方法2選:外付けHDDから削除したフォルダ/ファイルを復元

誤って重要なフォルダやファイルを外付けHDDから削除してしまった経験はありませんか?心配しないでください!この記事では、外付けHDDから削除したデータを復元するための方法を2つご紹介します。自分の状況に合った方法を選ぶことができます。

Machi

By Machi / 最後の更新 2024年04月10日

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外付けHDDから削除したフォルダ/ファイルを復元することはできるか?

 

 

最近、外付けHDD上のフォルダを削除しましたが、削除後に重要なファイルが含まれていることに気付きました。そのフォルダはごみ箱にありませんし、バックアップも取っていませんでした。フォルダを取り戻すためにはどうすればいいですか?

外付けHDDはパソコンファイルを保存するための追加のスペースを提供しています。利用する際に上記のような状況に遭遇した場合は心配しないでください。外付けHDDから削除したファイルは復元可能です。次に、2つの方法をご紹介します。自分の状況に合った方法を選ぶことができます。

❌ 注意:

失われたデータをできるだけ復元するために、復元されたまで、外付けHDDに新しいデータを保存しないでください。さもなければ、復元可能なデータが上書きされ、復元できなくなる可能性があります。

外付けHDDから削除したフォルダ/ファイルを復元する方法

外付けHDDなどの外部デバイスから削除したデータはゴミ箱に移動せず、直接削除されるので、ゴミ箱からデータを簡単に復元できません。データを復元したい場合、専門的なデータ復旧ツールが必要です。このセクションでは、2つのツールとその使い方をご紹介します。ニーズに応じていずれかを選ぶことができます。

外付けHDD

方法1. Windows File Recoveryを使用して外付けHDDから削除したフォルダを復旧する

Windows File Recoveryは、Microsoftが提供するデータ回復ツールです。このツールを使用すると、内部および外部のストレージデバイス(HDD、SSD、USBドライブなど)から誤って削除されたファイルや破損したファイルを復元することができます。また、異なるファイル形式(写真、ドキュメント、ビデオなど)に対応しており、高度な検索オプションも提供しています。

しかし、コマンドラインベースのツールであり、一定の技術的な知識が必要ですが、パソコンにそれほど詳しくないユーザーには使いにくいかもしれません。

次に、その使い方をご案内します。

❌ 注意:

Windows File RecoveryはWindows 10のバージョン2004(2020年5月リリース)以降のバージョンと、Windows Server 2019にのみ対応しています。

ステップ 1. MicrosoftストアからWindows File Recoveryをダウンロードし、インストールします。

入手

ステップ 2. 「Win」+「S」キーを押して、Windowsの検索ボックスを開き、「Windows File Recovery」を検索し、検査結果から「管理者として実行」を選択します。

管理者として実行

ステップ 3. Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。

winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]

ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所(ここでは、外付けHDDです)
ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
スイッチ:スキャン範囲を絞る

Enter Winfr Source Drive

次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。

①. モードを選択するために、まず外付けHDDのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。外付けHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択してそのファイルシステムを確認します。

ファイルシステム

②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:

ファイルシステム 状況 推奨モード
NTFS 最近削除した デフォルト(Default mode)
NTFS しばらく前に削除された まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す
NTFS ディスクをフォーマットした まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
NTFS ディスクが破損した まずセグメントを、次にシグネチャーを試す
FATおよびexFAT すべての状況 シグネチャー

③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:

パラメータ/スイッチ 説明 対応モード    
/n

/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。

例:

/n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。

/n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。

/n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。

/n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。

デフォルト
/y: 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 シグネチャー
/p:

復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。

すべてのモード
/segment セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション セグメント
/signature シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション シグネチャー

例えば、ドライブレターがEである外付けHDDから最近削除したzipファイルをDドライブに復元したい場合、「winfr E: D: /regular /n *.ZIP」を入力して「Enter」キーを押して実行します。そして、「y」と入力してスキャンと復元を確認します。

方法2. MyRecoverを使用して外付けHDDから削除したフォルダを復旧する【オススメ】

コマンドに苦手?より簡単な方法を探しています?これらのユーザーには、無料で使えるサードパーティー製のデータ復旧ソフト-MyRecoverをお勧めします。このツールは、直感的でわかりやすいインターフェースを採用しており、操作も簡単です。ステップだけで、スキャンから復元まで完了できます。また、機能性と互換性の面から次のようなメリットがあります:

  • 外付け/内蔵HDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。

  • 誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。

  • 画像、動画、オーディオ、ワードファイル、エクセルファイル、メール、ZIPファイルなど200種類以上のファイルの復旧をサポートしています。

  • 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。

  • クイックスキャンとディープスキャンが同時に行われます。スキャン中にデータを復元することができます。

  • Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。

では、下のボタンをクリックしてMyRecoverをダウンロードしてインストールし、無料で外付けHDDから削除したファイルを復元しましょう。

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ステップ 1. 外付けHDDをパソコンに接続し、パソコンに認識されることを確認します。MyRecoverを起動します。接続した外付けHDDを選択し、「スキャン」をクリックします。

