iCloudバックアップボタンがグレーアウトした場合の対処法

iCloudバックアップボタンがグレーアウトしてオンにできない

iCloudを使えば、ネットワークに接続した状態でiPhoneのデータを簡単にクラウドに保存し、データを同期したり、iPhone全体を他のiOSデバイスに復元したすることができます。iPhoneが壊れたり紛失したりした場合に備えて、データが失われないように、常にバックアップを取っておく必要があります。

ただし、どんなアプリもミスを犯す時があります。iCloudも例外なしです。例えば、iCloudバックアップが進まないとか、iCloudバックアップボタンがグレーアウトしたとかいろいろあります。この記事は、iCloudバックアップボタンがグレーアウトした原因と問題を解決する10つの対処法を紹介します。

なぜiCloudバックアップボタンがグレーアウトしたのか？

問題を解決する前に、なぜiCloudバックアップボタンがグレーアウトしたのかを知っておきましょう。一般的に、この問題は次の3つの理由によって引き起こされる可能性があります。

不十分なiCloudストレージ：iCloudバックアップを有効にするには、適切な量のiCloudストレージ容量が必要です。無料のiCloudアカウントは5GBのストレージ容量しか提供されませんので、バックアップを有効にするためにはこの制限を超えている可能性があります。

システムの不具合：iPhoneのバックアップがグレーアウトした最も普通な理由は、システムの不具合です。どんな状況でも起こりうることなので、iCloudのバックアップ機能も同様です。

iOSのバグや問題：一時的なiOSのバグや問題が、iCloudバックアップボタンのグレーアウトの原因となることがあります。

ネットワーク接続の問題：iPhoneがWi-Fiに接続されていない、またはインターネットに接続できない場合、iCloudバックアップボタンがグレーアウトされることがあります。

iPhone上の古いサービス：AppleがiCloudのサービスをメンテナンスまたはアップグレードしているため、古いiPhoneサービス上でiCloudを使用することが困難な場合があります。

iCloudバックアップボタンがグレーアウトした場合の対処法

この部分では、iCloudバックアップがグレーアウトした問題について10つの対処法を取得することができます。問題が修正されるまで、1つずつ試してみてください。このようなエラーが再び起こらないように、次のパートに飛ばして、iCloudを使わずにiPhoneをバックアップするより簡単かつ迅速な方法を取得することができます。

対処法1：システムステータスを確認する

まず、Appleシステムステータスにアクセスして、AppleがiCloudバックアップサービスをブロックしているかどうかを確認する必要があります。iCloudサービスの横に緑色のライトが表示されている場合は、次の解決策に進んでください。そうでない場合は、iCloudサービス以外のリンクをクリックしてください。開発者がこの問題を発見して修復している可能性があります。

対処法2：ネットワークの状態を確認する

iCloudは、iPhoneが安定したWiFi接続下にある場合にのみ機能します。エラーがネットワーク接続に起因していないかを確認するために、いくつかのチェックを行う必要がある場合があります。

• 機内モードを有効にしていないことを確認してください。
• 接続のセキュリティのために、iCloudバックアップをオンにするときは、公共のWi-Fiを接続しないようにしてください。
• 念のため、ネットワーク設定をリセットすることで、ネットワーク接続のバグを修正することができます。iPhoneの「設定」＞「一般」＞「転送またはiPhoneをリセット」＞「リセット」＞「ネットワーク設定をリセット」に移動することができます。

対処法3：iCloudをサインアウト＆インする

iCloudバックアップが一時的にスタックしている可能性があります。iPhoneの設定＞「自分の名前」に移動し、画面の下部にある「サインアウト」を選択し、再びサインインした後、iCloudのバックアップがまだグレーアウトしているかどうかを確認します。

対処法4：iTunesでiCloudバックアップを有効にする

ネットワーク設定をリセットし、iCloudからサインアウトして再度サインインしても、iCloudバックアップがグレーアウトしている場合があります。iTunesを使用して、iCloudバックアップのボタンをオンにすることを試みることができます。

iTunesをパソコンにダウンロード＞iPhoneをパソコンに接続し、「信頼」をタップ＞左上隅にある電話形のボタンをクリックして、iPhoneの「概要」に入る＞「iCloud」をチェックし、「適用」をクリックして、iPhoneで「iCloudバックアップ」のボタンがオンになっているかを確認できます。

対処法5：スクリーンタイムの制限を解除する

iCloudバックアップの一部の制限は、デフォルトで、または誤って有効になっている可能性があります。そのため、スクリーンタイムが有効になっている場合は制限を解除することで、iCloudの項目が正常に開けるようになる可能性があります。スクリーンタイムの制限を解除するには、以下の手順で操作してください。

iPhoneの「設定」＞「スクリーンタイム」＞「コンテンツとプライバシーの制限」に入って、「コンテンツとプライバシーの制限」をオフにします。これですべての制限をオフにすることができます。

