​WBAdmin Start Systemstatebackup コマンド(Windows PC&Server)

WBAdmin Start Systemstatebackup コマンドでWindows OS(PC&Server)と個人ファイルをどのようにバックアップ、復元しますか?当記事では、その流れと手順を図解します。

Akira

By Akira 最後の更新 2022年03月30日

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WBAdmin Start Systemstatebackup コマンドでWindows システムをどうやって簡単にバックアップしますか?当記事では、全てのWBAdminバックアップコマンドを紹介します。Windows PC&Serverでそれを使用してシステムをバックアップ、復元できます。

WBAdminについて

Windows Server バックアップ(WBAdmin.exe)は、NTBackup(Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003に付属されていたWindows標準ツール)に代わり新しいバックアップユーティリティです。

Windows Server バックアップのコマンドラインインターフェースであるWBAdminはWindows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows Server 2008(R2)、Windows Server 2012に内蔵・搭載されているバックアップツールです。コマンドプロンプトからWindows OS、ボリューム、ファイル、フォルダ、およびアプリケーションをバックアップ、復元できます。

次の簡単な方法でWBAdminバックアップコマンドラインツールにアクセスできます:

手順 1. スタートボタンをクリックして「cmd」と入力してEnterを押します。

手順 2. コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 3. そしてコマンドプロンプトでWBAdminコマンドを実行できます。

WBAdminでサポートされるバックアップコマンド

WBAdminコマンドのサブコマンドがたくさんあります。例えば、以下の通りです:

「WBAdmin start backup」「WBAdmin stop job」「WBAdmin get versions」「WBAdmin get items」「Wbadmin get status」これらの全てのコマンドがWindows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows Server 2008(R2)、Windows Server 2012、ほとんどのWindowsバージョンで使えます。

「WBAdmin enable backup」「WBAdmin disable backup」「WBAdmin start recovery」「WBAdmin get disks」「WBAdmin start systemstatebackup」「WBAdmin delete systemstatebackup」「WBAdmin start sysrecovery」「Wbadmin start systemstaterecovery」「Wbadmin restore catalog」「Wbadmin delete catalog」上述のサブコマンドはWindows Server 2008およびWindows Server 2008 R2のみで使えます。

Windows OSにより、WBAdminのコマンドがちょっと違います。「wbadmin/?」というコマンドを入力することで、自分のWindowsバージョンでサポートされるバックアップ&復元コマンドをすべて表示させることができます。

サポートされるコマンド

注:全てのバックアップタスクを実行するために、「Backup Operators」グループまたは「Administrators」グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

Windows Server 2008でのwbadmin start systemstatebackupコマンド

Microsoftにより、普通WBAdmin start systemstatebackupコマンドはWindows Server 2008とWindows Server 2008 R2だけで使えます。Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2をバックアップしたい場合には、次のWBAdminシステム状態バックアップコマンドを入力してください:

Wbadmin start systemstatebackup –backuptarget:{volumename} [-quiet]

この構文についての説明:

  • {}は必要なパラメーターですが、[]はオプション(省略可能な)パラメーターです。

  • volumenameをドライブ文字、GUIDベースのボリューム名または共有フォルダ名に置き換える必要があります。

  • Quietはプロンプトなしでバックアップを実行することを意味します。

Wbadmin start systemstatebackupコマンドの例:

WBAdmin start systemstatebackup –backuptarget: D: -quiet

Windows PC&Serverでベアメタル回復用のバックアップを作成

Windows 7/8/10/11またはWindows Server 2008/2012でベアメタル回復用のバックアップを作成したい場合、「WBAdmin start backup」コマンドを実行できます:

Wbadmin start backup –backuptarget:{/} –allcritical [–systemstate] -quiet

この構文についての説明:

