簡単!Windows Server 2012で週次にバックアップをスケジュール!
この記事では、Windows Server 2012(R2)でバックアップスケジュールを週次に設定する方法、および詳細な手順を説明します。Windows Server Backup、Windows Server 2012のコマンドおよび使いやすいバックアップソフトを使用!
なぜ!Windows Server 2012(R2)でバックアップスケジュールを週次に設定?
Windows Server Backup(WSB)はServer 2012(R2)の組み込みバックアップユーティリティであり、今のオペレーティングシステム(OS)のバックアップをサポートします。ただし、バックアップスケジュールウィザードで提供されるWindows Server 2012のバックアップの種類は、「1日に1回」と「1日に複数回」のみです。言い換えれば、毎週または毎月のようにより少ない頻度でバックアップすることはできません。
実は、Server 2012で週次のバックアップを実行したいユーザーが少なくないです。以下の場合を参照してください:
- データベース可用性グループ(DAG)環境でServerは保護されています。
- Windows Server 2012で複数のスケジュールをバックアップできますが、システムドライブ(システム状態など)をより低い頻度でバックアップできません。
- 外付けHDDのような特定のディスクを週次にスケジュールバックアップすると、日次のバックアップタスクでは、「バックアップに失敗しました」というエラーが週に6回発生します。
幸いなことに、Windows Server 2012ではバックアップスケジュールを週次に設定する方法があります。最もよく使われる2つの方法を以下に紹介します:
タスクスケジューラでWindows Server 2012を週次バックアップ
タスクスケジューラを除いて、この部分にはServer 2012 Wbadminコマンドを使用する必要があります。
手順 1. 「サーバーマネージャー」>「ダッシュボード」>「ツール」>「タスクスケジューラ」に移動します。
手順 2. タスクスケジューラで、「操作」タブの下にある「タスクの作成」または「基本タスクの作成」をクリックします。
手順 3. 必要に応じて、「タスクの作成」ウィンドウで、「全般」タブでタスクに名前を付けます。一方、「セキュリティオプション」でオプションを「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」に切り替えます。
手順 4. 「トリガー」タブで、「新規」ボタンをクリックします。次に、毎週(または毎月)でバックアップを実行する曜日を指定します。
手順 5. 「操作」タブで、「新規」ボタンもクリックします。ここでwbadminコマンドを入力します。「引数の追加(オプション)」欄にバックアップコマンドを入力します。例えば、C:ドライブ全体をH:ドライブにバックアップすると、次のコマンドを入力してください:
start backup –backupTarget:H: -include:C: -allCritical -quiet
- ★説明:
- start backup:バックアップを開始
- -backupTarget:バックアップの保存場所を指定
- -include:バックアップに含める項目を指定(1つ以上のボリュームをバックアップする場合、カンマ「,」で区切ります。例:-include:c:,d:,e)
- -allCritical:全ての重要なデータをバックアップ
- -quiet:ユーザープロンプトを表示せずにコマンドを実行
手順 6. 必要に応じて、「条件」タブと「設定」タブで他の設定を変更することもできます。次に、ユーザーパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
確かに、コマンドプロンプト(Windows Power Shell)からスクリプト「バッチファイル」を作成し、Task Schedulerでスクリプトを実行させることができます。例えば、毎週土曜日の18:00にCMDを使用してシステムドライブ(システム状態)をバックアップするなら、次のように入力する必要があります:
SCHTASKS /CREATE /SC WEEKLY /D SAT /TN WeeklySystemStateBackup /RL HIGHEST /ST 18:00 /TR “Wbadmin start systemstatebackup –backupTarget:H: -include:C: -allCritial -quiet”
- ★説明:
- SCHTASKS: スケジューラタスク
- /Create: タスクの作成 /SC: スケジュール /SC:スケジュール /D: 実行する時刻
