解決済み:USBに保存されているファイルが表示されない!

Windows 11/10でUSBメモリに保存されているファイル/フォルダが突然表示されなくなりました!これはなぜでしょうか?この問題を修復するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、原因により、修復方法とデータの取り戻し方をいくつか紹介します。ぜひ続けてご覧ください。

By @Machi
最後の更新 2025年07月17日

ユーザー事例:USBに保存されているファイルが表示されない!

昨日まで使用できていたUSBメモリーの中身が突然表示されなくなってしまいました。エクスプローラーから直接パスを入力しても、中身が表示されませんでした。プロパティで確認したところ、使用容量はあるものの、フォーマットされていないようです。

--ある掲示板からの質問

USBとは、様々なデバイス間でデータを保存/転送することができる携帯型ストレージデバイスです。

USBは非常に便利ですが、使用する時に「USBにファイルが見えない」「Windows 10でUSBのファイルが表示されないが、容量は使用済み」といった問題に直面することもあります。

では、なぜこのような問題が発生するのでしょうか?

なぜUSBの中身が表示されないのか?

その原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • USBメモリのファイルが隠れている隠しファイル属性により、USBメモリに保存されているファイルまたはフォルダが見えなくなります。
  • 削除意図的な削除や誤った削除は、データ消失の最も一般的な原因です。
  • 壊れた/損傷したファイルシステムUSBメモリのファイルシステムが壊れている場合、それらを開くことはできません。
  • ウイルス感染または攻撃

もし、USBメモリに保存されたファイルが消えた場合は、以下の方法に従って問題を修復してみましょう。

USBメモリ内の非表示ファイルを表示する方法

先程のように、ファイル/フォルダが非表示になっていると、CMDを使用して、ファイル/フォルダを表示させることができます。CMDに慣れていない場合、エクスプローラを利用して、非表示ファイルやフォルダを表示することもできます。

方法1. エクスプローラを使用する

USBメモリをコンピュータに接続し、「Win」+「E」キーを押してエクスプローラを開きます。次に、USBに移動し、「表示」タブ→「オプション」→「表示」タブ→「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」をクリックします。

方法2. attribコマンドを使用する

attribコマンドは、Windowsにおいて隠しファイルを表示したり非表示にするために設計されています。以下、このコマンドに関連する4つの一般的な属性を紹介します。

🌟ヒント:
  • 読み取り専用(R)この種類のファイルにアクセスしたり、読み取ったりすることはできますが、変更することはできません。
  • 隠しファイル(H)MS-DOSコマンド(attribまたはdir)やWindowsアプリケーション(エクスプローラなど)では、デフォルトでは隠しファイルを表示できません。
  • システム(S)ファイル/フォルダを重要なファイルシステムとしてマークし、その優先度を設定する予定です。
  • アーカイブ(A)最新のバックアップ以降に何か新しいものがある場合、バックアップツールは、完全/増分バックアップを作成した後、このバックアップを自動的に削除します。

ステップ 1. USBメモリをPCに接続します。「Win」+「S」キーを押して検索バーを開き、「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択して開きます。

ステップ 2. コマンドプロンプトウィンドウで、「attrib –h –r –s /s /d G:\*.*」を入力します。「G」をUSBのドライブ文字に置き換えてください。

ステップ 3. プロセスが完了すると、必要なファイルを保存する新しいフォルダーが作成されます。必要に応じて、形式を変更して別の場所に保存できます。

方法3. dirコマンドを使用する

同様に、dirコマンドを使用して隠しファイルを表示できます。その方法を説明しましょう。

🌟ヒント:
  • dir /ah現在のディレクトリにあるすべての隠しファイルと隠しディレクトリを表示します。
  • dir /ah-d現在のディレクトリにあるすべての隠しファイルを表示します(隠しディレクトリは表示されません)。
  • dir /a現在のディレクトリにあるすべてのファイルとディレクトリ(隠しファイルと隠しディレクトリを含む)を表示します。

ステップ 1. USBメモリをPCに接続します。「Win」+「S」キーを押して検索バーを開き、「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選択して開きます。

ステップ 2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウに「dir F: /a:h /b /s」と入力して、「Enter」キーを押してFドライブの隠しファイルを表示します。「F」をUSBのドライブ文字に置き換えてください。

プロセスが完了したら、USBドライブを開き、ファイル/フォルダが表示されるかどうかを確認します。

USBメモリ内の消えたファイルを復元する方法

上記の方法をすべて試してもファイルやフォルダーが表示されない場合は、USBメモリにあるファイルが紛失・削除された可能性があります。この場合、専門的なデータ復旧ソフトを使用して取り戻すことをお勧めします。

