Outlookフォルダを別のパソコンに移行する2つの方法

この記事では、Outlookフォルダを別のパソコン(別のPC)へ移行する簡単な方法を2つ提供しています。Outlookの「インポート/エクスポート」ツールと最高のサードパーティー製ツールです。ぜひ、お読みください。

Machi

By Machi 最後の更新 2023年07月05日

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概要

Microsoft Outlook(マイクロソフトアウトルック)とは、Microsoft社が開発、提供しているメールソフトです。メールの管理を行えるだけでなく、予定表/連絡先/タスク機能といったさまざまな機能を利用することができます。また、Outlookはチームで利用するのに便利なメールソフトです。作成した予定表などを手軽に共有できることもOutlookの強みです。

あるパソコンから別のパソコンにOutlookのメッセージ、連絡先、予定表、タスク、およびメモを移行したり、Outlookデータのバックアップを復元したりする必要がありますか?

Outlookを別のパソコンに移行

以下の記事では、Outlookフォルダを別のPCへ移行する簡単な方法を2つをご紹介します。Outlookの「インポート/エクスポート」機能を使用するか、タスクを自動化するためにサードパーティー製のバックアップ ソフトを使用することができます。

Outlookを別のパソコン(Windows 11)に移行する理由

メール、連絡先、添付ファイル、メモ、予定表、タスクなどのOutlookデータを別のパソコンに移行・移動したい場合が多くあるでしょう。

★例えば:
Outlookのあるアカウントから別のアカウントにメールを移動したいです。
新しいパソコンに買い替えるときは、今まで使っていたすべてのOutlookデータや設定を古いPCから新しいPCへ移行したいです。
Outlook for WindowsからOutlook for MacにOutlookデータを移動したいです(ExchangeまたはGmailのメールボックスを別のOutlook、ExchangeまたはOffice 365のアカウントに移行したいです)。
Outlookデータのバックアップを作成して別のパソコンに保存したら、誤削除、HDD故障、サイバー攻撃などによるデータ紛失を防ぐことができます。

「インポート/エクスポート」でPSTファイルを別のパソコンに移行する手順

※pstファイル【Outlookデータファイル】とは、Microsoft Outlookでメッセージなどのデータを保存するのに用いられるファイル形式の一つです。

ステップ 1. OutlookフォルダをPSTファイルとしてクラウドまたは外付けHDDにエクスポート

手順 1. Outlookを起動⇒「ファイル」タブ⇒「開く/エクスポート」⇒「インポート/エクスポート」をクリックします。

インポート/エクスポート

手順 2. 「インポート/エクスポートウィザード」画面で「ファイルにエクスポート」⇒「次へ」をクリックします。

ファイルにエクスポート

手順 3. 「ファイルのエクスポート」画面で「Outlook データ ファイル (.pst)」⇒「次へ」をクリックします。

Outlook データ ファイル

手順 4. 任意のフォルダを選択⇒「次へ」をクリックします。

フォルダを選択

✎注:
一度に1つのフォルダだけをエクスポートできます。
フォルダの内容を全てエクスポートするには、「サブフォルダーを含む」にチェックを入れる必要があります。

手順 5. 「エクスポートファイル名」の下に、ファイルを保存するファイル名のフルパスが表示されるので、パスとファイル名を変更したい場合、「参照」をクリックして、バックアップファイルの名前と場所を選択することができます。ここでは、デフォルトのままで、「完了」をクリックします。

参照

※すぐに保存作業に移る場合は、「参照」ボタンからデスクトップを選んでおきましょう。

手順 6. 機密ファイルを保護するために、パスワードを設定してから、「OK」をクリックします。パスワードの設定はしてもしなくても先に進むことが出来ます。

パスワードを設定

※エクスポートしたデータ(ファイル)をOneDriveやGoogle DriveなどのオンラインストレージやUSBメモリ/外付けHDDなどの外部メモリに保存・保管することをお勧めします。

ステップ 2. データを新しいPCのOutlookに復元またはインポート

手順 1. 新しいPCで、Outlookを起動⇒「ファイル」タブ⇒「開く/エクスポート」⇒「インポート/エクスポート」をクリックします。

手順 2. 「インポート/エクスポートウィザード」画面で「他のプログラムまたはファイルからのインポート」⇒「次へ」をクリックします。

他のプログラムまたはファイルからのインポート

手順 3. 「Outlook データ ファイル (.pst)」⇒「次へ」をクリックします。

Outlook データ ファイル

手順 4. 「参照」をクリックして古いPCからエクスポートしたPSTファイル(バックアップ ファイルの名前と場所)を選択して「次へ」をクリックします。

参照

※「オプション」では、インポートした情報が既存のOutlookデータを上書きしたくない場合、「重複したらインポートしない」を選択することをお勧めします。

手順 5. 一番上のフォルダ(通常、個人フォルダ、Outlookデータファイル、またはメールアドレス)が自動的に選択されます。「サブフォルダーを含む」はデフォルトで選択されます(つまり、選択したフォルダの内容がすべてインポートされます)。インポート先のフォルダを指定して「完了」をクリックします。

