OneDriveでファイルを以前のバージョンに復元するには？

ユーザー事例：OneDriveでファイルを以前のバージョンを復元するにはどうすればいいのか？

OneDriveはMicrosoftが提供するクラウドベースのストレージサービスであり、ユーザーは大切なファイルをオンライン上にバックアップして管理することができます。しかし、時には誤ってファイルを編集したり削除したりしてしまうことがあります。

ご存知のように、ファイルを以前のバージョンに復元するために、Windowsには「以前のバージョン」という機能をサポートしています。なら、OneDriveにはこのような機能があるのでしょうか？

はい！OneDriveでは「以前のバージョン」機能として、「バージョン履歴」が提供されています。

「バージョン履歴」とは、特定のファイルが過去にどのような変更が行われたかを記録し、過去のバージョンに戻すことができる機能です。これは、誤って編集したり削除したりしたファイルを元に戻すのに役立ちます。

ただし、その欠点も明らかです。ユーザーはファイルのみを復元できますが、フォルダは復元できません。つまり、この機能は上書きされたファイルのみを復元できますが、削除されたファイルは回復できません。

しかし、心配しないでください。この記事では、上書きされたファイルの復元方法に加えて、紛失・削除したファイルの復元方法もご説明します。必要なデータを取り戻したい方、読み進めてください。

OneDriveでファイルを以前のバージョンに復元する方法

1. 「バージョン履歴」を使用する

前述のように、「バージョン履歴」の助けを借りて、ユーザーは簡単にOneDriveから上書きされたファイルを取り戻すことができます。次に、その手順を詳しく紹介します。

ステップ 1. OneDriveのWebサイトにログインします（デスクトップアプリもできます）。復元したいファイルを見つけて右クリックし、「バージョン履歴」を選択します。

ステップ 2. 選択したファイルのバージョン履歴が表示されます。必要なバージョンを選択し、「復元」をクリックします。または、現在のバージョンも保持したい場合は、「ダウンロード」をクリックします。

2. 「OneDriveを復元する」を使用する

「バージョン履歴」は主に個別のファイルの復元に用いられます。OneDriveで大規模なデータを復元したい場合、どうすればよいでしょうか？

「バージョン履歴」に加えて、OneDriveには「OneDriveを復元する」という機能を備えています。この機能によって、OneDriveに保存されているファイルやフォルダを、過去の特定の日付や時点に完全に復元することができます。さらに、削除されたファイル／フォルダの復元も可能です。

注意✎...

この機能は、Microsoft 365サブスクリプションを持つユーザーだけが利用できます。

OneDriveを復元できるのは最大30日前までです。

この機能でOneDriveを復元する前に、復元時点の後で追加された必要なデータを他の場所にバックアップしてください。

ステップ 1. OneDriveのWebサイトでMicrosoftアカウントにサインインし、「設定」→「オプション」→「OneDriveを復元する」を選択します。

ステップ 2. IDを確認した後、「日付の選択」を開いて、ファイルが削除された前の日時を選択し、「復元」ボタンをクリックします。

OneDriveから消えた／完全に削除したファイル／フォルダを復元する方法

OneDriveからファイル／フォルダを誤って削除してしまうと、「ゴミ箱」から簡単に復元することができます。ゴミ箱から再度削除しても、ゴミ箱を空にしても、「OneDriveを復元する」機能で復元することができます。

ただし、ファイル／フォルダがゴミ箱から完全に削除されてから30日以上経過している場合は、「OneDriveを復元する」でも復元できません。この場合に、MyRecoverのような専門的なデータ復旧ソフトを使用する必要があります。このソフトによって、3つのステップだけで、OneDriveから完全に削除したファイル／フォルダを復元できます！ただし、前提として、復元する必要のファイルがWindows PCに保存されていたことがある必要があります。

また、このソフトは次のようなメリットがあります：

ステップ 1. MyRecoverを起動します。OneDriveのローカルフォルダが保存されているパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

✍ヒント：復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル／フォルダ名を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。

• 種類：ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
• 更新日：本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
• サイズ：128KB未満、128KB～1MB、1MB～512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。＊スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

最後に

この記事では、OneDriveで上書きされたファイルを以前のバージョンに復元する方法と、紛失／削除したファイルを復旧する方法についてご紹介しました。これらの方法で、大切なファイルを取り戻してきましたか？

さらに、より良いデータ管理と保護のために、いくつかの提案が用意されています。

• エラーを避けるために定期的にOneDriveを更新してください。
• ファイルを保護するために、OneDriveの日次バックアップを設定します。
• 重要なファイルはOneDriveだけでバックアップしないでください。
• ファイルのコピーを1つ以上作成し、異なる場所に保存します。
• OneDriveのゴミ箱とWindows PCのゴミ箱を手動でクリーンアップしないでください。
• 怪しいWebサイト、メール、アプリには注意してください。
• ウイルスやマルウェアから保護するために、ウイルス対策ソフトを使用してください。