方法1. Windows File Recoveryを使用する

Windows File Recoveryは、Microsoftが提供するWindows用のファイル復元ツールです。このツールを使うことで、誤って削除したデータや、フォーマットされたドライブからのデータ復元が可能になります。

👍メリット:
  • 完全無料。

  • 3つのモード(デフォルト、セグメント、シグネチャーモード)で、4つのファイルシステム(NFS、ReFS、exFAT、およびFAT32)をサポートしています。

👎デメリット:
  • Windows File Recoveryは、Windows 10バージョン2004以降でのみ動作します。
  • GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)はありません。

次に、このツールを使用してUSBメモリから失われたファイルを復元する方法をご案内します。

ステップ 1. USBメモリをパソコンに接続し、「Win」+「E」を押してエクスプローラを開きます。接続したUSBメモリを右クリックし、「プロパティ」を選択します。そのファイルシステムを確認します。

同様に、以下のフォームを参照してファイルシステムを確認することもできます。

ファイルシステム

FAT/exFAT

SDカード、USBドライブ(4GB未満)

NTFS

内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ(4GB以上)

ステップ 2. ファイルシステムとデータ損失の状況に応じてモードを選択します。

ファイルシステム 状況 推奨モード
NTFS 最近削除した デフォルト
NTFS しばらく前に削除された まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
NTFS ディスクをフォーマットした まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
NTFS ディスクが破損した まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
FATおよびexFAT すべての状況 シグネチャー

ステップ 3. スイッチを選択してスキャン範囲を狭め、より速く復元するファイルを見つけます。

パラメータ/スイッチ 説明 対応モード    
/n

/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。

例:

/n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。

/n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。

/n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。

/n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。

デフォルト
/y: 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 シグネチャー
/p:

復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。

すべてのモード
/segment セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション セグメント
/signature シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション シグネチャー

ステップ 4. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。

ステップ 5. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。

ステップ 6. USBドライブから削除されたファイルを復元する方法は?ここでは、最近削除したPDFファイルの復元を例に説明します。

PDFファイルをFドライブからDドライブに復元したい場合、「コマンドプロンプト」に「winfr F: D: /regular /n*.pdf」を入力し、「Enter」キーを押して実行します。

ステップ 7. プロセスを開始するには、「y」キーを押してください。「Ctrl」+「C」キーを押して、データの復元を停止することができます。

方法2. 使いやすくて直感的なデータ復旧フリーソフトを使用する

確かに、Microsoftから開発したWindows File RecoveryにはGUI(グラフィカルユーザインタフェース)がないため、コマンドラインに精通していない方には使いにくいです。

Windows File Recoveryに比べ、AOMEIデータ復旧ソフトはより使いやすいデータ復旧ツールであり、直感的なGUIを備えていて、3つのステップで簡単かつ無料でファイルを回復できます。また、次のようなメリットがあります:

  • 削除、フォーマット、システムクラッシュなどの原因によるデータ消失に対応することができます。

  • Office文書(WordやExcelファイルなど)、写真、音声、動画、メール、圧縮ファイルなど、1000以上の種類のデータを復元することができます。

  • USBメモリに加えて、外付け/内蔵HDD/SSD、SDカードからのデータ復元をサポートしています。

  • 削除されたファイルの元のパス、ファイル名、形式を取得することができます。

  • Windows 11、10、8、7、Windows Server上のNTFS、FAT32、exFAT、ReFSに対応しています。

では、下のボタンをクリックしてAOMEIデータ復旧ソフトをダウンロードして、手順に従ってUSBメモリから消えたファイル/フォルダを取り戻しましょう。

無料ダウンロードWin 11/10/8/7/Server
安全かつ高速

ステップ 1. USBメモリをパソコンに接続し、パソコンに検出できることを確認します。AOMEIデータ復旧ソフトを開きます。「USB/SDカードの復旧」をクリックし、マウスをUSBメモリに移動し、「スキャン」ボタンをクリックします。

🌟ヒント:

「USB/SDカードの復旧」はデフォルトでディープスキャンを行いますが、まずクイックスキャンを行いたい場合、「ハードドライブの復旧」でUSBメモリをスキャンしてください。

ステップ 2. AOMEIデータ復旧ソフトは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

ステップ 3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

👀注意:
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
  • 無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、製品版にアップグレードしてください。
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最後に

USBメモリにファイル/フォルダが表示されない場合は、まずファイルが非表示になっているかどうかを確認する必要があります。もし、表示されないファイル/フォルダが紛失したら、データ復旧ソフト-Windows File RecoveryまたはAOMEIデータ復旧ソフトを使用して失われたファイル/フォルダを取り戻せます。

今度、このようなデータ損失に備え、Windows用の無料バックアップソフト-AOMEI Backupper Standardを使用して、ファイル/フォルダ、パーティション、システム、ディスクを定期的にバックアップすることをお勧めします。