Windows 11でオフラインファイルを有効にする方法(無効化方法もあり)

この記事では、Windows 11でオフラインファイルを有効・無効にする方法を3つ説明します。また、より安定性の高い同期方法も紹介します。興味のある方はぜひご覧ください。

By @Machi 最後の更新 2022年10月13日

オフラインファイルとは?

オフラインファイルとは、同期センターの機能の一つです。これを有効にすれば、ネットワークに接続すると、共有ファイルが自動的にローカルに同期されます。同期されたファイルはネットワークから切断されている時にも使えます。

オフラインファイルを有効にした後、共有フォルダーにオフラインで利用したいファイルやフォルダーを右クリックし、「常にオフラインで使用する」を選択します。すると、それらのファイルはローカルコンピューター内にキャッシュされ、バックグラウンドで定期的に更新します。

なぜWindows 11でオフラインファイルを有効にするのか?

オフラインファイルを有効にする最も重要な理由は、ユーザーがオフラインのときに、共有ファイルにアクセスできるようにすることです。つまり、この機能を有効にすれば、いつでも好きなときに、ネットワークファイルやフォルダーにアクセスできるようになるのです。オフラインファイルを有効にすると、ネットワークファイルのコピーがローカルに保存されるので、ネットワークに接続していない場合でも、ファイルを編集することができます。

Windows 11でオフラインファイルを有効・無効にする方法

オフラインファイルの有効化・無効化について、今回は3つの便利な方法をご紹介します。詳細については、読み進めてください。

方法1. コントロールパネルを使用する

最初の方法は、最も一般的な方法で、コントロールパネルからオフラインファイルを有効にすることです。

ステップ 1. 「Win」キー+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「control」と入力し、「Enter」キーを押し、「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」を選択し、「同期センター」をクリックします。

ステップ 2. 左側にある「オフライン ファイルの管理」をクリックします。

ステップ 3. オフラインファイルを有効にしたい場合は、「オフライン ファイルを有効にする」ボタンをクリックし、「OK」をクリックします。

ステップ4. オフラインファイルを無効にしたい場合は、「オフライン ファイルを無効にする」ボタンをクリックし、「OK」をクリックします。

方法2. レジストリエディターを使用する

2つ目の方法は、レジストリエディターを使用してオフラインファイルを有効または無効にすることです。詳しい手順は下記をご覧ください。

ステップ 1. 検索ボックスに「regedit」と入力し、検索結果で「レジストリ エディター」をクリックします。

ステップ 2. 以下のパスに移動し、空白の部分で右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CSC

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CscService

▶ 注意:64ビットバージョンのWindowsを実行している場合でも、32ビットのDWORD値を作成する必要があります。

ステップ 3. オフラインファイルを有効にしたい場合は、「CSC」と「CscService」フォルダの「Start」の「値のデータ」を順番に「1」、「2」に設定します。

ステップ 4. オフラインファイルを無効にしたい場合は、「CSC」と「CscService」フォルダの「Start」の「値のデータ」を「4」に設定します。

ステップ 5. 操作を確認し、コンピュータを再起動すると、新しい設定が有効になります。

方法3. ローカルグループポリシーエディターを使用する

最初の2つの方法に加えて、ローカルグループポリシーエディターを使用することも、オフラインファイルを有効または無効にすることができます。

ステップ 1. 「Win」キー+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力し、「OK」をクリックします。

ステップ 2. 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「オフライン ファイル」に移動します。

ステップ 3. 「オフライン ファイル」で、「オフライン ファイル機能の使用を許可または禁止する」をダブルクリックします。

ステップ 4. オフラインファイルを有効にしたい場合、「有効」を選択して「OK」をクリックします。

ステップ 5. オフラインファイルを無効にしたい場合、「無効」を選択して、「OK」をクリックします。

ステップ6. 最後に、コンピュータを再起動すると、変更が有効になります。

推奨:同期フリーソフトで共有フォルダをローカルに同期する

オフラインファイルを有効にすると、ネットワークがない場合でも共有ファイルやフォルダに正常にアクセスできますが、一部のユーザーから「同期センター」が機能しないことがあるとの報告がありました。

データをより良く守るために、同期ソフトウェアを使用して定期的にファイルを同期することをお勧めします。数あるソフトの中でも、AOMEI Backupper Standardは良い選択です。

このソフトはインターフェースがシンプルでわかりやすく、いくつかのクリックだけで、ファイルを共有フォルダ、NAS、クラウドドライブ、内蔵/外付けハードディスクなど複数のデバイスに同期することができます。初心者でも気軽に使えます。それに加えて、このソフトは自動同期をサポートしているので、時間を節約できるだけでなく、同期の手動実行を忘れることも回避できます。

また、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しているので、お使いのパソコがどのWindows OSを搭載されていても、安心に利用できます。今すぐAOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードし、使ってみましょう:

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これから、このソフトを使用して、ファイルを同期する方法をご紹介します。

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをインストールし、開きます。そして、「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。

AOMEI Backupper Professionalにアップグレートすると、ベーシック同期に加えて、他の3つの同期モードも利用できるようになります:
ミラー同期ターゲットディレクトリは常にソースディレクトリと同じに保ちます。そのため、ターゲットフォルダに追加されたファイルは全て削除されます。
リアルタイム同期ソースフォルダが変更されると、すぐにターゲットフォルダに同期されます。
双方向同期ソースディレクトリの変更をターゲットディレクトリに同期し、逆にターゲットディレクトリの変更もソースディレクトリに同期します。

ステップ 2. 「フォルダを追加」→「Share/NAS」をクリックし、ネットワークドライブ上のファイルまたはフォルダを選択します。そして、ローカルドライブを宛先として選択します。

▶ 注意:
外付けドライブにファイルを同期したい場合、まず外付けドライブをパソコンに接続し、それが検出できることを確認する必要があります。
初めてネットワークファイルを同期する場合、「共有またはNASデバイスの追加」をクリックし、ネットワークの場所を追加する必要があります。

ステップ 3. すべての操作を確認してから、「開始」をクリックします。

オプション削除操作の同期、ターゲットディレクトリのファイルの整合性の確認または、同期完了後のメール通知を有効にすることができます。
自動同期自動同期を有効にすることができます。AB Stdは、毎日/毎週/毎月の3つの自動同期オプションに対応しています。AOMEI Backupper Professionalにアップグレートすると、イベントトリガー/USB挿入の2つのより柔軟的なオプションが利用できるようになります。

まとめ

この記事では、Windows 11でオフラインファイルを有効・無効にする3つの方法について説明しました。オフラインファイルを有効にすると、ネットワークに接続されたときに、指定されたフォルダやファイルが自動的にローカルに同期されるので、この後、ネットワークに接続されていない状態でもそれらのファイルにアクセスできます。しかし、時にはこの機能がうまくいかないことがあります。

そこで、フリーで安全な同期ソフトウェア-AOMEI Backupper Standardを使用して、共有ファイルをローカルに同期することをお勧めします。このソフトは安定性が高く、うまくいかない場合がほとんどありません。また、同期に加えて、クローン、バックアップ、復元、ディスク消去など様々な機能も備えています。重要なファイル/フォルダをよりよく保護するには、「クラウドバックアップ」でそれらをAOMEI自社のクラウドストレージAOMEI Cloudにバックアップするのをお勧めします。

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