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Win11/10/8/7でRAWパーティションを復元・修復するには？
パソコンユーザーにとって、データの消失やファイルの損失は非常に深刻な問題です。特に、パーティションのファイルシステムがRAWになってしまった場合、データへのアクセスが制限され、重要なファイルやドキュメントが利用できなくなります。しかし、心配しないでください、この記事では、RAWパーティションを復元するためにいくつかの方法をご紹介します。興味のある方、ぜひ続けてご覧ください。
By Machi / 最終更新日 2024年09月04日
「Cドライブのサイズを変更しましたが、起動できなくなりました。ディスクをチェックするためにCHKDSKを使用しようとしましたが、次のエラーが表示されます：RAWドライブにCHKDSKは使用できません。パーティションが破損したかRAW形式に変更されたと思われます。それで、それをNTFSに復元するか、少なくともデータを復元する方法はありますか？」
RAWパーティションは、コンピュータのハードディスクドライブやストレージデバイス上に存在する、ファイルシステムでフォーマットされていない状態のパーティションを指します。
RAWパーティションには、ファイルシステムの構造が存在せず、データの配置やファイルの境界が明確に定義されていません。そのため、通常の方法ではデータを読み書きすることができません。一般的には、RAWパーティションはデータが壊れたり、パーティション情報が失われたりした場合に発生します。
パーティションがRAWになった場合の症状
「プロパティ」または「ディスクの管理」でファイルシステムがRAWかどうかを確認することができます。外付けHDDやUSBメモリがRAWになった場合、パソコンで次のいずれかの通知を受け取ります。
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👉「このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません。必要なファイルシステムドライバーがすべて読み込まれているか、ボリュームが壊れていないか確認してください。」
👉「要求されたセクターが見つかりません。」
👉「ドライブF:を使うにはフォーマットする必要があります。」
👉「ファイルシステムの種類はRAWです。RAWドライブにCHKDSKは使用できません。」
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残念ながら、上記のような状況になると、ドキュメント、画像、メールなどのRAWパーティション上のファイルを開くことはできません。
パーティションがRAWになる原因
パーティションがRAWになるさまざまな原因があります。この問題の再発生を防ぐために、その原因を知ることは重要です。詳細については読み進めてください。
- ウイルスやマルウェアの影響：ウイルスやマルウェアに感染すると、ファイルシステムやパーティションの構造が変更され、RAWになる可能性があります。
- ハードウェアの障害：ハードディスクドライブやストレージデバイス自体に障害が発生した場合、パーティションの情報が損失する可能性があります。これにより、ファイルシステムが正常に読み取れなくなり、RAWパーティションが生じます。
- ファイルシステムの破損または消失：ファイルシステムが破損したり、削除されたりすると、パーティションはRAWになります。これにより、データ構造やメタデータが失われ、ファイルシステムが正常に読み取られなくなります。
- 電源の異常：電源の断続、サージ、または停電などが発生した場合、ファイルシステムが正常にアンマウントされないままシステムがシャットダウンされ、パーティションがRAWになることがあります。
- 不正な操作：パーティションの再パーティション化、フォーマット、または不適切な操作が行われた場合、ファイルシステムの構造が壊れ、RAWパーティションが発生する可能性があります。
RAWパーティションを復元する方法
RAWパーティションを復元する方法は3つあります。パーティションにあるデータが重要でない場合は、パーティションを直接フォーマットして再利用することができます。それ以外の場合は、まず専門的なデータ復旧ソフトを使用してデータを取り出してから、フォーマットすることがよいでしょう。
RAWパーティションを復元する前に、データを取り出す
ここでは、無料で使えるMyRecoverを使用してRAWパーティションにあるデータを取り出す方法についてご案内します。このソフトを使用して3ステップだけで、RAWパーティションにあるファイルおよびフォルダを復旧することができます。初心者でも気軽に使えます。また、次のようなメリットがあります：
MyRecover- 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
- 異なるストレージデバイスのデータ復元に対応：内蔵／外付けHDD／SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
- 様々な原因によるデータ損失に対応：誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染などによって失われたデータを復旧できます。
- 複数のファイル形式をサポート：jpg、png、mp4、avi、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど200種類以上のファイルの復元をサポートしています。
- ハイライト機能：スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
- 互換性が高い：Windows 11／10／8／7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
安全かつ高速手順 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。RAWパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。