対処法6：iOSを最新バージョンに更新する

iCloudバックアップがグレーアウトした問題は現在のiOSに発生したバグかもしれません。iOSを最新バージョンにアップグレードすると、問題が解決されるかもしれません。

「設定」＞「一般」＞「ソフトウェア・アップデート」に進みます。新しいバージョンのiOSがある場合は、「ダウンロードしてインストール」をクリックしてiOSをアップデートします。

ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新の状態にできたら、設定アプリのiCloud項目が正常にタップして開けるようになったか確認してください。

対処法7：iPhoneを工場出荷時の設定にリセット

上記の方法で解決できない場合は、デバイスを工場出荷時の設定に復元することができます。ただし、プロセスの前にiPhoneの バックアップを作成 しておいてください。

「設定」＞「一般」＞「リセット」＞「すべてのコンテンツと設定を消去」に移動し、ポップアップしたら「iPhoneを消去」をタップしてアクションを確認してください。後であなたは iTunesまたはiCloudバックアップからあなたのデータを復元することができます。

対処法8：iCloudの利用規約に同意する

iCloud利用規約に変更があった場合、新しい利用規約に同意していないことが原因で、iCloudバックアップボタンがグレーアウトして押せないケースが考えられます。そのため、新しいiCloudの利用規約が表示されている場合は、利用規約に同意することで問題が解決します。新しいiCloudの利用規約に同意するには、以下の手順で操作してください。

「設定」アプリを開き、最上部の「AppleIDのユーザー名」をタップ＞「新しいiCloud利用規約」のポップアップが表示されたら「利用規約を表示」をタップ＞利用規約の内容を確認して「同意する」をタップします。

新しいiCloudの利用規約に同意できたら、iCloudバックアップが正常にタップして開けるようになったか確認してください。

対処法9：不要な構成プロファイルを削除する

iPhoneまたはiPadにインストールしているサードパーティの構成プロファイルが原因で、iCloudバックアップボタンがグレーアウトして押せないケースが考えられます。そのため、インストールされている構成プロファイルを確認して、不要な構成プロファイルがある場合は削除してください。不要な構成プロファイルを削除するには、以下の手順で操作します。

「設定」アプリを開き、「一般」をタップ＞「VPNとデバイス管理」をタップ＞不要な構成プロファイルをタップ（APN設定は削除するとモバイル通信ができなくなるため、誤って削除しないよう注意してください）＞「プロファイルを削除」をタップします。

不要な構成プロファイルを削除できたら、iCloudバックアップボタンをタップして開けるようになったか確認してください。

対処法10：日付と時刻を更新する

iPhoneの日付と時刻が正しい日時とずれていることが原因で、iCloudの機能を利用できずiCloudバックアップボタンがグレーアウトしているケースが考えられます。そのため、日付と時刻の設定を更新することで、iCloudの問題が解決する可能性があります。日付と時刻の設定を更新するには、以下の手順で操作してください。

「設定」アプリを開き、「一般」をタップ＞「日付と時刻」をタップ＞「自動設定」のスイッチを「オン」に切り替えます。既に「オン」の状態で日時がずれている場合は、一度「オフ」に切り替えてから「オン」に戻してください。

日付と時刻の設定を更新できたら、設定アプリのiCloudバックアップボタンを正常にタップで開けるようになったか確認してください。

iCloudの代わりアプリでiPhoneをバックアップする

上記の通り、iOSの機能とネットワークの制限により、iCloudが時々問題が発生します。それに、最近ではiPhoneをiCloudに同期した後、Windows用iCloudでは、ビデオの破損と見知らぬ写真が表示されると多数のユーザーから報告されています。

そのため、より安全かつ強力なiOSデータ管理ツールを使用して、iPhoneをパソコンに安全にバックアップすることをお勧めします。FoneToolは最良の選択になるかもしれません。

では、FoneToolを使用して、iPhoneをパソコンに選択的にバックアップする方法を詳しく説明します。

ステップ 1. FoneToolを無料にダウンロードします。USBケーブルでiPhoneをコンピュータに接続し、「信頼」をタップしてください。

ステップ 2. FoneToolを起動して、ホームページで「データバックアップ」＞「個別バックアップ」をクリックします。アイコンをクリックしてプレビューし、必要なものを選択して「確認」をクリックします。

ステップ 3. 「バックアップストレージパス」でバックアップファイルの保存先を選択し、「バックアップ開始」をクリックすると、バックアップファイルは数秒でパソコンに保存されます。

