By ゆき / 最後の更新 2019年08月26日

システム予約済みについて

Windows 7/8/10をクリーンインストールした際に、「システムで予約済み」というパーティションが自動で作成されていることがあるでしょう。

  • ◎豆知識:普通、Windowsを未割り当てのパーティションにインストールしてしまうと、ディスクの先頭に「システムで予約済み」というパーティションが生成され、残りの未割り当てのパーティション領域にシステムドライブ(Cドライブ)が生成されます。

システムで予約済みのパーティションは、ブートマネージャーコード、ブート構成データベースとWindows回復環境(Windows RE)を格納します。そのほか、BitLocker暗号化を使用してシステムドライブを暗号化することができるようです。

「ディスクの管理」画面から見ると、以下のように「システムで予約済み」がディスクの先頭にあります。

システムで予約済み

通常、システムで予約済みパーティションはドライブレターが割り当てられていないので、Windowsファイルエクスプローラーに表示されません。「ディスクの管理」からしか見えません。

▼関連記事:ドライブ文字(ドライブレター)の変更・割り当て方法

なぜ、システム予約済みを別ドライブに移動する?

上述したように、システムで予約済みのパーティションがディスクの先頭、つまりCドライブの前にあるのが一般的です。

しかし、複数(1台以上)のハードディスクを搭載したパソコンでWindows 7/8/10をインストールするとき、Cドライブが入っているHDD(OSインストールHDD)とは別のHDDに「システムで予約済み」パーティションが作成されていることに気づくかもしれません。

別のHDD

上記の画像のように、HDDの「ディスク0」にWindows10がインストールされ、別のHDDの「ディスク1」にブート情報の「システムで予約済み」が配置されてしまっています。

※補足また、WindowsをインストールしてないHDDを取り外したら、PCが起動しないため、再度取り付けたら、ブート情報が記録された「システムで予約済み」領域がそのHDDにあったことがあります。

考えられる原因:BIOSにおけるHDDの起動順序が原因として推測されます。
●Windowsの初回インストール時に現在ブート情報の「システムで予約済み」領域が記録されているHDDが「SATA0」コネクターに接続されています。
●または、BIOSでそのHDDの起動順序が1番最初(優先起動)に設定されています。

こういう場合、外付けHDDなどの別HDDにある「システムで予約済み」領域をWindows 7/8/10の入っているHDDに移動して、同じHDDに1本化する必要があります。

どうやって、システム予約済みを別ドライブに移動する?

システム予約済みパーティションが別ドライブにあることを解決するために、ここではご希望の場所にシステム予約済みを移動する2つの方法をご紹介しましょう!

√方法1:ディスクの管理でシステム予約済みを移動

この方法は、Windows標準ツール「ディスクの管理」を利用して、新しいシステム予約済みパーティションを作成してから古いシステム予約済みを削除するということです。


システム予約済みには、起動情報とBitLocker暗号化情報が含まれているので、移動後、起動に失敗する可能性があります。このような状況に備えて、事前にシステム修復ディスクを作成しておいた方がいいです。そして次のガイドに従って、システム予約済みの移動を完成させます。

1. 「ディスクの管理」を実行します。Windows 10/8/7/XP/Vistaでディスクの管理を起動する方法

2. Windows 7/8/10をインストールしたハードディスク上の未割り当て領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

新しいシンプルボリューム

※ヒント:未割り当て領域がない場合、既存のパーティションを削除したり、縮小したりすることで未割り当て領域を取得します。

3. 次は、新しいシンプルボリュームウィザードに従って、ボリュームサイズの指定、ドライブ文字の割り当て、パーティションのフォーマットを 1つずつ実行します。

※ヒント:Windows 7でのシステム予約済みパーティションのサイズは100MB、 Windows 8では350MB、Windows 10では500MBです。また、パーティションをフォーマットする時に新規作成したパーティションに「システム予約済み」というラベルを付けることができます。

4. 移動元のシステム予約済みパーティションをエクスプローラーに表示させるように、ドライブ文字を割り当てます。そして、古いシステム予約済みのパーティションからブートマネージャーコード、ブート構成データベースなどを含むすべてのデータを新しいパーティションにコピーします。

5. 新しいシステム予約済みパーティションのドライブ文字を削除してから、「パーティションをアクティブとしてマーク」でそのパーティションを起動可能にします。「パーティションをアクティブとしてマーク」に関すること

6. パソコンを再起動して正常に起動する場合、安心して移動元のシステム予約済みパーティションを削除することができます。もし、正常に起動しないなら、事前に用意したシステム修復ディスクを使用して、スタートアップ修復を行うことができます。

ご覧のように、この方法でシステム予約済みを移動するのは少し複雑です(特に「ディスクの管理」ツールに慣れていないユーザーにとって)。ここでは、もっと便利な(そして非常に簡単な)方法がありますか?後で述べた方法を見てみましょう!

√方法2:第三者ソフトウェアでシステム予約済みを移動

次は、新しいシステム予約済みのパーティションを作成する代わりに、移動元のシステム予約済みを移動先のシステム予約済みに直接コピー、クローンする方法を解説します。

この方法は、サードパーティ製の強力なクローンソフトAOMEI Backupper Professionalが必要とされます。このツールは、ディスク全体、個々のパーティションまたはシステムのみをクローンできます。Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP、すべてのWindows PC OSに対応します。

AOMEI Backupperを使用して古いシステム予約済みを別ドライブに移動・クローン(複製)する手順は次のとおりです。

1. AOMEI Backupperをインストールし、起動します。左側の「クローン」タブをクリックして「パーティションクローン」を選択します。

パーティションクローン

2. 移動したいシステム予約済みパーティションをソースパーティション(クローン元)として選択して「次へ」をクリックします。

クローン元

3. 次にはCドライブが入っているHDD上の未割り当て領域をターゲットパーティション(クローン先)として選択して「次へ」をクリックします。

クローン先

4. 後は、操作概要画面で「パーティションを編集」をクリックします。クローンしたシステム予約済みパーティションを起動可能にするために、ポップアップウィンドウでプライマリパーティションとして作成します。そして、ドライブ文字を「なし」に設定します。また、自分のニーズに応じてシステム予約済みパーティションのサイズを調整できます。「はい」をクリックして変更を保存します。

パーティションを編集

5. 最後は、操作を確認して問題なければ「開始」をクリックします。

開始

※ヒント:

●セクター単位のクローン:未使用、使用済みに関わらず、ソースパーティション上のすべてのセクターをクローンします。そのため、もっと多くの時間がかかります。ターゲットパーティションのサイズがソースパーティションのサイズよりも必ず大きいか又は等しいです。

●SSD 4Kアライメント:このオプションはSSDの性能を向上させることができます。そのため、SSDにシステム予約済みパーティションを移動する場合、このチェックボックスにチェックを入れてください。

6. クローンが完了した後、「ディスクの管理」を開き、新しいシステム予約済みパーティションを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「全般」タブで「システム予約済み」という名前を付けます。

全般

7. 「パーティションをアクティブとしてマーク」でシステム予約済みをアクティブに設定します。パソコンを再起動して、正常に起動できるかを確認します。問題なければ古いシステム予約済みパーティションを削除してください。

まとめ

「システムで予約済み」パーティションは、Cドライブが入っているハードディスクとは別のハードディスクにある場合、ディスクの管理およびクローンソフト、2つの移動方法があります。AOMEI Backupperはクローン機能だけでなく、誤って回復パーティションを削除してしまった時にも役立ちます。ぜひ試みてください!

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