インポート先のフォルダ

※パスワードの入力を求められる場合もあります。

すべての情報が正常に移行されたことを確認した後、元のファイルを削除したり、バックアップとして保持したりできます。

「AOMEI Backupper」でOutlook 365を別のパソコンに移行する手順

※「Outlook 365」とは、Microsoft 365のサブスクリプションサービスを契約することで利用することができるOutlookのことです。

Outlookの「インポート/エクスポート」機能を使って、Outlookフォルダをバックアップする方法はちょっと複雑だと思う場合、シンプルかつ柔軟で強力なバックアップソフトAOMEI Backupper Professionalを使って、Outlookのメッセージ、連絡先、予定表などをバックアップする方法もあります。

上述のように、Outlookの「インポート/エクスポート」機能は一度に1つのフォルダだけをPSTファイルとしてバックアップ・エクスポートできますが、AOMEI Backupperは制限なく複数のバックアップを作成できます。

✨「Outlookバックアップ」機能を提供しています。メール、添付ファイル、予定表、連絡先などのデータを内蔵/外付けHDD、USBメモリ、NASデバイス、ネットワークの場所、SDカード、クラウドサービスなどにバックアップできます。
✨「スケジュール」機能を使用して、Outlookデータを自動的にバックアップすることができます。デイリー、ウィークリー、マンスリー、イベントトリガーに設定することができます。
✨差分バックアップまたは増分バックアップを実行して、バックアップ時間もバックアップ容量も節約することができます。

このバックアップソフトをダウンロード、インストールした後、次のチュートリアルに従って、Outlookのバックアップ作成を始めましょう。Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverを選択してください。

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手順 1. AOMEI Backupper Professionalを起動し、「バックアップ」⇒「Outlookバックアップ」をクリックします。

Outlookバックアップ

手順 2. 「Outlookのデータを追加」をクリックして、バックアップしたいメールアカウント(Outlookのフォルダ)を選択し、「はい」をクリックします。

Outlookのデータを追加

Outlookのフォルダを選択

手順 3. バックアップファイルを保存する場合(バックアップ先)を選択します。

バックアップ先を選択

※Outlookデータをクラウドや外付けHDDにバックアップすることをお勧めします。クラウドアカウントへログインするかHDDを接続することで別のパソコンでOutlookデータに簡単にアクセスすることができます。そして、データを新しいPCのOutlookに素早く復元またはインポートすることができます。

手順 4. 必要があれば、「オプション」「スケジュール」「バックアップスキーム」でバックアップタスクをカスタマイズすることができます。 最後に、「開始」をクリックし、Outlookフォルダをバックアップします。

✍Outlookのバックアップを作成したら、それを使用して別のパソコンに復元することができます。 新しいパソコンで、AOMEI Backupper Professionalを開き、「復元」をクリックし、「タスクを選択」をクリックします。画面の指示に従って、Outlookの復元を完成させます。

タスクを選択

Outlook移行に関するよくある質問

①. OutlookのPSTファイルを保護する方法は何ですか?

Outlookを起動→「ファイル」タブをクリック→アカウント情報から「アカウント設定」→「アカウント設定」を選択、「データファイル」タブ→「設定」をクリック→「Outlookデータファイル」画面で「パスワードの変更」をクリックします。「パスワードの変更」画面で、今使用中の古いパスワードと新しいパスワードの両方を入力します。初めてパスワード設定の場合は、使用中のパスワードを空欄にしておいて新しいパスワードから入力すれば結構です。パスワード確認のテキストボックスに新しいパスワードと同じパスワードを入力します。入力後にOKボタンをクリックします。

②. OutlookのOSTファイルを保護する方法は何ですか?

OSTファイルの保護方法はExchangeキャッシュモードを無効にすることです。まず、Outlookを起動→「ファイル」タブをクリック→アカウント情報から「アカウント設定」→「アカウント設定」を選択→「メール」タブをクリックします。次に、設定するアカウント(Exchangeのアカウント)→「変更」をクリック→「Exchangeキャッシュモードを使用して、Outlookデータファイルにメールをダウンロードする」チェックボックスをオフにして、「次へ」をクリックします。最後に、Outlookが「これらの変更を有効にするには、Outlookを再起動する必要があります」というメッセージが表示されるので、「完了」をクリックして、確認します。

✎Office 365のExchange OnlineではExchangeキャッシュモードという機能が備わっており、デフォルトで有効となっています。OutlookでExchangeキャッシュモードが有効の場合、メールデータがパソコンのローカルに保存されます。ローカルにメールデータがあることで、メールへのアクセスが非常に早くなります。メールの表示や検索の速度は、Exchangeキャッシュモードがオフの場合(オンラインモード)と比べると段違いです。メールデータはOSTファイルとしてローカルに保存され、Outlookは常時このOSTファイルを参照しています。仕事で日々多くのメールを操作する方は、必ずExchangeキャッシュモードを有効にすることをお勧めします。

③. Outlookのデータ損失を防ぐための良い方法はありますか?

最も簡単な方法はOutlookのデータを定期的にバックアップすることです。パソコン上のPSTファイルを他のデバイスにコピーするか、またはバックアップソフトを利用して、Outlookのデータを簡単にバックアップすることができます。

最後に

Outlookフォルダを別のパソコンに移行する2つの方法は以上です。Outlookには、Outlookフォルダをインポートおよびエクスポートするための機能がありますが、操作が少し複雑ですし、いくつかの制限があります。そのため、最高のバックアップソフトAOMEI Backupperのバックアップ&復元機能を試してみて、Outlookのデータを別のPCに高速かつ簡単に移行することができます。また、それは、起動問題なしにHDDをSSDに交換できる強力なディスククローン作成ソフトでもあります。

Machi
Machi· 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。