ヒント：Synology NASをバックアップ先として選択すれば、iPhoneをSynology NASにバックアップすることができます。

ステップ 4. タスクが完了したら、「バックアップ管理」でバックアップを復元、削除することができます。

また、FoneToolは無料で安全なiCloud管理ツールでもあり、iCloudから写真をアップロード、ダウンロード、削除することもできます。FoneToolで「私のiCloud」を見つけ、Apple IDでサインインし、iCloudファイルを管理するために「iCloud管理」をクリックします。

よくある質問について

＃1：iCloudのバックアップはデフォルトでオンになっていますか？

はい、iOSデバイス（iPhone、iPad、iPod Touch）では、iCloudバックアップがデフォルトでオンになっています。初期設定では、iPhoneなどのiOSデバイスを使用する際にiCloudバックアップが自動的に有効になります。

新しいiOSデバイスをセットアップする際に、iCloudにサインインするか、または新しいデバイスに以前のiOSデバイスからバックアップを復元する場合、iCloudバックアップが自動的に有効になります。これにより、重要なデータや設定が自動的にiCloudにバックアップされ、デバイスを置き換えたり、紛失や故障の際にデータを簡単に復元できるようになります。

ただし、ユーザーがiCloudバックアップを手動で無効にしたり、iCloudストレージの容量が不足している場合、バックアップは自動的に停止されることがあります。また、新しいiOSデバイスをセットアップする際に、iCloudへのサインインをスキップした場合、iCloudバックアップは自動的に有効になりません。

総じて、一般的にはiOSデバイスの初期設定では、iCloudバックアップがデフォルトでオンになっています。

＃2：iCloudバックアップをオフにするとどうなる？

iCloudバックアップをオフにすると、次のような影響があります。

• 自動バックアップ停止: iCloudバックアップがオフになると、デバイス上のデータが自動的にiCloudにバックアップされなくなります。これにより、デバイスが紛失、盗難、故障した場合、バックアップからデータを復元することができなくなります。
• 手動バックアップの必要性: iCloudバックアップがオフになると、手動でバックアップを作成する必要があります。これにより、iTunesを使用してコンピュータにバックアップを作成するか、他のクラウドストレージサービスを使用してデバイスのデータを保護することができます。
• ストレージ容量の節約: iCloudバックアップをオフにすることで、iCloudストレージ容量を節約することができます。一部のユーザーは、無料の5GBのストレージ容量が不十分な場合があるため、バックアップをオフにして他の用途にストレージを割り当てることができます。
• 新しいデバイスのセットアップの簡略化: iCloudバックアップがオフになっている場合、新しいiOSデバイスをセットアップする際にiCloudからデータを復元するオプションは利用できません。代わりに、iTunesからバックアップを復元する必要があります。

総じて、iCloudバックアップをオフにすると、自動的なデータの保護が失われますが、ストレージ容量を節約できる可能性があります。ただし、定期的な手動バックアップの実施が必要になることを覚えておく必要があります。

＃3：iCloudのバックアップ容量が足りなくなったらどうすればいいですか？

iCloudのバックアップ容量が足りなくなった場合、以下のいくつかの方法を試して容量を増やすか、またはバックアップを管理することができます。

• 不要なデータを削除する: iCloudバックアップに含まれているが実際には必要のないデータを削除して容量を解放します。写真、動画、アプリ、ドキュメントなど、バックアップに含まれている不要なファイルを削除することができます。
• iCloudストレージをアップグレードする: iCloudストレージプランをアップグレードして追加の容量を購入することができます。AppleのウェブサイトまたはiOSデバイスの設定アプリからiCloudストレージプランをアップグレードできます。
• バックアップを管理する: バックアップされるデータを選択的に管理して容量を削減します。設定アプリの「[ユーザー名]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から、特定のアプリやデータをバックアップから除外することができます。
• データをコンピュータにバックアップする: iTunesまたはFoneToolを使用して、iPhoneのデータをコンピュータにバックアップすることで、iCloudストレージ容量を節約できます。これにより、特に大量の写真や動画などのデータをバックアップする際のストレージ容量を節約できます。
• 古いバックアップを削除する: デバイスに古いバックアップが残っている場合、これらを削除して容量を解放できます。設定アプリの「[ユーザー名]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」から、古いバックアップを選択して削除することができます。

これらの方法を使用して、iCloudのバックアップ容量が不足している場合に容量を解放するか管理することができます。

結論

iCloudバックアップボタンがグレーアウトして、iPhoneのバックアップボタンをオンにすることができなくなります。この記事で紹介した10つの対処法は、問題のトラブルシューティングと解決に役立ちます。iPhoneのバックアップをより良く体験するために、サードパーティツールのFoneToolを利用して、より便利な方法でiPhoneをパソコン/外付けHDDにバックアップすることもできます。

この記事は問題を解決しましたか？より多くの人々を助けるためにそれを共有することができます。