ファイルをCDまたはDVDに書き込む理由
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CD(コンパクトディスク)またはDVD(Digital Versatile Disc)は、コンピュータをはじめとする情報機器でデータ記録メディアとして利用される光学ディスクの一種です。つまり、デジタル情報を記録するためのメディアです。
薄い樹脂製の円盤(ディスク)の表面に微細な加工を施し、ドライブ装置内で高速回転させてレーザー光を照射することでデータの読み取りや書き込みを行います。
現在では、音楽だけでなく、コンピュータ用のデータ、画像や動画などのデジタル情報収録にも用いられます。
ほとんどのデバイスでCDまたはDVDが認識し、再生することができるため、多くの人々は様々なデータをCD/DVDにコピーしようと思っています。音楽を書き込む事はもちろん、音楽以外のデータ(例えば、エクセルファイル、CDAファイル、ZIPファイル、PDFファイル、画像ファイル)を書き込んで誰かに渡す時など、空のCD/DVD(何も入っていないCD/DVD)を利用することでOKです。
Windows 11、10、8、7でも、書き込み対応のCD/DVDドライブがあれば、CD/DVDにファイルを書き込む事が簡単に完了できます。次は、Windows 10でファイルをCDまたはDVDに書き込む方法を2つ解説しましょう~
⚠重要※次に紹介する方法はパソコンでのファイル読み込み用で、CDプレイヤーなどで聴く為に音楽を書き込むには別の方法が必要です。下記の記事を参考にすることができます。Windows10で音楽をCDプレイヤーで聴けるようにCDに書き込む方法
Windows標準機能でデータをCD/DVDに書き込む方法
Windows 10に搭載された機能で、CDやDVDにデータを書き込むことができます。
CDまたはDVDへの2つの書き込み方式
▶CDまたはDVDへの書き込み方式として、利便性の高い「ライブファイルシステム形式」と互換性の高い「マスタ形式」2種類があります。
1. 空のCDまたはDVDをドライブに挿入します。コンピューター(PC)を開き、「DVD RWドライブ」をダブルクリックで開くと、「ディスクの書き込み」ウィンドウが表示されます。
2. まずは、「ディスクのタイトル」に適当な名前を付けましょう。そして、CD/DVDに書き込む形式を1つ選んでください。
❶「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選択すると、CD/DVDはライブファイルシステム形式(UDF形式)でフォーマットされます。
●これは、CD/DVDでありながらフロッピーディスクやUSBフラッシュメモリのように、何度もデータを気軽に追加したり編集したり削除したりできる形式です。
●この形式で書き込まれたデータは、Windows XPより古いOSなどの他の機器では、読み取りできないことがあります。
●Microsoft Office Excelや、Microsoft Office Wordなど、頻繁に更新するようなファイルを書き込む場合は、ライブファイルシステム形式が適しています。
❷「CD/DVDプレーヤーで使用する」を選択すると、CD/DVDはマスタ形式(ISO形式)でフォーマットされます。
●これは、書き込んだデータを、別のパソコンやCDプレーヤー、DVDプレーヤーなどの他の機器でも読み取れる形式です。
●すべてのファイルを一度に書き込む必要があり、書き込み後に個々のファイルを編集したり、削除することはできません。
●ライブファイルシステム形式よりも速く書き込むことができるので、ファイルの数が多かったり、データの容量が大きかったりする場合は、マスター形式が適しています。
- 注意:
- ※USBメモリがある場合、わざわざライブファイルシステム形式を使うメリットはあまり感じられません。
- ※どちらかの形式で書き込まれたディスクに、もう一方の形式でデータを追記することはできません。
3. すると、フォーマットの確認メッセージが表示されます。「はい」をクリックします。空のCD/DVDディスクにデータの書き込みができるよう、準備が進み、空ディスクのフォーマットが行われます。
Windows 10でファイルをCD/DVDに書き込む手順
フォーマットが完了すると、再度コンピュータから「DVD RWドライブ」をダブルクリックして開きます。
1. CD/DVDに書き込みたいデータをCD/DVDドライブへドラッグアンドドロッププするか、コピーして貼り付けます。
>>CD/DVDがすでに「ライブファイルシステム」形式でフォーマット済みの場合は、「(数字)個の項目をコピー中」と表示されます。以下のようなウィンドウが消えれば、書き込みは完了です。USBメモリのように使えます。
>>CD/DVDがすでに「マスター」形式でフォーマット済みの場合は、書き込みたいデータをディスクに入れると、以下のように「ディスクに書き込む準備ができたファイル」という項目&書き込み対象のファイルが表示されます。
2. 「管理」タブ⇒「書き込みを完了する」をクリックします。
3. 「ディスクへの書き込み」準備画面が表示されます。ディスクのタイトル名の入力と書き込む速度を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
4. CD/DVDへのテータ書き込みが開始されます。完了するまで、しばらく待ちます。書き込みには時間がかかることがあります。書き込みが完了すると、「ファイルはディスクへ正しく書き込まれました」と表示され、「完了」ボタンをクリックします。
最後は、ディスクに書き込まれたファイルを確認できます。
CD/DVD書き込みソフトでデータをCD/DVDにコピーする方法
Windows 11/10/8/7でファイルをCDまたはDVDに書き込むもう一つの簡単な方法があります。それは、包括的なコピーソフトを使うことです。
包括的なCD/DVD書き込みソフト・おすすめ~
★★★ここでは、多機能かつ使いやすいCD/DVD書き込みソフト - AOMEI Backupper Professionalを強く推奨します。そのバックアップ機能でファイルをCDまたはDVDに高速かつ簡単にコピーできます。Windows11、10、8、7、Vistaに対応し、直感的なインターフェイスで誰でも簡単に操作できます。
また、書き込みたいファイルのサイズはCD/DVDのデータ容量を超えると、コピー中にAB Pro版は、大きなファイルを複数の小さなファイルに分割することができます。それに加えて、ブータブルメディアの作成、ディスクの消去、ディスクのクローンなど、もっと多くの高度な機能を備えます。
AB ProでファイルをCDまたはDVDにコピーする手順
まずは、CDまたはDVDを光学ドライブに挿入し、エクスプローラー(Explorer)に表示することを確認します。そして、AOMEI Backupper Professionalをインストールして起動します。
1. 「バックアップ」タブ⇒「ファイルバックアップ」をクリックします。
2. 必要があれば、タスク名を編集できます。「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックしてCDまたはDVDにコピーしたいファイルを選択・指定します。
3. 「2」をクリックしてCDまたはDVDドライブを選択します。
4. 最後は、「開始」をクリックして、操作を実行します。
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※ヒント:
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▼コピー実行中にCDまたはDVDをパソコンから取り出すことができません。
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▼書き込み可能なディスクは、書き換え回数に上限があります。この書き込み可能回数を超えると、CD/DVDをストレージとして認識することができなくなったり、正常な記録ができなくなったり、正常に記録することができたとしても記録内容を維持することができず、記録した内容が壊れたり消えてしまったりする確率が上昇します。
結語
この記事では、ファイルをCDまたはDVDに書き込む2つの方法をご紹介します。Windows 11/10/8/7に搭載された機能およびCD/DVD書き込みソフトを使用することです。どちらも簡単な方法です。
そのほか、AOMEI Backupper Professionalは優れたバックアップ&クローンソフトとして、ファイルをCDまたはDVDにコピーするだけでなく、システムバックアップ、ディスクバックアップ、増分と差分バックアップ、同期、システムクローン、ディスククローン、パーティションクローンなどもできます。大切なデータを常に守るためにAOMEI Backupperをパソコンにそのまま残った方がいいです。