Windows 11/10/8/7で内蔵HDDをクローン・コピーする方法

バックアップ/アップグレードのために、内蔵HDDをSSDや別のHDDに交換/クローンしたいですか?この投稿では、Windows 11/10/8/7で内蔵HDDを別のHDD/SSDに丸ごとコピーする方法をご紹介します。

ゆき

By ゆき 最後の更新 2023年10月12日

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なぜ、内蔵HDDをクローンしますか?

内蔵ハードディスク(HDD)クローン(またはコピー)には、大きく2つの役割があります。

1. HDDを別のHDDやSSDにアップグレード/交換する

より多くのストレージ容量を使用したい場合や、より良い性能を求めたい場合には、お使いの内蔵HDD全体を別のHDD(またはSSD)に丸ごとクローン・コピーすることで古くて小さなHDDをSSDや新しくて大きなHDDに交換・換装して、アップグレードすることができます。この方法は時間と労力を節約することができます。

HDDを別のHDDやSSDにアップグレート

2. データの消失を防ぐ

PCに内蔵されているHDDやSSDは消耗品であり、使い続けていればいつかは必ず壊れます。長年の使用による経年劣化での故障や人為的ミス、自然災害など、突然大切なデータを失う可能性があります。

🌟補足:ハードディスク故障の解決には、「HDDが故障する原因・壊れる前の症状&対処法は?」をご参考ください。

内蔵HDDのデータを保護するために、日頃からHDDをどのように対処するのがベストの選択ですか?データ消失リスクへの備えとして、内蔵HDDが正常に動作している時に(トラブルが発生する前に)クローン・コピーを作成するのは最適な方法だと思います。

  • ディスクバックアップと比べて、ディスクコピー(またはクローン)はもっと簡単かつ直接的な方法です。内蔵HDDをそのまま丸ごとコピーするので、データを失うことなく、復元も必要ありません。もし、クローン元(ソースディスク)はシステムディスクであるなら、クローンしたターゲットディスク(HDDやSSD)も起動可能となります。

データの消失を防ぐ

内蔵HDDクローン前の準備!

☞内蔵HDDをクローン、コピーするために必要なものは次のとおりです。

❶Windows 10/11などのオペレーティングシステムを実行しているコンピューター

❷クローン先のHDDやSSD(またはその他の記憶装置)

まず、クローン先のディスクをコンピューターに接続する必要があります。

デスクトップパソコンである場合、ドライブベイに余裕がある(一般的に2つ以上のドライブベイがある)ため、ハードディスク複数台搭載可能です。電源ケーブルとSATAケーブルでクローン先のHDD/SSDをパソコンに取り付けて、内蔵HDDから新しいHDD(またはSSD)へ直接クローンすることができます。ディスククローン後にクローン元のHDDを取り外して、クローンしたHDDからWindows 11/10/8/7を正常に起動できます。

内蔵HDDをインストール

ノートパソコンである場合、一般的に1つのドライブベイだけがあるため、外部からUSB-SATA変換アダプターでHDD/SSDをパソコンに接続する必要があります。ディスククローンが完了した後、クローン元のHDDをPCから取り外して、クローンしたHDDを入れ替えると、クローン先のHDDからWindows 11/10/8/7を正常起動できます。もちろん、お使いのノートパソコンにもう1つのドライブベイがあるなら、2台目のHDDやSSDを直接インストールすることもできます。

内蔵HDDを接続

🌟ヒント:クローン先のSSDやHDDを取り付けるために、ネジ回しなどのドライバーも必要です。

❸強力なHDDクローンソフト

❤【推奨】ここではAOMEI Backupper Professionalという信頼性の高いHDDクローンフリーソフトを強くお勧めします。★★★このソフトはパソコン初心者にとっても分かりやすく、ディスククローンだけでなく、パーティションクローン、システムバックアップ&復元、ブータブルメディア(※ブータブルメディアにより、Windowsが正常に起動しなくても内蔵HDDをコピーすることもできる)の作成など、いろいろな機能を備えます。また、以下のメリットがあります:

  • AOMEI Backupper Professionalはオペレーティングシステム、インストールされたアプリ及びその他の紛失したくないデータを含む、HDD全体をSSDまたは別のHDDにクローンすることができます。

