適しています。

二番目の方法は、Microsoftから開発したコマンドラインユーティリティを使用します。復元を行うために、コマンドの入力が必要で、専門知識のあるユーザーによりお勧めします。

方法1. サードパーティー製のデータ復旧フリーソフトを使用する

専門的なデータ復旧フリーソフト-MyRecoverを使用して、3ステップだけでゴミ箱に見つからないファイルを簡単に復元することができます。

このツールは、jpg、png、mp4、avi、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど200種類以上のファイルの復元をサポートしているので、「この形式のファイルを復元できるか」と心配する必要がありません。また、機能性と互換性の面から次のようなメリットがあります：

次に、MyRecoverを使用してUSBメモリから削除したファイルおよびフォルダを取り戻す方法をご案内します。

ステップ 1. USBメモリをパソコンに接続し、パソコンに検出できることを確認します。下のボタンをクリックし、MyRecoverをダウンロードし、インストールして開きます。接続したUSBメモリを選択し、「スキャン開始」をクリックします。

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

✍ヒント：復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル／フォルダ名を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

• 種類：ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
• 更新日：本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
• サイズ：128KB未満、128KB～1MB、1MB～512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復旧したいファイル／フォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。＊スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

方法2. Microsoftから開発したデータ復旧ツールを使用する

サードパーティのデータ復旧ツールを使用するだけでなく、Windows公式ツールであるWindows File Recoveryを使用して、USBメモリから削除したファイルを取り戻すこともできます。Windows File Recoveryはコマンドラインユーティリティであり、それを使用するためにはコマンドを入力する必要があります。

具体的な使い方は読み進めてください。

ステップ 1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。

ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」＋「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。

ステップ 3. 前述のように、Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。

winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]

ソースドライブ：失われたファイルが元に保存されていた場所（ここでは、USBメモリです）

ターゲットドライブ：復元したファイルを保存する場所＊ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。

モード：ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの

スイッチ：スキャン範囲を絞る

次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。

①. モードを選択するために、まずUSBメモリのファイルシステムを確認する必要があります：USBメモリをPCに接続し、PCに検出されることを確認します。「Win」＋「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。USBメモリを右クリックし、「プロパティ」を選択してそのファイルシステムを確認します。

②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう：

③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください：

例えば、ドライブレターがFであるUSBメモリからしばらく前に削除されたJPGファイルをDドライブに復元したい場合、コマンドプロンプトに「winfr F: D: /extensive /n *.jpg」と入力し、「Enter」キーを押してください。

ステップ 4. 「Continue?」が表示されると、「Y」キーを押して復元が完了するまで待ちます。

最後に

この記事では、USBメモリから削除したデータがゴミ箱にない原因と、データを復旧するための2つの方法をご紹介しました。お役に立てれば幸いです。

次に、USBメモリのデータ損失を避けるために、いくつかのヒントを教えてあげましょう！

• ファイルを削除する際には注意が必要です。
• データのバックアップを定期的に取ることが大切です。定期的にデータを別の場所に保存することで、損失を最小限に抑えることができます。
• USBメモリを抜く前に、必ず「安全な取り外し」オプションを使用してから抜いてください。データ転送が完了するまで待つことで、データの破損や喪失を防ぐことができます。
• 最新のウイルス対策ソフトウェアを使用し、USBメモリにマルウェアやウイルスが侵入するのを防ぐようにしましょう。定期的なスキャンもお忘れなく！