- /D: 実行する時刻 /TN: タスク名 /RL:ランレベル /ST: 開始時刻
- /ST: 開始時刻 /TR: トリガ
Windows Serverタスクスケジューラが期待どおりに実行されていない場合、またはタスクスケジューラが正常に起動しない場合は、タスクを手動で起動して機能するかどうかを確認できます。機能しない場合は、タスクが実行するように設定されているかどうか、ユーザーがログインしているかどうか、またはwbadminコマンドが正しいかどうかを確認してください。
Windows Serverタスクスケジューラまたはコマンドラインインターフェイスに精通しているユーザーにとっては、これでServer 2012でバックアップスケジュールを週次に設定することが非常に便利であると感じるかもしれません。ただし、次の欠点があります。
- 一般ユーザー(特にパソコン初心者)にとっては、これらの方法は非常に複雑でエラーが発生しやすいものです。
- NTFSファイルシステムでフォーマットされたパーティションのみをバックアップでき、重要なボリュームをバックアップ先として設定することはできません。
- ネットワーク共有上のスケジュールされたバックアップは、増分バックアップまたは差分バックアップではなくフルバックアップのみで完了します。
でも心配しないでください。サードパーティ製のサーバーバックアップソフトを利用することができます。
使いやすいバックアップソフトでWindows Server 2012を週次バックアップ
AOMEI Backupper Serverは、プロで使いやすいサーバーバックアップソフトであり、バックアップスケジュール機能を備えています。この機能を使用すると、簡単な手順でWindows Server 2012(R2)を毎週バックアップできます。
- すべてのWindows OSに対応する:Windows Server 2003、2008、2012、2016、2019(R2を含む)、SBS 2003、2008、2011、およびWindows PCシステムをサポートします。
- 簡潔明瞭なインターフェースで数回のクリックだけで毎週のバックアップタスクを作成できます。
- NTFSでフォーマットされていないパーティションもバックアップできます。
- ディスクストレージを管理する:自動クリーンアップまたは増分&差分バックアップを実行します。
では、このソフトでWindows Server 2012をどのようにバックアップしますか?以下はシステムバックアップを例として取り上げます。
手順 1. まず、AOMEI Backupper Serverをダウンロード、インストール、実行します。
手順 2. メインインターフェースで、「バックアップ」をクリックして「システムバックアップ」をクリックします。
手順 3. ご覧のとおり、ソースパーティションはデフォルトで選択されています。ここでターゲットパーティションを選択し、タスク名などを必要に応じて編集できます。ローカルディスク、外部ストレージ、NASやネットワーク共有などにバックアップできます。
手順 4. 下の「スケジュール」をクリックし、「普通」タブで「ウィークリー」を選択します。バックアップする曜日を指定します。「はい」をクリックします。
ヒント:スケジュールされたバックアップは、デフォルトで増分バックアップで実行されます。「詳細」タブで、フルバックアップまたは差分バックアップに変更できます。
手順 5. 「スキーム」でバックアップを最新の状態に保ちながら、不要なバックアップを削除してディスク容量を節約することができます。
手順 6. 最後に、「開始」をクリックして、操作を確認後に、タスクを実行します。
- ★ヒント:
- 「オプション」でパスワードを設定し、バックアップを暗号化することができます。
- Server 2012で複数のスケジュールを作成するには、上記の手順を繰り返します。
- この方法は、週次のWindows Server 2016/2019バックアップスケジュールにも適用されます。
- Windowsパソコンが起動しない場合、先に作成した起動ディスクでパソコンを起動する必要があります。起動可能なUSB/CD/DVDなどがない場合は、あらかじめパソコンに回復環境を作成しておくとよいでしょう。これで、パソコンが正常に起動し、ソフトウェアのインタフェースに入ることができます。
まとめ
ここまで、Windows Server 2012のバックアップスケジュールを週次に作成する方法を紹介してしまったのです。お好きなように一つ選んでバックアップしましょう~。
バックアップ以外、AOMEI Backupper Serverはディスク/パーティション/システムクローン、ファイル同期、削除されたファイルの復元機能などをサポートします。例えば、Windows ServerのHDDをクローンすることができます。