  • バックアップ先のボリュームはローカルドライブとなれますが、バックアップに含まれたボリュームとなれません。

  • バックアップしたイメージをリモートの共有フォルダに保存する場合、もう一度同じパソコンを同じフォルダにバックアップする時、以前のイメージは上書きされます。そのため、バックアップ操作に失敗するなら、新しいイメージが作成されなくて古いイメージが削除されるので、利用可能なイメージがないことになるかもしれません。

WBAdmin start backupコマンドの例:

Wbadmin start backup –backuptarget:H: –allcritical –systemstate -quiet

Windows Server 2008でのWBAdmin start sysrecovery/bare metal recoveryコマンド

WBAdmin start systemstatebackup コマンドでWindows Server 2008またはWindows Server 2008 R2システムのバックアップを作った後、万が一パソコンが故障したら、以下のWBAdmin system state/bare metal recoveryコマンドを実行する必要があるかもしれません。

wbadmin start sysrecovery -version:

-backupTarget:{ |}

[-machine:]

[-restoreAllVolumes]

[-recreateDisks]

[-excludeDisks]

[-skipBadClusterCheck]

[-quiet]

ヒント:バージョン識別子を知らない場合、「WBAdmin get versions」コマンドを使用できます。

例えば、2018年6月1日の午前6時48分に、EドライブへバックアップしたWIN-9814GD4FH95を復元するために、以下のコマンドを実行してください:

Wbadmin start sysrecovery –version: 6/1/2018-06:48 –backuptarget:E: -machine:WIN-9814GD4FH95

もっと頼もしいWindowsバックアップ&復元ソフト

確かにWBAdminコマンドはWindows OS(PC&Server)やデータをバックアップ、復元できますが、コマンドラインに慣れていない一般的なユーザーにとってその操作はちょっと複雑で面倒かもしれません。それに、全てのパソコンはWbadmin.exeの機能をサポートしているわけではありません。

ここでは、頼もしいサードパーティ製バックアップソフト - AOMEI Backupper Standard(無料)を使い、システムやデータをバックアップする方法をご紹介します。この高機能バックアップフリーソフトは初心者でも簡単に使えるし、Windows 7/8/8.1/10およびServer 2003/2008(R2)/2012(R2)/2016でシステム、ディスク、パーティション、ファイル/フォルダをバックアップ、復元できます。必要に応じてイメージをローカルディスク、USBメモリ、Share/NAS、またはクラウドストレージに保存できます。そのほかに、スケジュール・自動バックアップ、バックアップしたイメージの圧縮、ブータブルメディアの作成などもできます。

また、その高級版にアップグレードすると、もっと多くの強力かつ便利な機能を楽しめます。例えば、バックアップしたイメージの分割/暗号化/チェック/検索/結合、差分/イベントトリガーバックアップ、リアルタイム同期、電子メール&SMS通知などです。

次はAOMEI Backupper Standard版のGUIでシステムをバックアップする手順です:

1. AOMEI Backupper Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。

ヒント:AOMEI Backupper Standard版はWindows PC向け、Windows Serverの場合、AOMEI Backupper Server版をダウンロードし、30日間無料で体験できます。

2. ホーム画面で「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

システムバックアップ

3. 次の画面で「タスク名」を編集できます。そして「2」でシステムイメージを保存するバックアップ先を指定します。

ヒント:「1」でシステムファイルに関連するすべてのシステムパーティションが自動的に選択されるので、バックアップ元(ソース)を手動で選ぶ必要がありません。

4. 「開始」ボタンを押してWindow 7、8/8.1、10のシステムバックアップを実行します。

開始

ヒント:「スケジュール」オプションを有効にして、システムを定期的に(毎日、毎週、毎月特定の時間に)自動バックアップできます。また、「オプション」をクリックしてイメージにコメントを追加できます。更に、「スキーム」でディスクスペースの管理(有料)を有効にできます。

スケジュール

これで、システムのバックアップが正常に取られました。

Akira
Akira· 編集者
Akiraは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。