スキャン開始

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル/フォルダ名を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

検索ボックスとフィルター

  • 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
  • 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
  • サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。

ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

復旧

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

おまけ:バックアップを使用して内蔵ハードディスクから削除したフォルダ/ファイルを復元

もしフォルダが外付けHDDではなく内蔵HDDから削除された場合、削除されたファイルには既にバックアップがある可能性が高いです。この場合に、バックアップを使用して削除したファイルを復元することができます。

方法1. ファイル履歴を使用して内蔵ハードディスクから削除したフォルダを回復する

ファイル履歴は、ドキュメント、ミュージック、ピクチャ、ビデオ、およびデスクトップなどのフォルダを定期的にバックアップすることができます。この機能が有効になっている場合、これによって作成したバックアップを使用して削除したフォルダを復元することができます。

ステップ 1. 「Windows」+「Q」キーを押し、検索バーで「ファイルを復元」と入力して、検索結果から「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。

ステップ 2. 「ホーム-ファイル履歴」が表示されます。「<」または「>」ボタンをクリックし、フォルダが削除される前に作成されたバックアップを探します。また、復元するフォルダが保存されている親フォルダをダブルクリックして、フォルダがそのバージョンのバックアップにあるかどうかを確認することができます。

ホーム-ファイル履歴

ステップ 3. 復元したいフォルダを選択し、「復元」ボタンをクリックすると、元の場所に復元されます。

▶ ヒント:別の場所に復元したい場合、「復元」ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックし、別の場所を復元先として選択することができます。

復元場所の選択

方法2. バックアップと復元を使用して内蔵ハードディスクから削除したフォルダを復元する

バックアップと復元は、Cドライブのバックアップを作成するためにのみ使用できます。もしフォルダを削除する前にこの機能を有効にして、Cドライブのバックアップを作成していた場合、この機能を使用して簡単にフォルダを復元することができます。

ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。

バックアップと復元

ステップ 2. 「復元」タブの下にある「ファイルの復元」ボタンをクリックします。

ファイルの復元

ステップ 3. 「フォルダーの参照」オプションを選択し、復元したいフォルダを探します。追加できたら、「次へ」をクリックします。

フォルダーの参照

ステップ 4. ニーズに応じて復元したいものを元の場所または新しい場所に保存します。復元先を選択できたら、「復元」をクリックします。

復元

バックアップツールを使用して外付けHDDのファイルをバックアップするには?

Windowsの標準機能では外付けHDDのデータをバックアップできないので、外付けHDDのデータをバックアップしたい場合は、サードパーティー製のバックアップフリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用することをおすすめします。

このソフトはWindows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しており、自動バックアップ(毎日/毎週/毎月/USB挿入/イベントトリガー)を設定することができます。また、内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリ、CD/DVD、NAS、共有フォルダ、クラウドストレージ(OneDrive、DropBox、Googleドライブ…)などほとんどのストレージデバイスをバックアップの保存先として選択することができます。

では、その使い方を詳しくご案内します。

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールします。「バックアップ」→「ファイルバックアップ」を選択します。

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ファイルバックアップ

ステップ 2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックしてバックアップしたいファイルおよびフォルダを選択します。その後、保存先を選択します。

フォルダを追加

ステップ 3. 「スケジュール」をクリックし、ニーズに応じて自動バックアップの頻度をデイリー(毎日)/ウィークリー(毎週)/マンスリー(毎月)/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)/USB挿入に設定し、「はい」→「開始」をクリックします。

スケジュール有効化

✬ 他の2つのオプション:
オプション:バックアップの圧縮レベル/分割/暗号化、バックアップ完了後のメール通知を設定することができます(暗号化はAOMEI Backupper Professionalで利用可能)。
バックアップスキームフル/増分/差分バックアップと古いバージョンのバックアップの自動削除を設定することができます。バックアップの保存先に十分な空き容量があることを確保したい方は、バックアップの自動削除の有効化がおすすめです(差分バックアップとバックアップの自動削除はAB Proで利用可能)。

まとめ

以上は外付けHDDから削除したフォルダ/ファイルを復元するための2つの方法でした。お役に立てれば幸いです。

注意すべきなのは、高価な復旧サービスでも失われたデータを必ず復旧できることを保証できません。したがって、外付けHDD上のデータを守るために、バックアップソフト-AOMEI Backupperを使用して定期的にバックアップすることをお勧めします。バックアップがあれば、データがどんな原因で失われても簡単かつ迅速に復元することができます。

Machi
Machi · 編集者
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。