実例:容量の違いHDD間でクローンを実行したい
案例 1:大容量HDDから小容量HDDへクローン私は1TBのHDDと500GBのHDDを持っています。コンピュータの動作が遅いため現在使用している1TB HDDを500GB HDDにクローンする必要があります。しかし、多くのスタンドアローンでのクローン機能が大きなディスクを小さなディスクに複製できないことを発見しました。異なる容量のHDD間でクローンを行う方法があるのだろうか?
案例 2:小容量HDDを大容量HDDにクローン私は1TBと500GBのドライブを持っています。1GBに500GBをクローンしたいですが、500GBにはWindowsがインストールされていて、500GBを1TBに置き換えた後、起動することは可能ですか?
容量の異なるHDD間でクローンを行う前に
一般に、お使いのコンピュータにはハードディスクが付属しています。容量やパフォーマンスの問題を解決するためにそれを交換することもできます。古いドライブを交換する前に、HDDやSSDに関連するものを知っておく必要があります。
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1. ほとんどの状況でSSDはHDDよりも小さいです。大容量HDDから小容量SSDへクローンを作成するのは多くのユーザーにとってはややこしいことです。クローン元のHDD上の使用済み領域のみをクローンできるディスククローンソフトが必要です。
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2. 一般的に、ディスクを大容量のディスクにクローンした後、大容量ディスク上の「小容量ディスクの容量を超えた」領域には、「未割り当て」としてマークが付けられます。エクスプローラーでは、複製された部分のみが表示されます。例:500GBを1TBにクローンすると、エクスプローラーで500GBしか表示されず、余分なスペースが「ディスクの管理」で未割り当て領域として表示されます。
容量の違いHDD間でクローンを行う方法
以下は、容量が違うHDD/SSD間でクローンを実行する詳しい方法です。
強力なクローンソフトについて
インターネット上で多くのクローンソフトが同じセクターサイズでHDDをクローンできますが、容量が違うHDD間でクローンを作成できるツールは少ないです。一部のユーザーは、Clonezillaを使用してHDDをより小さいSSDにクローンしたいかもしれません。しかし、それはHDDを同じサイズまたはより大きなサイズのHDD/SSDにクローンすることしかできません。そのため、ここではハードディスクの容量を問わず、容量の違うHDD間(大容量HDDから小容量HDDへ、小容量HDDから大容量HDDへ)でもクローンを作成できる無料のクローンソフト「AOMEI Backupper Standard」をお勧めします。
AOMEI Backupperを使用すると、HDDの使用済みスペースがクローン先のHDD/SSDより小さいであれば、大容量HDDを小容量HDD/SSDにクローンできます。もし、クローン先SSD上のスペースが古いHDD上のデータを保持するのに十分でない場合は、OSパーティションのみをクローンできます。GPTディスクとMBRディスクの両方をサポートしています。Cruial、Samsung、WDなどのすべてのブランドのディスクに対応します。
さらに、より大きなディスクにクローンを作成した後、クローン先のディスクはクローン元のHDDと同じ容量しか認識しないことを防ぐためにクローン先ディスク上のパーティションサイズを調整することができます。クローン先のディスクがSSDの場合、読み込み速度や書き込み速度を向上させることもできます。
大容量HDDから小容量SSDへクローン
手順 1. SSDをコンピュータに接続します。
手順 2. 「クローン」タブの「ディスククローン」をクリックします。
手順 3. 大容量HDDをクローン元として選択して「次へ」をクリックします。 前に接続した小容量SSDをクローン先として選択して「次へ」をクリックします。
手順 4. 「開始」をクリックしてクローンを実行します。
- 注意:
- 1. クローン先がSSDの場合は、「SSD 4Kアライメント」チェックボックスをオンにする必要があります。SSDの読み書き速度を向上させることができます。
- 2. 大容量HDDから小容量HDD/SSDへクローンする場合、「セクター単位のクローン」にチェックを入れないでください。「セクター単位のクローン」を使用する場合、ターゲットディスクのサイズはソースディスク以上でなければなりません。
500GB HDDから1TB HDDまたはSSDへクローン
手順 1. 1TB HDDまたはSSDをコンピュータに接続して、検出できることを確認します。
手順 2.「クローン」タブの「ディスククローン」をクリックします。
手順 3. 500GB HDDをクローン元として選択して「次へ」をクリックします。
手順 4. 1TB HDDまたはSSDをクローン先として選択して「次へ」をクリックします。
手順 5. 操作概要画面で「パーティションを編集」をクリックして、「各パーティションに未使用領域を追加(PRO版)」を選択します。この操作により、500GBを1TBにクローンした後、大容量ディスクに未割り当て領域が作成されることを回避できます。
手順 6. 「開始」をクリックします。
AOMEI Backupper Professionalでシステムディスクをクローンした後、BIOSで起動順番を変更できます:
古い起動ディスクと新しいディスクを同時にPCにインストールできる場合は、BIOSに入り、新しいディスクを最初の起動デバイスとして設定できます。具体的な手順は次のとおりです。
ステップ 1. PCを再起動し、起動画面でファンクションキー(ESC、F1、F2、F8、またはF10)を押してBIOSに入ります。
ステップ 2. BIOS設定では、Bootタブに移動し、新しいディスクを矢印キーでリストの最初の位置に設定します。
終わりに
ご覧のようにAOMEI Backupperは容量の違いHDD間でのクローンにとても役に立ちます。使用済み容量がSSDより小さい時、大容量HDDから小容量SSDへクローンすることができます。SSDがHDD上のすべてのデータを保持できない場合でも、不重要なデータを削除してからディスクを再びクローンすることができます。また、システムパーティションのみクローンすることもできます。500GB HDD(SSD)から1TBへクローンするだけでなく、ディスクを大容量ディスクにクローンした後、未割り当て領域が作成されないように使用することもできます。
コンピューターはServerである場合、AOMEI Backupper Serverの利用をお勧めします。もし、高級機能を求めない場合、無料版はいつまで利用しても構いません。複数のWindowsコンピューターでディスククローンまたはOSの移行を簡単に実行したい場合は、Technician版を使用して、リムーバブルデバイス上にAOMEI Backupperでポータブル版を作成し、インストールせずに任意のターゲットPCで使用することもできます。