手順 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。
✍ヒント：復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。
- 種類：ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日：本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ：128KB未満、128KB～1MB、1MB～512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
手順 3. 復元したいファイルおよびフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。＊スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- 無制限のデータを復元したい場合、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル／フォルダを元のドライブに復元すると、失われたファイルの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法1：ディスクの管理でRAWパーティションをフォーマットする
フォーマットはRAWパーティションを修復するための最も速くて簡単な方法であり、その後、ウイルス対策ソフトを実行してすべてのハードディスクをスキャンします。
手順 1. 「Win」＋「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「diskmgmt.msc」と入力して「Enter」キーを押して「ディスクの管理」を開きます。
手順 2. RAWパーティションを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
手順 3. ニーズに応じてファイルシステムを設定し、「OK」をクリックします。警告メッセージが表示されると、「OK」をクリックしてフォーマットを確認します。
その後、エクスプローラに移動してパーティションがアクセス可能かどうかを確認します。ウイルス対策ソフトを実行して、ハードディスク全体をスキャンします。
方法2：コマンドプロンプトでRAWパーティションをフォーマットする
コマンドプロンプトでRAWパーティションにCHKDSKを実行できませんが、Diskpartコマンドラインを使用してRAWパーティションを復元することができます。
手順 1. 「Win」＋「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「cmd」と入力し、「Enter」キーを押して「コマンドプロンプト」を開きます。
手順 2. 以下のコマンドを一つずつ入力し、各コマンドの後に「Enter」キーを押します。
Diskpart
list volume
select volume #（#をRAWパーティションの番号に置き換えてください）
format fs=fat32（RAWパーティションをFAT32にフォーマットします）
手順 3. 「exit」と入力し、「Enter」キーを押して「コマンドプロンプト」を終了します。
外付けHDDなどの外部デバイスが「RAW」になった場合は、次のコマンドを入力してください：
list disk
select disk #（#をRAWになった外部デバイスの番号に置き換えてください）
clean（外部デバイス上のすべてのデータを削除します）
create partition primary（パーティションを作成します）
format fs=ntfs（パーティションをNTFSとしてフォーマットします）
assign letter=#（外部デバイスの番号を#に設定します。#を好きな文字に置き換えてください。＊他のドライブレターと異なる必要があります）
フォーマット完了後、エクスプローラに移動し、そのパーティションにアクセスできるかどうかを確認します。
ボーナスのヒント：無料でRAWパーティションの損傷したMBRと不良セクターを修復する
フォーマットせずにRAWパーティションを修復したいユーザーがいるかもしれません。その場合、無料のパーティション管理ソフト-AOMEI Partition Assistant Standardが利用できます。
このフリーソフトを使用して、フォーマットせずにRAWパーティションのMBRを再構築し、不良セクターをチェックすることができます。興味のある方、読み進めてチェックしてください。
RAWパーティションのMBRを再構築する
手順 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールして起動します。RAWハードドライブを右クリックして「MBRを再構築」を選択します。
手順 2. 「MBRを再構築」で、お使いのOSにより、MBRのタイプを指定します。
手順 3. 「適用」をクリックし、MBR再構築を実行します。
RAWパーティション上の不良セクターをチェックする
手順 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールして起動します。RAWパーティションを右クリックして「詳細処理」→「パーティションをチェック」をクリックします。
手順 2. 「パーティション上の不良セクタをチェックします。」を選択し、「はい」をクリックします。
手順 3. 「開始」をクリックしてパーティション上の不良セクターをチェックします。
まとめ
この記事では、Windows 11／10／8／7でRAWパーティションを復元・修復するための方法をいくつかご紹介しました。お役に立てれば幸いです。
今度このような問題をできるだけ早く解決するために、バックアップ＆復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardで別のデバイスにディスク全体を定期的にバックアップすることをお勧めします。こうすれば、パーティションがRAWになっても、バックアップを復元することで、データを失われずにパーティションを簡単かつ迅速に正常な状態に戻すことができます。多くの手間と時間を省きます。