  • 「インテリジェントクローン」技術により、使用されているセクターのみをクローンし、大きいドライブを小さいドライブにクローンすることができます。また、この機能で、ソースディスクの不良セクターがスキップされ、不良セクターによるクローン失敗を避けることができます。

  • ターゲットディスクがSSDである場合、「SSD 4Kアライメント」機能により、SSDの性能を最適化することができます。

  • MBRからGPT/MBR、GPTからGPT/MBRへのクローンをサポートしています。

  • Windows 11、10、8.1、8、7、Vista、XP(すべてのエディション、32/64ビット)、Samsung、Crucial、WDなどの様々なディスクブランド、SATA/M.2/NVMeなどの異なるディスクタイプをサポートしています。

内蔵HDDクローンの手順~

▼次に、AOMEI Backupper Professionalを使用して内蔵HDDを別のHDD/SSDにクローン・コピーする方法をご案内します。

ステップ 1. このハードディスククローンソフトをダウンロード、インストール、起動します。「クローン」タブ→「ディスククローン」をクリックします。

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ディスククローン

ステップ 2. クローン対象となる内蔵HDDを選択して「次へ」をクリックします。

ソースディスク

ステップ 3. クローン先としてのHDDやSSDを選択して「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

❌注意:

もし、ターゲットディスクにパーティションがあるなら、以下のような画面が表示されます。その上のデータを全て削除、上書きしても構わない場合、「はい」を直接クリックしてください。もし、重要なデータがあれば、「キャンセル」をクリックして、まずはAOMEI Backupperでバックアップを取っておいてください。

確認

ステップ 4. 操作概要を確認し、問題なければ「開始」をクリックして内蔵HDDのクローンを始めます。

開始

👁‍🗨ヒント:
  • ターゲットディスクの容量は、ソースディスクの使用済み容量より大きいか、または等しい限り、大容量HDDを小容量HDDにクローンすることができます。「セクター単位のクローン」オプションは、使用済みか未使用かに関わらず、ソースディスク上のすべてのセクタをクローンするため、大容量HDDを小容量HDDにクローンする時に使用できません。

  • ディスクをSSDにクローンする場合、「SSD 4Kアライメント」オプションを選択してください。

  • ターゲットディスクは内蔵HDDより大きい場合、「パーティーションを編集」で、「パーティションのサイズを手動で変更」または「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、ターゲットディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。*「セクター単位のクローン」と同時に使えません

  • データを保護するか、またはHDDを交換・アップグレードするために内蔵HDDをクローンするほかに、AOMEI Backuppperのバックアップと復元機能を使用することもできます。バックアップを取った後、異なるハードウェアを搭載するパソコンまでも復元できます。

パーディションスを編集

通常、クローン完了まで1時間ぐらいかかります。具体的な時間は、移行するデータ量により、異なります。クローンが実行される間に、パソコンを使用して他の仕事を行うことができます。

(オプション)ターゲットディスクからシステムを起動する方法

古いディスクと新しいディスクを併用したいユーザーが多いです。では、古いディスクを取り外せずに、新しいディスクからシステムを起動するにはどうすればよいでしょうか?このパートでは、その方法を詳しく説明します。

ステップ 1. パソコンを再起動します。パソコン/マザーボードメーカーのロゴが表示されると、BIOSに入るまで特定のキーを連打します。

BIOS起動キー

ステップ 2. 矢印キーで「Boot」タブに移動し、新しいディスクを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して変更を保存し、パソコンが再起動されます。

bios

ステップ 3. これで、システムが新しいディスクから起動します。

🌟ヒント:もし、システムが新しいディスクから起動しないなら、「クローンしたディスクが起動しない場合の対処法4つ」をご参照ください。

まとめ

PC(デスクトップパソコンまたはノートパソコン)に内蔵されているHDD(ハードディスク)を別のハードディスクにアップグレード/交換するか、データの消失を防ぐために、ハードディスククローンを実行することができます。この記事では、優れたHDDクローンソフトAOMEI Backupperを安心・安全に使い、内蔵HDDクローンを作成する手順を詳細に示しています。ご参考になれば幸いです。

IT技術者には、TechnicianまたはTechnician Plus版を使用することをお勧めします。このソフトのポータブル版を作れば、インストールしなくても、異なるコンピューターでバックアップ、復元、クローンを作成できます。

ゆき
ゆき· 編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。